辛味大根(からみだいこん)の育て方・栽培方法

辛味大根(からみだいこん)の育て方・栽培方法

1.辛味大根栽培の特徴と時期


辛味大根の育て方手順に沿って、畑やプランターで辛味大根を栽培してみましょう!
辛味大根は簡単に育てられるので、初心者が栽培するのにもオススメの野菜です。

辛味大根(からみだいこん)の栽培データ
■辛味大根の栽培難易度:★★☆☆☆

■辛味大根の旬:春4月~9月、秋10月~11月

■連作障害:あり

■栽培時期:春植え・秋植え

■春の種まき:2月~7月
 春植え:2月~8月
 収穫時期:4月~9月

■秋の種まき:8月~9月
 秋植え:8月~10月
 収穫時期:10月~11月

■辛味大根の種が買えるお店
辛味大根の種を買いたい場合は、販売店をのぞいてみましょう!
こちらから購入するとポイント還元があります。

辛味大根は、真冬以外は栽培することができる野菜で、辛味大根の旬は、春は4月~9月、秋は10月~11月です。

辛味大根は、一般的な大根に比べて辛味が強く、小ぶりなのが特徴です。好適土壌pHは5.5~6.5で、科目は一般的な大根と同じアブラナ科です。

大根は品種が多く、その中の一種に辛味大根が含まれています。
家庭菜園初心者だと栽培が難しいのでは?と思われる人もいるかもしれませんが、実際はそうではありません。
たとえ初心者であっても手順さえ守っていれば、収穫は可能です。

辛味大根の品種としては、『辛吉大根』『からいね大根』『雪美人大根』『カザフ辛味大根』『親田辛味大根』『辛味大根旭山』『四季蒔き倍辛大根』『灰原辛味大根』など様々な品種があります。

辛味大根の栄養素としては、ビタミンB、ビタミンC、ナトリウム、カリウム、カルシウム、食物繊維などが含まれます。

大根栽培

栽培のポイントは土壌の状態を良くしていくという点です。
辛味大根は、土壌内の小石や土の塊によって、実割れや形の変形を引き起こす恐れが出てきます。
時に味や品質が落ちてしまうこともあるので、土壌はしっかりと耕して栽培の準備をしていくことが大切になっていきます。

辛味大根の栽培時期は、品種によって若干の違いはありますが、冬播きを除いて通年で栽培できるのが特徴となっています。

種まきを2月に行った場合には4月~5月に、4月に種まきをすれば5月~6月に収穫が可能です。
一般的な大根のように、秋口に種まきをすれば冬場に収穫ができるので、季節関係なく家庭菜園を楽しみたいという人にはうってつけの野菜となってきます。

辛味大根は連作障害があります。
同じ土壌で同じ作物を育て続けると、土壌や作物自体に異常が発生します。

時に収穫量が極端に減ってしまうこともあるので、連作は避けるに越したことはありません。辛味大根の連作障害を防ぐためには、2年~3年ほどは同じ科目の野菜をその土壌で育てないようにします。

辛味大根と同じ科目であるアブラナ科の野菜には、大根の他に、かぶや小松菜、チンゲン菜なども含まれているので、家庭菜園の栽培スケジュールには今一度チェックが必要です。
家庭菜園自体が初めてという人であれば、この連作障害についてしっかり押さえておくのがおすすめです。

連作さえ避ければ、家庭菜園での収穫量を安定的に確保することが出来ますし、初心者でも栽培での失敗を防ぐことが可能です。

2.辛味大根の栽培基本(畑・プランター)

肥料

辛味大根の栽培において、一番のポイントとなってくるのは土壌です。
基本的に、野菜作りに適しているとされる土壌には、栄養分や微生物が多く含まれています。
微生物は単一の種類ではなく、複数の種類が混ざり合っていることで、土壌の状態をよりよくしていくことが出来ます。
辛味大根を栽培する際にも、こうした野菜作りに適した土壌を目指して土作りをしていきましょう。

野菜作りを長く続けている土壌の場合には、必然的に栄養分や微生物が少なくなっていくため、堆肥などを混ぜてカバーしていきます。

堆肥はホームセンターなどで手軽に購入することができますし、最近では匂いの少ない初心者でも使いやすい商品が増えてきています。畑の場合にはこの堆肥を土に混ぜてしっかり耕していきましょう。

また、野菜作りに適している配合肥料を用いていけば初心者でも辛味大根の栽培に適した土壌を作り挙げることが出来ます。

こうした土作りの過程は最低でも種まきの3週間前には済ませておき、株と株との間に30㎝の間隔を確保して畝を作ります。
辛味大根は過湿に弱いので高畝にするのがポイントです。

辛味大根は基本的に直播きをしていきます。
ポット栽培や植え付けの手間がかからない分、初心者にはわかりやすい工程となっているわけです。

種まきの手順は簡単で、株と株との間に30㎝あけて4粒~5粒を植えていきます。
種をうえた後は土をかぶせて軽く押さえ、水をたっぷり与えていきます。
発芽まではこの状態で待っていましょう。

辛味大根は植え付けの過程がないため、その分の手間を省くことが出来ますが、苗を守るための害虫対策が重要になってきます。
特に大根をはじめとするアブラナ科の野菜は虫の食害にあいやすいので、種まきをしたらすぐに防虫ネットを活用していきます。
防虫ネットもホームセンターなどで手軽に購入することが出来るので、入手に困ることはありません。

プランターで辛味大根を栽培する際にも、この過程は同じで、植え付けやポット栽培の手間はかかりません。直播きで株と株の間には30㎝程度の間隔をあけること、プランターは深さが十分にあるものを購入すること、この点をしっかり押さえておきましょう。

土作りの際には自分で土をブレンドしていくのもいいですが、この手間が面倒だという場合には培養土をそのまま使用するのもお勧めです。
プランターと培養土、防虫ネット、基本的にはこうした道具が揃っていれば辛味大根を栽培することが出来るということです。
防虫ネットはプランターでの栽培でも用いるのがベストです。

殺虫剤などを用いて防虫対策をしていく方法もあるにはあるのですが、人の口に入る野菜ですからこうした薬は避けるに越したことはありません。
手入れの手間が少ないプランター栽培だからこそ、こうした防虫対策も種まき段階から徹底していくといいでしょう。

辛味大根の栽培には手順がありますが、この手順さえしっかり守っていれば収穫までこぎつけることが出来ます。
初心者であればまず、こうした土作りから種まき、防虫対策に至るまで順を追って知識を身に着けていくことからはじめていきましょう。
準備を徹底することで栽培もよりスムーズに進んでいきます。

3.辛味大根の栽培手入れ

水やり

辛味大根の栽培中には間引きの過程が重要になってきます。
種まきを終えた後、発芽してから2回に分けて間引きを行っていきます。

まず1回目は本葉が2枚できたタイミングです。
この時に葉の開いている方向が畝と平行になっているものを残していきます。逆に葉の開いている方向畝と垂直になっているものは取り除いていきます。
葉の開いている向きと根が生えている方向は同じなので、畝と平行になっているものの方が、土壌内の栄養分を効率的に取り入れることが出来るわけです。

2回目は本葉が5枚~6枚になったタイミングです。2回目の間引きではすでに小さな辛味大根が根元にできているので、食用として活用することが出来ます。
食卓の一品として活用していくといいでしょう。

そして、辛味大根の栽培中には除草の手間も大切になってきます。畑の場合でもプランターの場合でも、雑草が生えてくれば、土壌の中の栄養分がすべて無駄になってしまいます。
土壌の中の栄養分を上手く辛味大根の方にいかせるためには、適度に雑草を取り除いていくことが大切になってくるわけです。

2回目の間引きが終わってからは2回~3回ほど、除草と一緒に中耕と土寄せをしていきます。こうすることで辛味大根が曲がってしまうのを防ぐことが出来ますし、土壌内の水、空気の通りを良くしていくことが出来ます。

辛味大根の栽培では、追肥も適度に行っていきましょう。
2回目に苗を間引いたタイミングで辛味大根に元気がないようであれば、配合肥料を用いて追肥を行っていきます。
品種によっては小ぶりな辛味大根で追肥が必要ないケースもありますが、その都度品種によって対応を変えていくのがおすすめになってきます。

辛味大根は一般的な大根に比べて小ぶりなものが多いため、中耕と土寄せの作業を忘れがちになりますが、この点だけは押さえておくに越したことはありません。

辛味大根を栽培する際には、こうした品種による違いに注意して栽培や手入れの方法をチェックしていきましょう。

4.辛味大根の収穫時期について

大根

辛味大根の収穫時期は、種まきをしてから2か月ほどたったころです。
夏播きであれば種まきから40日前後で収穫が可能になるため、この季節による違いには注意が必要です。

見た目で収穫時期を判断するには、辛味大根の葉に注目していきます。
収穫が近づいてくると葉は立っていきます。
この葉が徐々に垂れ下がってくると、収穫に適したタイミングとなります。畑の場合でも、プランターの場合でもこの見極め方法は同じなので、収穫の際には参考にしていくといいでしょう。

ただ、辛味大根は時に苗が枯れてしまい、収穫量が極端に減ってしまうことがあります。
苗が枯れる原因はそれぞれのケースで異なってくるものの、栽培方法に問題がない場合には土壌や苗自身に何かしらのトラブルが起こっている可能性があります。

土壌内の栄養分、微生物が不足していたり、あるいは苗に病気や害虫による影響が出てくると収穫量は格段に落ちてしまいます。

家庭菜園初心者であれば、辛味大根の栽培中に起こりうるトラブルについて今一度チェックしていくといいでしょう。
どんな病気が起こりやすいのか、そして害虫被害に葉どういったものが挙げられるのか、再確認していくことで、もしもの時にも迅速に対応することが出来ます。

5.辛味大根に発生しやすい病気と害虫

辛味大根

辛味大根の栽培中に発生しやすい代表的な病気は、萎黄病や黒腐病、白さび病が挙げられます。

萎黄病は、下についた葉から次第に枯れて、それが株全体に広がっていく症状です。
原因は細菌やカビで、発症した株は焼却処分して土壌は消毒する必要が出てきます。

黒腐病は、葉の病原がV字型に広がっていくのが特徴で、原因は細菌の一種とされています。発症した株は焼却処分していくのが得策です。

白さび病は、葉がさび状の粉で覆われ、同時に様々な色をした斑点があらわれます。
原因は病原菌による感染で、植物間を行き来するという特徴があるため、発症した株は早急に抜き取り処分していきましょう。

次に、辛味大根の栽培中には害虫にも注意が必要です。
特に多いのはアオムシやアブラムシによる被害で、こうした害虫を発見した場合には早急に駆除していきましょう。

ただ、アブラムシの場合には繁殖力が非常に強いので、人間の手だけで駆除するのが難しくなっていきます。こうした場合には天然由来の殺虫剤を用いていくと、その手間や負担を軽減することが出来るのでお勧めになってきます。

野菜に殺虫剤を使うことに抵抗を感じる人もいるかもしれませんが、商品によっては安全性の高いものもあるので、家庭菜園初心者であれば、こうした便利なアイテムを活用していくようにしましょう。

辛味大根の栽培中には、こうした病気や害虫対策を徹底していくことが大切です。

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