ひょうたん(瓢箪/ヒョウタン)の育て方・栽培方法

ひょうたん(ヒョウタン)の育て方・栽培方法

1.ひょうたん栽培の特徴と時期


ひょうたんの育て方手順に沿って、畑やプランターでひょうたんを栽培してみましょう!
ひょうたんは鑑賞や装飾品にも使えるので、家庭菜園で栽培にチャレンジする人も増えている人気の野菜です。

ひょうたん(瓢箪/ヒョウタン)の栽培データ
■ひょうたんの栽培難易度:★★★★☆

■ひょうたんの旬:夏8月~9月

■連作障害:あり

■栽培時期:春まき・春植え

■春の種まき:4月~5月
 植え付け:5月
 収穫時期:8月~9月

■ひょうたんの種が買えるお店
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こちらから購入するとポイント還元があります。

ひょうたんは年1回栽培することができる野菜で、ひょうたんの旬は、夏の8月~9月です。

ひょうたんは、北アフリカが原産地とされ、日本には縄文時代に伝わったとされています。科目はウリ科ユウガオ属に分類されています。
果実は苦みがあるので食用にせず、乾燥させて容器や装飾品に加工して利用されています。

ひょうたんの品種としては、栽培がしやすい一般的なひょうたん型の『千成ひょうたん』や、実が多くなる品種の『百成ひょうたん』、2~3センチの小型ひょうたんである『一寸豆瓢』や20~30cmの細長い『大長ひょうたん』など様々な品種があります。

ひょうたん装飾品

ひょうたん栽培のポイントとして、ひょうたんを植える場所を適切に選ぶことが大切です。日当たりと風通しが良く、水はけも良い場所で育てると上手く実ができるでしょう。
庭に植える場合は好適土壌pHに調整するために、植え付け前に苦土石灰を混ぜておくと良いでしょう。

ひょうたんは、連作障害が起こるため、ウリ科の植物を栽培した場所に植えないように気を付ける必要があります。
特に、ヘチマとの混植は相性が悪いので避けます。どちらかが枯れてしまうことになるので、距離を離して栽培することが必要になります。

ひょうたんの栽培時期としては、概ね4月~9月までの5か月程度になります。
4月上旬に種まきを行い、並行して土壌作りを進め、定植のための準備を始めます。5月上旬頃にひょうたんの本葉が4~5枚になったら定植し、つるの成長にあわせて棚作りを行います。

6月の初夏に入ると、つるが棚の天井に届き、摘芯の時期になります。
更に1か月経つと、摘果や選果の時期です。大事な作業が続きますが、ひょうたんの実が次々と大きくなっていく楽しい期間にもなるでしょう。

9月頃になると、葉が枯れ始めて収穫の時期が近づきます。加工して楽しみたい方は、葉やつるが枯れた頃に収穫します。皮が厚くなり、加工するときに壊れにくくなります。

ひょうたんは、育てるのは比較的簡単ですので、初心者向きの植物の1つです。

2.ひょうたんの栽培基本(畑・プランター)

肥料

ひょうたんを栽培する際は、環境によって育ち方が違ってきます。畑で育てる場合でも、プランターに植えて鉢植えのように楽しむ場合でも、上手な育て方はある程度共通しています。

どちらの場合も、場所の選択が重要です。日の光が当たりやすく、同時に風通しの良い場所を選ぶことで、上手く育ち良い実が成るでしょう。土壌の環境は、水はけの良いことが上手に育てるポイントになります。

ひょうたんの植え付けする前に土作りを行います。4月上旬に暖かくなってきたら種まきや植え付けを行うことになりますが、定植の2週間前には土作りをしましょう。
根が大きく広がる方が良く育ちますから、30~50㎝の深さに耕しておくことをおすすめします。

植え付け前には、苦土石灰も使用して土壌の改善とカルシウムの補給をしておくことが有効です。1週間前には、堆肥や化成肥料を施して良く耕します。土作りが上手く行けば、しっかりつるを伸ばして大きく形の良い実を作るための土台となってくれます。

ひょうたんをベランダで栽培する場合は、直径が50cm以上、深さ60cm以上の鉢やコンテナを選ぶと育ちやすいでしょう。なお、横長のプランターは不向きです。

種まきをする際は、ポットを使って育苗します。ポット1個の中心に1cmほどの穴を空けて種を3~4粒まいたら、土を軽く被せて、水やりをします。

ひょうたん栽培中の手入れとして欠かせないのが間引きです。
種から育てる場合は、ポットで育苗する段階で育ちの良い物を残して間引く必要があります。本葉が1~2枚程度になった頃に、育ちの良いものを1本だけ残して間引きをします。
どの苗が良く育つ可能性があるかは、この時点で判断して厳しく選抜しなければいけません。

5月上旬に、本葉が4~5枚になったら、予め土作りをしておいた場所に定植します。株同士の間隔は90~100cm空けます。

この時、地温が低い場合はワラなどを敷いて寒さ対策をしましょう。
温度管理も重要な手入れの一つで、春に植える植物であることを意識する必要があります。
春先は地温が低くなることもあり、環境によっては保温が必要です。

ひょうたんを早めに植える場合や、地温が低い時に植える場合は保温用の道具を利用すると温度管理をしやすくなるでしょう。
例えば、透明なプラスチックでできた保温用のキャップがあります。使い方が簡単で、保温以外にも雨風の影響を避けやすくて猫やカラスに手を出されにくくなる方法です。また、マルチを敷いて保温をする方法もあります。

また、ひょうたんは沢山の肥料を必要とする植物です。植え付け前と、つるが伸びてきた後の2回肥料を与えることになります。
雌花が咲いたら追肥して、ひょうたんが更に大きく育つようにします。

ひょうたんを育てる間の水やりは、プランターの場合は土の表面が乾いた時を見計らって水やりを行い、プランターの底の穴から少し水が出てくる程度をあげると良いでしょう。畑を利用する場合は、葉の茂り具合に応じて水やりを調整しましょう。
夏場は、毎日朝夕2回は必要になります。

3.ひょうたんの栽培手入れ

水やり

栽培中の手入れ次第により、ひょうたんの育ち方や実の成り方は変わります。除草や施肥といった手入れを毎日行うことで、より良い結果を得やすくなるでしょう。

ひょうたんのつるが伸びてきたら棚作りの時期になりますが、この時、つるを棚の支柱に誘い込まなければいけません。
大きく育つか育たないかの分かれ目は、下の方に生える子づるをかきとっておくことです。上の方に生えている子づる2本程度を残して、下の子づるは思い切って摘み取ることがポイントです。

つるが支柱をつたって棚まで到達したら、育てる子づるだけを選んで摘芯する仕事があります。この子づるから伸びた孫づるが、ひょうたんの実が成るつるです。葉は1枚だけ残しておくことが、実を付けるコツになります。

つるは必要に応じて、適度に結束することがコツになります。伸びるままにしておくと途中で垂れさがったり、折れたりしてしまうので注意しなければいけません。
毎日様子を見て、全体に陽の光が当たるようにつるを誘い込みましょう。
また、葉が重なりあったら取り除き、不要なつるはかきとって、栄養を消耗する部分を切り捨てて上手く管理することが大切です。

雄花と雌花が咲いたら、受粉させてひょうたんの実が成るように準備しましょう。
放っておいても虫が受粉するように働いてくれますが、確実な受粉をするなら雄花を摘み取って雌花に人工授粉することになります。

ひょうたん自体の手入れは、摘芯や、つるの誘引、結束程度ですが、定植した場所の除草作業も欠かさず行う必要があります。雑草は、植物の栄養分を奪ってしまうだけでなく、病害虫発生の原因にもなります。
栽培中は毎日様子を見て回ることになりますから、余分な葉やつるを取り除く作業と一緒に除草作業をしておきましょう。

ひょうたんの施肥は様子を見ながら施しますが、概ね土作りの段階で1回目、つるが伸びてきて雌花が咲いた段階で2回目というように目安があります。
1回目の施肥の際は土壌を深く耕して、大きく根を張りやすいようにしておくことがコツです。

半年近く毎日付き合うことになりますが、栽培中の手入れを怠らずしっかり行えば大きく形の良いひょうたんの実が成ります。
また、管理の行き届いたひょうたんは皮が厚く加工もしやすくなり、作った後の楽しみも増すでしょう。

4.ひょうたんの収穫時期について

ひょうたんの収穫

ひょうたんの収穫時期は、9月頃になります。花が開いてから1か月程度経った時期から、収穫できる実がでてきます。
この間に葉やつるが枯れる兆候が見えてきたら、収穫準備を始めましょう。

葉とつるが枯れた段階で、実を収穫できるようになります。
収穫の目安として、ひょうたんが茶色く色づいてきた頃が適切と覚えておくと便利です。収穫を早くしすぎると、皮が薄くて加工しにくくなるので気を付けましょう。

ひょうたんの収穫量は1株につき数個程度で、それほど多くはありません。
しかし、他の植物の実に比べて大ぶりで重量感があったり、独特の形をしていて育っていく間も目を楽しませてくれたりと満足度は高いでしょう。

数少ない収穫量を満足のいく結果にするには、実の数だけでなく姿の美しさも重要になります。育てるだけなら棚を作らないまま育てることもできますが、この場合は傷ができたり育ち方にムラがあったりするので、棚を作って育てることが鉄則です。

収穫時期までに気を付けるポイントとして、病害虫の影響を最小限に抑えるように努力することが大切です。
ひょうたんは基本的に病害虫に強く、土作りさえ上手く行っておけば強い根を張って丈夫に育ちます。

ただし、枯れる原因であるうどんこ病やアブラムシ、実の姿に影響を与えるウリキンウワバの発生には気を付けなければいけません。
実がなった時点でも油断はできませんから、収穫間近でも油断せずに毎日様子を見ておきましょう。

5.ひょうたんに発生しやすい病気と害虫

ひょうたんの病気

病気や害虫は、被害が拡大してからでは取り返しのつかない状態になってしまいます。大きくて皮の厚い肌の綺麗な良い実を作るには、肥料や水やりだけでなく、病気や害虫の対策を十分に行うことが大切です。

〇うどんこ病
ひょうたんを育てている間に起きやすい病気として、うどんこ病があげられます。日当たりや風通しの悪い場所で育てていると起きやすいカビの一種で、伝染する性質があることが厄介な点です。
発生した場合は感染した葉を取り除いたり、農薬を使ったりして対策をすることになります。病気の程度が軽い場合は、農薬をスプレーで吹きかけると治癒していきます。
重度の場合は葉ごと摘み取る必要があるので、早めに発見して軽い程度の内に対策することが重要です。農薬を使用する際は、木酢液やうどんこ病用に作られた農薬が効果的に働きます。

〇アブラムシ
発生しやすい害虫は、アブラムシが代表的です。放っておくとすぐに大群になってしまいますから、手遅れになる前に捕まえて退治するか、農薬を使って対処しましょう。
枯れる原因の1つにもなりますから、ひょうたんが大きく育ってきても油断せず、毎日チェックして発生が見られるか調べておくべきです。

〇ウリキンウワバ
実が成ったあとの脅威として、ウリキンウワバに注意しましょう。
葉を食べてしまうだけでなく、成長途中の実をかじって表面にくぼみを作ってしまいます。
実の姿が悪くなる原因になってしまう虫ですから、アブラムシと同等以上の注意が必要です。捕まえて退治する他にも、発生し始める時期に農薬を使用することで有効な対処ができます。

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