ミニカボチャ(南瓜/坊ちゃんかぼちゃ)の育て方・栽培方法

ミニカボチャの育て方・栽培方法

1.ミニカボチャ栽培の特徴と時期


ミニカボチャの育て方手順に沿って、畑やプランターでミニカボチャを栽培してみましょう!
ミニカボチャは簡単に育てられるので、初心者が栽培するのにもオススメの野菜です。

ミニカボチャ(南瓜/坊ちゃんかぼちゃ)の栽培データ
■ミニカボチャ(坊ちゃんかぼちゃ)の栽培難易度:★★☆☆☆

■ミニカボチャの旬:夏7月~8月

■連作障害:出にくい

■栽培時期:春まき・春植え

■春の種まき:3~4月
 植え付け:4~5月
 収穫時期:7~8月

■ミニカボチャの種が買えるお店
ミニカボチャの種を買いたい場合は、販売店をのぞいてみましょう!
こちらから購入するとポイント還元があります。

ミニカボチャは年1回栽培することができる野菜で、ミニカボチャの旬は、夏の7月~8月です。

ミニカボチャの科目は、ウリ科カボチャ属で、原産地は中央アメリカと言われています。分類的には一年草で反耐寒性になっています。
ミニカボチャの栄養素としては、ビタミン類やカロテンなどが多く含まれており、タンパク質や食物繊維も豊富で栄養価の高い野菜です。

ミニカボチャの品種としては、『栗坊かぼちゃ』『坊ちゃんかぼちゃ』『鈴かぼちゃ』『ほっこり姫』『はやと』『平安小菊』『黒皮栗かぼちゃ』『雪化粧南瓜』など様々な品種があります。

ミニカボチャの中でも、家庭菜園で人気なミニカボチャの品種に、坊ちゃんカボチャがあります。
坊ちゃんかぼちゃの特徴としては、手のひらサイズの小さいカボチャで、味は一般的なカボチャと似ていて甘みがあり、煮物にしてもおいしく、ホクホクとしています。
坊ちゃんかぼちゃは、電子レンジでまるごと温めることが可能で、6分~8分加熱するだけで柔らかくなり、手軽に食べることができます。

坊ちゃんかぼちゃは見た目もかわいらしいので、ハロウィンの料理などで料理の器としても使われます。
坊ちゃんかぼちゃの種を取り除いて、スープを入れたり、ひき肉を入れてとろけるチーズなどをのせたりしても美味しいです。
栄養価に関しては、坊ちゃんかぼちゃは一般的なカボチャよりも栄養価が高く、タンパク質やβカロテン糖質が3倍あると言われています。

ミニカボチャは見た目の可愛らしさだけではなく、1株から10~15個程度収穫できるのが魅力です。

ミニカボチャの収穫

ミニカボチャの栽培は、基本的に苗から行うとうまくいくので、家庭菜園初心者は苗からのチャレンジがおすすめです。
日照条件は日なたで行い、18~21℃で生育します。水やりは表土が乾いたらたっぷり目に行いますが、過湿には弱いため注意が必要です。

植え付け時期は地域によって異なりますが、4月下旬~5月上旬です。収穫は、7月中旬~8月上旬です。
花が咲いてから収穫まで約35~40日と言われていますので、家庭菜園でも十分収穫することができます。

ミニカボチャに適した好適土壌pHは、6.0~6.5です。水はけの良い土地で育ってくれますので、粘土質の畑の場合には、もみ殻堆肥などを混ぜ込み、水はけを良くしましょう。
ミニカボチャはウリ科ではありますが、ウリ科には珍しく、連作障害が出にくいと言われています。

カボチャは、育つとどんどんツルが伸びていくので広い面積を必要としますが、ミニカボチャであれば、立体栽培で育てることが可能ですので、家庭菜園でも十分楽しむことができるでしょう。

基本的にあまり手間がいらないのが魅力のミニカボチャですが、土壌の状態が悪ければ育ちが悪くなってしまいます。また、伸びてきたツルをしっかり管理しておかなければ収穫できる個数が少なくなってしまいますので注意が必要です。
栽培時期に合わせて土壌の状態を良くしておくこと、そして立体的に栽培していくことがミニカボチャを作る上での栽培のポイントとなります。

家庭菜園でも簡単に作れるとして人気なのがミニカボチャです。
ミニカボチャは連作障害が起きにくいと言われていますので、同じ場所に何度も植えることができるのも魅力です。

2.ミニカボチャの栽培基本(畑・プランター)

肥料

ミニカボチャの栽培について、ご紹介します。

畑に植える場合は、植え付ける2週間前に苦土石灰1㎡当たり100g混ぜ込んでよく耕します。実際に植える時には堆肥1㎡当たり2㎏、化成肥料1㎡当たり100gを混ぜて耕します。
植える間隔は70~90㎝が好ましいでしょう。

ミニカボチャの植え付けについてですが、おすすめはポット苗を利用する方法です。
種まきから行っても栽培することができますが、手軽にチャレンジしたい人はポット苗のものを用意してください。
市販の苗を利用するときは、双葉が付いていてがっちりとした病気のない健康なものを選びましょう。

ミニカボチャを種まきからチャレンジする場合は、ポリポットに種をまき、育苗していくことになります。種まきは、12㎝ポットに1~2粒を植えていきます。指で1㎝程度穴を開けて押し込んで種をまきます。
種を植えた後は軽く土をかけて、たっぷり水をあげます。
発芽したら、本葉1枚の頃に生育のよいものを1つのポットに1本だけ残して間引きます。

種をまいた後は、日が当たる温かい場所で育てるようにします。
ただし、日が当たる場所が好ましいとはいえ、高温にならないように注意が必要です。
また、夜に水分が多い状態ですと徒長の原因になってしまいますので、水やりは朝に行うのがポイントです。
ミニカボチャの種をまいてから約1か月後に本葉が4~5枚展開したら畑に植え付けします。

本葉が4~5枚出てきたら苗を畑に植え付けていきます。この時に注意しなくてはいけないのが、株と株の間をしっかり開けることです。畝の中央に植え付け用の穴を掘り、元肥を入れて土を戻します。
なお、窒素が多いとつるボケになりやすいため、元肥は少なめにして追肥で調節したほうが良いでしょう。

ポットから植え替えたら、たっぷりと水をあげてください。
時期的にはまだ寒い日がある可能性がありますので、穴あきのトンネルを5月頃までかけておくと安心です。

ミニカボチャを狭いスペースで栽培する場合には、立体栽培がおすすめです。
立体栽培を行う場合には、株間は、60cmは離しておくことが大切です。この時に用意しておかなくてはいけないのがアーチ支柱です。
アーチ支柱と真っ直ぐな1本支柱を固定することで、ぐらつかないように固定しておきます。
つる用のネットも全体的に張っておきます。

ミニカボチャのツルは上へ上へと伸びていきます。下に伸びることはありませんので、アーチの両側に植えておくとキレイに伸びていき、見た目も良くなります。
ミニカボチャとは言え、果実が重くて落ちてしまう可能性があります。
もし、そのような状態になったら、ヘタの部分を紐などで支柱に固定しておくと落ちる心配がありません。

ミニカボチャの置き場所は、日当たりが良くて風通しが良い場所が好ましいと言われています。
生育が良い植物なので、畑や庭に植え付けるのが望ましいのですが、プランターでの栽培も可能です。

ミニカボチャをプランターで栽培を行う場合には、土がたっぷり入る大き目の容器を選ぶようにしてください。
土は、肥料が入っている野菜用配合土を使用することをおすすめします。

ミニカボチャの植え付けの際は、深くならないように用土と同じ高さに植えます。株元を押さえてから水を上げます。鉢に植える場合は、1株が目安となっています。

プランター栽培では、ツルが伸びていくことを考えて支柱作りはしっかり行っておきましょう。

果実が大きくなったら化成肥料10gを施し、軽く土に混ぜます。
果実は落ちないように固定してあげると安心です。果実をストッキングなどに包み、支柱にくくっておくのも手軽にできる方法です。

3.ミニカボチャの栽培手入れ

水やり

ミニカボチャの栽培で一番頭を悩ませるのが支柱の立て方かもしれません。
特に家庭菜園初心者にとっては、どこに設置すれば良いのか悩むでしょう。

ミニカボチャの場合は苗からツルが伸びてきたら支柱を立てます。
あんどん支柱やオベリスクなどを立て、らせん状に誘引していくのが好ましいでしょう。1週間に1度、伸びたツルを支柱に誘引することで成長を促してあげることができます。

プランターで栽培する場合は、4本の支柱を立てるあんどん支柱がおすすめです。プランターの側面に沿って4本を等間隔に設置し、その4本を固定するように紐などでくくってしまいます。ツルの成長に合わせて高さを足していきます。

畑や庭での栽培では、雑草が生えてくると栄養が奪われてしまいますので、定期的に除草をしましょう。

肥料や土壌作りは、植え付けの時に行っておきますが、果実が大きくなり始めたら化成肥料を施し、軽く土に混ぜます。

水やりは、表土が乾いたらあげるようにするのがポイントです。
ただし、水のあげ過ぎには注意が必要です。過湿し過ぎると思うように生育しなくなってしまいます。

ミニカボチャの雄花が咲いたら、人工授粉によって確実に結実させます。
花の下に膨らみのないものが雄花ですので、雄花の花弁を取って雌花の柱頭にやさしくこすりつけて受粉させます。雌花の花粉の寿命は短いので、人工授粉は朝の9時頃までに終わらせておきます。

ミニカボチャの果実が生育してきたら、1株に対して1~2個程度残し、後は摘果します。この目安はピンポン玉ぐらいの時が好ましいでしょう。この手入れを忘れないように注意してください。
また果実が大きくなってくると落ちてしまう心配が出てきますので、ヘタの部分を支柱にくくり、落ちないように対策します。

4.ミニカボチャの収穫時期について

カボチャ栽培

ミニカボチャは、人工授粉後、約45~50日程度で収穫することが可能になります。果梗が茶色くなり、コルク状態になれば収穫できます。
見た目で判断できない場合には、爪を皮に当て、爪が食い込まないくらい固かったらOKです。果梗の部分をハサミで切れば、簡単に収穫することができます。

収穫時期は7月中旬~8月上旬ぐらいです。
なお、収穫してからしばらく置いた方が甘みが増しておいしくなります。
収穫したミニカボチャは直ぐに食べずに、日が当たらない涼しくて風通しの良い場所に2~3週間程度保管して乾燥させます。実の表皮が爪が立たないくらい堅くなっていれば完熟です。完熟したミニカボチャは、デンプンが蓄積されておいしくなります。

基本的な育て方をしっかり守っていれば、1つの苗から15個程度の収穫量が可能ですが、途中で枯れてしまうことがあります。
枯れる原因は、高温過湿の状態になってしまうことが原因とされています。
日が当たる場所での栽培が好ましいのですが、高温になり過ぎてしまうのはNGです。
水やりも表土が乾いたら行うのですが、水はけが悪いと生育に影響しますので過湿になりすぎないことも大切です。

5.ミニカボチャに発生しやすい病気と害虫

カボチャの葉

ミニカボチャに発生しやすい病害虫について、ご紹介します。

〇うどんこ病
うどん粉病は、葉の表面に薄く白い粉状のカビが発生するのが特徴です。
対策としては、カリグリーンを散布します。

〇べと病
べと病は、葉に黄色の小さな病斑と、葉の裏面にすす状のカビが発生します。べと病対策には、ダコニールを散布します。

〇モザイク病
葉に濃淡のモザイク模様が現れるのが特徴です。放置しておくと葉が縮れて変形してしまいますので注意しましょう。
原因ウイルスをアブラムシが媒介してしまうのです。
アブラムシにはオレート液剤が効果的です。ミニカボチャの栽培中にこのような症状が出たらすぐに対策しましょう。

〇ウリハムシ
この害虫は体長7~8㎜のサイズで茶色の甲虫です。葉を食べて穴だらけにしてしまう特徴があります。
ウリハムシが発生したら、マラソン乳剤で防除し対策します。

これらは代表的な病気と害虫ですが、炭そ病、苗立枯病、灰色かび病の病気や、アザミウマ、ケラ、コガネムシ、コナジラミ、ネキリムシ、ハダニ、ハムシ、ヨトウムシなどの害虫も発生する可能性があるでしょう。
対策には殺虫剤や防虫剤を使用することと、いち早くその変化に気付くことです。
日頃からしっかり観察しておくことで、その変化に気付くことができますので、放置しないように気をつけてください。

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