かき菜(カキナ)の育て方・栽培方法

かき菜の育て方・栽培方法

1.かき菜栽培の特徴と時期


かき菜の育て方手順に沿って、畑やプランターでかき菜を栽培してみましょう!
かき菜は栽培難易度も低いので、初心者が栽培するのにもオススメの野菜です。

かき菜(カキナ)の栽培データ
■かき菜の栽培難易度:★☆☆☆☆

■かき菜の旬:春2月~5月

■連作障害:あり

■栽培時期:秋植え

■秋の種まき:8月~11月
 秋植え:9月~12月
 収穫時期:翌年2月~5月

■かき菜の苗や種が買えるお店
かき菜の苗や種を買いたい場合は、販売店をのぞいてみましょう!
こちらから購入するとポイント還元があります。

かき菜は秋口に栽培することができ、かき菜の旬は、春の2月~5月です。

かき菜は、アブラナ科目の野菜で、苦味が少なく噛みしめると口の中でほんのりと甘味を感じることが出来る野菜です。
癖のない野菜ですので、様々な料理に使うことが出来、かき菜の茎の部分は歯ごたえがある食感をしています。

かき菜を使った料理は、味噌汁の具を初め、炒め物やサラダ、パスタ、あえ物などに使うと美味しく頂くことが出来ます。葉がフリル状になっていますので、食卓を彩ってくれる栄養満点の野菜です。
かき菜は、ホウレン草の3倍のカルシウムが含まれており、タンパク質や食物繊維、カロチン、鉄分も豊富な栄養価の高い緑黄色野菜です。

かき菜の品種としては、収穫で育てやすい『あまうまやわらかかき菜 さちうら』や、葉が柔らかく甘みのある『宮内菜』などがあります。

栽培のポイントは、特に手間がかからず、冬の野菜ですので害虫被害もないので、比較的簡単に栽培しやすく、食べ頃は1月~2月の時期で、この時期が一番甘味が強く美味しい時期です。

栽培時期は、秋に種をまいた後、冬から春になると茎葉が伸びていきますので、伸びた部分から収穫をしていくとよいでしょう。
再生力がとても強いので、葉を摘んでいけば1ヶ月以上収穫し続けることが出来ます。

高冷地や冷涼地では種まきは8月~9月、温暖地では9月から、暖地では10月~11月ぐらいに種まきを行うと良いでしょう。
収穫は、寒さが和らぎ始めた2月~5月の時期で気候によって違いがあります。
花が咲くと茎が固くなり、株も弱ってきますので、つぼみの段階でかき菜の収穫を行いましょう。

発芽の適温は20℃前後、生育適温は15℃~20℃ぐらいです。秋に株を十分に大きくすることが大切なので、冬の時期は風で倒れないように育てていきます。

茎の部分を手でかいて収穫するため、かき菜という名前がつきました。伸びた部分を次々と収穫し続けることが出来ますので長期間、収穫が可能な野菜です。
好適土壌pHは6.0~6.5ぐらいが望ましいでしょう。

連作障害ですが、植物の根を介して地中には害虫や菌類、バクテリアが生存しているため、続けて作物を作ると、病害微生物が作物に影響してしまいます。

かき菜は、アブラナ科目の野菜で、特に連作障害が起こりやすいため、1年から2年の間、土を休ませてから植えるようにした方がよいです。

2.かき菜の栽培基本(畑・プランター)

肥料

かき菜は、畑で作っても家庭菜園でプランターに植えて作ることも出来ます。家庭菜園の場合、プランターに2、3株育てておけば、3月の収穫の時期には3日~4日ごとに適量を摘みとっていけば、1ヶ月間の間食卓を彩り続けることが可能です。

プランターや鉢を使って栽培する場合は、底の浅いものは避け、深めのプランターを使用します。
大きくかき菜を育てていくためには、直径30cm以上で16ℓ以上のプランターを用意しましょう。

畑での植え付け方法は、最初に畑作りを行います。1㎡当たり有機配合肥料80gと苦土石灰100gと完熟堆肥2kgをよく混ぜて土作りを行い、畑をよく耕していきます。

種まきは畝幅1mに40cmの間隔で2条を作った後、そこにスジまきを行っていきましょう。
スジまきは、溝を作って筋状に種まきを行う方法のことで、このまき方を行うことによって、芽が出た後の間引きの手間がかからないというメリットがあります。

追肥や土寄せ、除草も簡単に行うことが出来ますので、効率的にかき菜を作っていくことが出来ます。

芽が出てくるのは、だいたい気温が20℃ぐらいです。芽が出て苗になってから畑に移植することもできますので、長期間かき菜を収穫する場合は、苗は株間を広く取っておくと大きく育てていくことが出来ます。

収穫方法には、育苗と定植を行い、その都度収穫を行い続ける「つみ取り栽培方式」と、収穫時期になったら一気に株を刈り取る「かっきり栽培方式」があります。

つみ取り栽培の場合、1株で3回以上収穫できるメリットがありますが、かっきり栽培の場合は収穫は1度のみですが、効率的に収穫が出来るというメリットがあります。両者の利点を取り入れた組み合わせを行うことも出来ます。

種まき後、1ヶ月から2ヶ月の間はちょうど秋の時期で、モンシロチョウなどの害虫がまだいる時期ですので、種まき後は防虫ネットを被せたり、農薬を使用するなどして害虫駆除を行うと、新芽を害虫に食べられてしまう害を防ぐことが出来ます。

ある程度大きくなると、冬の時期に入るため害虫もいなくなりますので、冬になったら防虫ネットを外して育てていきます。

秋になったら株を大きく育てることがポイントですので、本葉が10枚~15枚ぐらいになったら、土寄せを行っていきましょう。

土寄せは、株の成長に合わせて土を寄せて集めていきます。株元をしっかり固定することによって、雑草を防止することができ、水はけもよくなりますので、根腐れを防ぐことも出来、丈夫なかき菜に育っていくことが出来るでしょう。肥料が水で流れにくくなる効果もあります。

強風や台風の被害を防ぐことが出来ますので、手間がかかりますが行った方が収穫率も上がるというメリットがあります。

年によっては寒波の厳しい時期がありますので、寒冷紗やビニールでトンネル被覆を行うと防寒対策を行うことが出来ます。

収穫は、つぼみの段階で早めに行うようにしましょう。寒さが和らぎ始め、とうが立ってきたら芯を止め、長さ20cm前後になったら摘み取っていきます。
成長点の主軸をつまみ取ることによって成長を止めることが出来るでしょう。

春の訪れを知らせてくれる野菜ですが、温かくなると鳥がついばみにくることもあるため、鳥害を防ぐためにはネットをかけて防ぐようにします。

3.かき菜の栽培手入れ

水やり

かき菜の栽培は、日当たりがよく、風通しのよい場所で行うと元気に育てることが出来ます。また、水はけにも注意しながら行うと根腐れが起きにくくなり、病気にもかかりにくくなります。

畝は、畑の土を盛り上げて栽培床を作っていきます。畝を作ることによって、水はけがよくなり、栽培場所と通路の区別を行うことが出来ますので、かき菜の生育管理もしやすくなるメリットもあります。

高畝は畝の高さを20cm~30cmにして作っていきます。
畝幅は、かき菜の成長幅を見通して作っていき、畝の間の通路は20cm~30cmぐらいが目安です。
コンテナ栽培は大きめのコンテナを用意し、16ℓなら1株、50ℓのものなら2株~3株ぐらいが妥当です。

水田の裏作でかき菜を育てる場合や排水が悪い畑の場合は、高畝にしておくと育ちやすくなります。

かき菜は成長してくると葉が混み合いますので、その都度間引きを行いましょう。間引きの目安は15cm間隔で行うようにし、最終的には10cm~0cmぐらいになるようにします。

なるべく丈夫に育っているものを残して、しおれているものや枯れているもの、細いものは取り除いておきます。

雑草などが生えていれば除草しておきましょう。
かき菜は、他の野菜と比べて種まきは秋、収穫時は春が訪れる前であるため、比較的雑草も生えにくく、除草の手間が少なく済みます。

それでも風などで雑草の種が運ばれてくると、雑草が増えてきますので、かき菜畑に雑草があったら、こまめに除草作業を行うようにしましょう。
雑草は成長していくと種がどんどん畑にまかれていくので、こまめに除草するのがポイントです。

間引きをすることによって、栄養が十分に行きわたります。
間引くことによってかき菜を大きく育てていくことが出来きますし、間引いた菜は茹でてお浸しにしたり、みそ汁の具や細かく切ってチャーハンの具にすることも出来ますので無駄になりません。

4.かき菜の収穫時期について

かき菜の収穫

かき菜の収穫時期は、温暖地であれば2月ぐらいから、高冷地であれば3月~5月までの時期で収穫量もこの時期が一番多くなります。
かき菜の花が咲いてしまった後は、茎が固くなり株も弱ってきますので、花が咲く前に収穫を行うようにしましょう。

かき菜が枯れる原因には土壌伝染性病害がありますので、病気などには注意する必要があります。

他にも枯れる原因には、肥料の与え方や水の与え過ぎが考えられます。
肥料を与え過ぎた場合、栄養過多になってしまうため、葉が枯れていきますし、肥料不足の場合も枯れてしまうため、最初の畑作りの段階で肥料の量をしっかり量り、土づくりを行う必要があります。

水は1日1回しっかり与えれば、育てていくことが出来ます。
水はけの悪い畑や水を与えすぎてしまうと、病気になってしまったり、土中でカビが発生してしまう場合があるため、枯れる原因になります。

生育が終わったものは、葉が黄色く変色し始めていきます。
こうした変色は枯れているのではなく、成長が終わったものです。
かき菜は、花がつき始める前に早めに収穫を行うのがポイントです。

収穫時期を過ぎると、味も落ちて茎部分も固くなるため、早めに収穫を行い美味しく頂くようにしましょう。

5.かき菜に発生しやすい病気と害虫

かき菜

かき菜に発生しやすい病気には、根こぶ病菌があり、根こぶ病菌の初期症状は葉や茎が日中にしおれ、夕方に回復していきます。

地表に近い部分の根にこぶが出来ていきますので注意しましょう。
根こぶ病菌が進行していくと、かき菜の生育がどんどん悪くなり、成長が止まりますのでそのまま枯れていき、根を観察するとこぶが沢山出来ます。

根にこぶが出来ていくと、根から土の栄養分を吸収することが出来なくなり、植物の生育も止まってしまい、枯れてしまったり品質が悪くなります。
一度、根こぶ病が発生してしまうと、病原菌が土の中に長く残り続けます。
土中で10年生存することから、殺菌消毒が必要になります。

根こぶ病を防ぐためには、水はけのよい場所で栽培しなければなりません。
土壌を中性にすると根こぶ病の発生率を下げることが出来ますので、種まきの時期の前に土の中に石灰を混ぜると防ぐことが出来ます。

一度発病してしまったら、かき菜の株を根ごと掘り上げて、処分しましょう。
堀り上げた道具も綺麗に洗い、消毒しておきます。

かき菜を育てる時は、連作に注意し、同じアブラナ科の植物を栽培することは避けましょう。

かき菜は冬の時期に成長する野菜ですので、この時期は害虫被害が最も少ない時期ですので苦労せずに育てていくことが出来るでしょう。

しかし、秋の種まきの時期はまた温かい陽気が続きますので、この時期は防虫ネットを被せて育てると害虫対策を行うことが出来ます。

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