カボチャ(南瓜/かぼちゃ)の育て方・栽培方法

カボチャの育て方・栽培方法

1.カボチャ栽培の特徴と時期


カボチャの育て方手順に沿って、畑やプランターでカボチャを栽培してみましょう!
カボチャは簡単に育てられるので、初心者が栽培するのにもオススメの野菜です。

カボチャ(南瓜/かぼちゃ)の栽培データ
■カボチャの栽培難易度:★☆☆☆☆

■カボチャの旬:夏7月~8月、秋11月

■連作障害:出にくい

■栽培時期:春植え・夏植え

■春の種まき:3月~4月
 春植え:5月~6月
 収穫時期:7月~8月

■夏の種まき:8月
 夏植え:9月
 収穫時期:11月

■カボチャの種が買えるお店
カボチャの種を買いたい場合は、販売店をのぞいてみましょう!
こちらから購入するとポイント還元があります。

カボチャは年2回栽培することができる野菜で、カボチャの旬は、夏の7月~8月、秋の11月です。

カボチャの科目は、ウリ科でアメリカ大陸が原産地です。
日本への渡来は江戸時代にポルトガル人がカンボジアから持ち込んだことから、カボチャの名前が定着したとされています。

カボチャの種類は、日本カボチャ、西洋カボチャ、ペポカボチャなどに分類されています。日本カボチャは、果肉が粘質でねっとりした風味があり、煮物や天ぷらに利用されています。西洋カボチャは、果肉が粉質でホクホクして甘みが強く、日本で栽培されているほとんどが西洋カボチャです。また、ペポカボチャは果実の形が様々で栽培の楽しみがあります。ズッキーニもペポカボチャの仲間です。

かぼちゃの品種としては、『えびすかぼちゃ』『ほっこりえびす』『くりゆたか』『味平』『こふき』『ダークホース』『ロロン』『バターナッツ』『プチィーニ』『雪化粧かぼちゃ』『赤皮栗かぼちゃ』など色々な品種があります。

カボチャの栄養素としては、ビタミンA、ビタミンC、ビタミンE、カロテンなどが多く含まれており、タンパク質や食物繊維も豊富で栄養価の高い緑黄色野菜です。カボチャは冬至まで保存ができ、冬場に不足がちなビタミン類を補給できるため、風邪の予防にも効果があるとされています。

畑のカボチャ

カボチャを栽培する好適土壌pHは、6.0~6.5です。畑で栽培する際には苦土石灰を混ぜて耕す必要があります。
カボチャは連作障害が少ない作物ですが、1~2年空けることもあります。生育適温は20℃~28℃です。過湿には弱いので、日当たりの良い場所で育てます。

カボチャを畑で栽培する場合、つるが伸びて広がるので1株当たり2m四方の面積を必要します。面積の確保が難しい時は、ミニカボチャを選択して、立体栽培にすることをおすすめします。ミニカボチャは、実の付きも良く、放任でも栽培できる野菜です。

カボチャは、種から栽培する方法と、苗から栽培する方法があります。
種から栽培する場合は、3月中旬以降に種まきを行います。4月にポットに移植し、5月に畑に植え付けします。収穫は7~8月となります。受粉してから約40~50日に、ヘタの部分がコルク状になり亀裂が入った頃が収穫の時期となります。1株あたり3~5個の収穫ができます。

冬至カボチャ栽培を行う場合は、夏まきを8月上旬~中旬ごろに行い、11月上旬~11月下旬頃にかけて収穫を行います。
冬至栽培用カボチャの品種としては、えびすカボチャが有名です。

栽培が比較的簡単で様々な料理にも使えるので、初心者にも栽培できる野菜です。なお、ミニサイズの品種を選ぶことにより、プランターやコンテナで栽培することも可能です。

2.カボチャの栽培基本(畑・プランター)

肥料

畑で栽培する場合は、水はけの良い場所を選び、縦2mx横2mの栽培面積を確保します。苗を植え付ける2週間前までに、苦土石灰1㎡当たり100gを散布して、土とよく混ぜて耕します。元肥は植え付け当日に施します。

畝は、幅60~90㎝、高さ20㎝とします。畝作りの際に、ビニールマルチを施して地温を上げておくこともおすすめします。発芽適温は25~30℃となります。マルチをすると生育も良くなり、雑草もおさえることができます。

苗作り用の種まきは、セルトレーにまいて育ててからポットに植え替える方法と、直接ポットにまく方法があります。
カボチャは育苗が簡単なのでポットまきをおすすめします。直径12㎝のポットに培養土を入れて、2~3カ所に深さ1㎝のくぼみをつけ、そこに種の尖った方を下向きにして、1粒ずつ種をまきます。

まいた後は土を軽く被せて、水をたっぷりと与えます。
発芽するまでは暖かい環境で育て、土が乾かないようにします。発芽したら、本葉1枚の頃に生育のよい苗を1ポットに1本だけ残して間引きます。

苗は、晩霜の心配が無くなった頃に、本葉が4~5枚になったら畑に植え付けます。
畝の中央に植え付け用の穴を深さ30㎝に掘り、元肥を入れて土を戻します。なお、窒素が多いとつるボケになりやすいため、元肥は少なめにして追肥で調節したほうが良いでしょう。

水はけを良くするため、植え付け箇所に高さ20㎝の鞍付き(小山)を作り、そこに苗を植え、たっぷりと水をやります。株間は90㎝以上空けるようにします。市販の苗を購入する場合は、がっちりしていて本葉3~4枚で双葉が付いているものを選びましょう。

プランター栽培では、標準サイズの容器(60㎝)は深さのある物を選び、植え付け株数を1~2本にして株間20㎝を空けるようにします。9~10号鉢の場合は1株にします。用土は、市販の野菜用培養土を使う方が良いでしょう。植え付け後は、支柱栽培をすることになりますので、支柱を用意します。

3.カボチャの栽培手入れ

水やり

植え付け後、カボチャが大きくなってきたら、親づるを摘芯します。
親づるの株元から出ている葉を4~5枚残して先端を摘芯します。親づるを摘芯すると子づるが出てくるので、子づるを3~4本残して整枝します。なお、子づるの先端は摘芯しないで放任でかまいません。残した子づる3~4本以外はすべて取り除きます。また、子づるから出る孫づるは、実が付いているところまではすべて取り除きます。

カボチャが成長してくると葉が大きくなってきます。葉が混み合ってきたら葉が重ならないように、実が付いていない枝を切り取って風通しを良くしましょう。また、敷きわらを施しておくと、葉の痛みと果実の汚れを防ぐことができ、雑草防除にもなります。

カボチャは、つるが旺盛に伸びてきますので、狭い場所では栽培しにくいことがあります。限られたスペースで栽培する場合は、支柱栽培にします。
苗を植え付けてから、本葉が3枚頃になったら親づるを摘芯します。子づるが伸びてきたら2本にして、支柱を立てて誘引します。つるの先端は放任でかまいませんが、下のほうの孫づるは取り払います。支柱1本に1~2個の収穫が可能です。

カボチャは自然にまかせると受粉しないこともあるので、人工授粉によって確実に結実させます。カボチャは、同じ株に雌花と雄花が咲きますが、雌花は花弁の下に小さな丸い実が付いています。
株元に近い所の雌花は大きくならないため、葉が10~14枚あたりの雌花に受粉させます。受粉はその日に咲いた雄花を使って行います。雄花の花弁を取って雌花の柱頭にやさしくこすりつけて受粉させます。受粉は、花がしぼまない朝のうちに行います。

1回目の追肥は、最初の実が付いてこぶし大になったら行います。マルチシートの通路部分に溝を掘って化成肥料をまいて埋め戻します。
2回目は2~3週間目に茎や葉に肥料を掛けないようにしてつるの先端近くにまいて埋め戻します。先端部分に追肥しても茎から根を出して養分を吸収します。いずれも化成肥料1㎡当たり30gを目安にします。葉の色が濃い場合や、つるの伸びが盛んなときは追肥を控えて様子を見ましょう。

カボチャは、地面に接している部分は日が当たらないため、緑色にならないことがあります。味には影響ありませんが、実の向きを変えて日光に当てると緑色になります。角度を曲げ過ぎると実が茎から取れてしまうので注意しましょう。

4.カボチャの収穫時期について

カボチャの収穫

カボチャの収穫時期の目安は、日本種は開花後30日~40日、西洋種は40日~50日経過した時点で収穫ができます。ヘタが割れて白く変色してコルク化したら収穫適期です。
1株で5~6個程度は収穫することができますが、あまり数が多くなると味が落ちてしまうので、4個ぐらいまでが良いでしょう。

収穫したカボチャはすぐに食べずに、日が当たらない涼しくて風通しの良い場所に2~3週間保管して乾燥させます。完熟の目安は、ヘタの部分に縦方向にスジが入ってコルク状になり、実の表皮が爪が立たないくらい堅くなっていれば完熟です。完熟したカボチャは、デンプンが蓄積されておいしくなります。カボチャは、冬至の頃までおいしく食べることができます。

5.カボチャに発生しやすい病気と害虫

カボチャの葉のモザイクウイルス病

カボチャは土壌病害に強い特徴がありますが、それでも気を付けるべき病害虫があります。

○うどんこ病
うどんこ病は、野菜、草花、樹木、果樹など多くの植物に発生する病気です。
主に葉に発生し、白いカビの斑点ができて全面に広がり、白いうどん粉をかけたようになります。やがて黄色くなったり縮れて、枯れることもあります。発病した葉を見つけしだい取り除きます。最も効果的な方法は殺菌剤の散布です。

○べと病
ベと病は、葉に黄色い斑点ができて、やがて下の方から枯れてしまう病気です。梅雨の時期と秋の長雨の時期など、水分が多くて蒸れやすい頃に発生しやすくなります。
カビの一種なので、雨による高湿度で蒸れやすい環境にならないようにします。胞子が飛び散って伝染するため、発病した場合は畑の外に搬出して処分します。

○モザイク病
モザイク病は、野菜、草花など多くの植物に発生します。葉に濃淡のある緑や黄色などモザイク状の模様が出て、葉が縮む病気です。アブラムシ類の媒介により伝染します。この病気に一度かかると治療できないので、薬剤による治療が必要です。モザイク病は主にアブラムシがウイルスを運ぶのでアブラムシの防除を行います。

○アブラムシ
アブラムシは、ほとんどの野菜に発生する体長2~4㎜ほどの害虫で、葉の裏や芽の先に寄生して汁液を吸収し、ウイルス病を媒介します。アブラムシは、回復手立てのないウィルス病を媒介するので、見つけ次第ガムテープなどで捕殺します。

○ハダニ
ハダニは、草花、野菜、果樹などの植物に寄生します。体長が0.3~0.5㎜でとても小さく、肉眼では見つけにくい虫です。成虫は主に葉の裏に丸い卵を産みます。幼虫は葉の組織から養分を吸いとります。
多数寄生すると、葉全体が白っぽくなり、植物の生育が悪くなります。雑草はハダニの発生源となるので、雑草を除去しておきます。ハダニは水に弱いので、水を強くかけると寄生数を減らすことができます。薬剤で防除する場合は、発生時に散布します。

○ウリハムシ
ウリハムシは、甲虫で体長6~7㎜の小さな害虫です。カボチャ、キュウリ、スイカなどウリ科の野菜の葉を好んで食害します。葉を円弧状に食害して穴をあけてしまい、多発すれば成長が悪くなり、枯れてしまうこともあります。
ウリハムシの被害は、特に5月と8月に集中します。ウリハムシは見つけ次第捕殺しますが、虫の動きが鈍い午前中の方が効果があります。
コンパニオンプランツとして、ネギ類を植えることもおすすめします。

カボチャの育て方を読んだあなたにおすすめの記事:

ミニカボチャの後作に植えても良い野菜とは?(連作障害)

2018.09.22

カボチャ(南瓜/かぼちゃ)の後作に植えても良い野菜とは?(連作障害)

2018.08.18

カボチャのスープレシピ

2018.07.16

ミニカボチャ(南瓜/坊ちゃんかぼちゃ)の育て方・栽培方法

2018.04.15




カボチャの育て方・栽培方法