三つ葉(ミツバ)の育て方・栽培方法

三つ葉の育て方・栽培方法

1.三つ葉栽培の特徴と時期


三つ葉の育て方手順に沿って、畑やプランターで三つ葉を栽培してみましょう!
三つ葉は栽培難易度も低いので、初心者が栽培するのにもオススメの野菜です。

三つ葉(ミツバ)の栽培データ
■三つ葉の栽培難易度:★☆☆☆☆

■三つ葉の旬:春夏4月~7月、秋冬10月~12月

■連作障害:あり

■栽培時期:春植え・秋植え

■春の種まき:3月~5月
 収穫時期:4月~7月

■秋の種まき:9月
 収穫時期:10月~12月

■三つ葉の苗や種が買えるお店
三つ葉の苗や種を買いたい場合は、販売店をのぞいてみましょう!
こちらから購入するとポイント還元があります。

三つ葉は年2回栽培することができる野菜で、三つ葉の旬は、春夏は4月~7月、秋冬は10月~12月です。

三つ葉は、セリ科の科目に属する多年草で、葉が三つに分かれている形状が和名の由来です。
日本では地域を選ばずに、冬が寒い北海道から年間を通して暖かい沖縄まで、幅広く分布しているのが特徴です。

三つ葉は林内の日陰に生えやすく、高さは大きく40㎝~50㎝にもなります。
葉は複葉で互生するのが特徴で、6月~7月に掛けて小さな白い花を咲かせます。
三つ葉は日本料理の定番でもありますから、小さくコンパクトに育てられる点と合わせて、味覚においても楽しめるので人気です。

三つ葉の花

三つ葉自体は東アジア全体に分布しているので、小さな見掛けによらず、環境に対する柔軟性が高い強い野菜だといえます。

栽培のポイントは発芽適温の20℃前後と、生育適温の15℃~22℃以内で育てることです。
比較的涼しい場所を好むので、そうした環境で育てるのがポイントですが、暑い場所でも負けないのが魅力です。

ただ酸性の土壌には弱く、好適土壌pHには6~6.5が求められます。
土壌は苦土石灰を良く混ぜて作り、中和してから育て始めるのが得策です。
基本的に連作は不可能なので、連作障害はあると捉える必要があります。
仮に同じ場所に三つ葉を植える場合は、最低でも3年~4年を開けるのが無難です。

栽培時期は他の野菜に比べると短いので、元肥を重視して育て始め、酸性土壌にならないように注意するのが成功のコツです。

具体的な栽培時期は、種まきだと3月~5月一杯、もしくは9月ということになります。
植え付けでは時期が少しスライドして、4月~6月一杯か、10月が最適です。
収穫は4月~7月の頭までで、10月~12月までの期間もあてはまります。

涼しい場所を好む野菜ではありますが、地上部は案外低温に弱く、霜が付いてしまうと枯れるほどです。
根には耐寒性があるので、翌年を迎えれば春には再び萌芽します。

乾燥した空気を嫌うことから、保湿性の高い有機物の多い用土が栽培に好適しています。

2.三つ葉の栽培基本(畑・プランター)

肥料

種まきに使う種は、前もって一晩水に浸けて生乾きにしてからまきます。
まく間隔は5㎝位が丁度良く、まき溝を付けてから作業すると捗ります。

三つ葉の種は条まきが基本で、3合ポットや連結ポットであれば、4~5粒ずつ種まきを行います。
三つ葉は好光性ですから、覆土は薄めを心掛けて、種が隠れる程度を掛ければ十分です。

三つ葉の育苗は本葉が3枚~4枚になるまで行い、十分に育ってから植え付け作業に入ります。
畑は酸性土壌が厳禁なので、植え付けの2週間前に石灰を施して耕します。
苦土石灰は効果的に土を中和してくれるので、三つ葉に限らず土作り全般に役立ちます。

畝を全体的に深さ20~30㎝で耕したら、堆肥や油かす、それに化成肥料をすき込んで混ぜます。
畝幅は90㎝が目安で、高さ10㎝ほどの畝を立てましょう。
土作りは石灰と堆肥をまいて耕すことから、元肥を入れて土壌を整え、まき溝を作って種まきするまでの3ステップです。

一見難しそうに思えても、実際にやってみるとハードルは低く、他の野菜にも役立つ栽培の基本が身に付きます。

三つ葉の植え付けは、育苗中の三つ葉の葉が3枚~4枚に育ち、畑の中和作業と畝立てが済んだタイミングがベストです。
ポイントから見ると、植え付けは畝と直角に条間15㎝を心掛け、株間5㎝~10㎝になるようにすると良く育ちます。

三つ葉は直根性で傷に弱いので、育苗中は勿論、植え付け時にも傷めないように注意します。
植え付けが済んだら十分に水を与え、乾燥しないよう定期的に水分の供給を行いましょう。
乾燥は三つ葉にとって大敵ですから、鉢植えやプランター栽培であれば、大きく深い物を用意した方が三つ葉は喜びます。

プランターで栽培する場合は、深さ15㎝以上のタイプを選んで使用します。
夏場は遮光が必要で、逆に冬場は日当たりの確保が不可欠なことから、移動しやすい大きさを選ぶのがポイントです。

土は野菜用の園芸土が手軽で、培養土と呼ばれる物を選べば失敗せずに済みます。

プランターでも種から栽培可能ですが、必要な分だけ苗を買って植えると、とても経済的で無駄が省けます。
種まきから始める時は、培養土を用意してプランター全体を埋め尽くします。
事前に底に鉢底石を敷き詰めておくと、水捌けが良くなって三つ葉の栽培環境が改善します。

種は畑用の育苗を行う際と同様に、水に浸けて皮を柔らかくしてから種まきに使います。
まき方も畑と変わらず条まきが最適で、深さ5mm程度の溝を作ったら、1㎝間隔でまいて行きます。

土はやはり薄めに掛けて、上から優しく押さえ付ければ土壌に定着します。
種が流れない程度の優しい勢いで水をまき、十分に水分を行き渡らせれば、プランターでの種まきの完了です。

育苗中は特に乾燥にことから、発芽したら朝夕の2回のペースで水をまきます。
ただし、やり過ぎも良くないので、三つ葉が喜ぶ水分量を見極めて水やりをすることです。

肥料を与えるペースは1ヶ月に1回で、化成肥料か有機固形肥料を与えることになります。
原則は生育の状況を確認しながらですから、機械的に与えれば良いわけでもないです。
その辺が難しいところで、また作物を育てる楽しい部分でもあります。

3.三つ葉の栽培手入れ

水やり

三つ葉は、栽培時の間引きと除草の手間暇が、収穫時の品質や量に影響を与えます。
双葉が開いたら最初の手入れの合図で、形の悪さや生育が良くない物を中心に取り除きます。苗同士が3㎝の間隔になるように注意して、やり過ぎないように心掛けます。

2回目は本葉が4枚~5枚になった頃で、今度は間隔を8㎝~10㎝程度にします。
多少混み合っている位の方が、三つ葉は葉の柔らかさを保ったまま良く育つのが注目点です。

雑草は三つ葉の養分を奪うので、間引きのタイミングに限らず、定期的に確認して取り除きましょう。

2回目の間引きは追肥のタイミングでもあるので、化成肥料を苗の周りにまきつつ、土を混ぜながら土寄せします。そうすると三つ葉が消費した土の養分が元に戻り、再び順調に生育できるようになります。
土寄せの際は苗を安定させるのがポイントで、しっかりと養分を吸えるように固定します。

土寄せを終えたら液肥を水で薄めて、1週間~10日に1回の間隔で与えます。
追肥を行うと、養分が供給できるのでついつい油断しがちですが、同時に雑草にも栄養が行くので要注意です。

除草は間引きや追肥に土寄せだけでなく、朝夕2回の水やりの時にも行うことが大切です。
こまめな除草が良質な三つ葉を育てるので、手を抜かずに養分を三つ葉に与えたいところです。除草作業は根に近い物、あるいは大き目の雑草から始めると効率的です。

極端な温度変化でもない限り、環境変化の影響を受けにくい野菜なので、他の手入れはしなくても大丈夫です。

多少大雑把な手入れでも育つので、手間の掛からない野菜だといえるでしょう。
追肥は1ヶ月に1回程度で済みますから、そう考えると普段の手間は水やり位なものです。
後は日のあたりや乾燥さえ防げば、暫く待つことで美味しい三つ葉が食べられるようになります。

手間の掛からなさは経済的にも魅力的で、あまりお金を掛けずに野菜が育てられることを意味します。

4.三つ葉の収穫時期について

三つ葉

三つ葉が枯れる原因は、水切れや極端な乾燥状態に置かれることが大半です。
元々水辺に自生する植物なので、水切れも乾燥も致命的です。
水分不足は僅かでも三つ葉の質を左右しますから、土が乾いたら水をまくつもりで、必要に応じて水分供給を行うことが肝心です。

暑さには強い野菜ですが、夏の直射日光は時に枯れる原因となります。
三つ葉は半日陰の環境を喜ぶので、プランター栽培なら、日差しが強い日は日陰を探して移動するのが賢明です。

移動が難しく日差しが避けられない場合は、寒冷紗を掛けて擬似的に日陰を作るのもありです。直接的な日差しの影響が緩和できるので、枯れる原因が根元から取り除けない時の回避策となります。

収穫は三つ葉の草丈が20㎝に到達すると可能で、根元を5㎝ほど残してハサミで切り取ります。
収穫時期は、種や苗を植えた時期、そして栽培する環境にもよりますが、5月中旬から3ヶ月ほど続きます。
秋以降は成長スピードが低下するものの、9月下旬から1ヶ月位収穫が楽しめます。
収穫量は栽培面積に依存しますが、小さなプランターでも家族分が収穫できて、和え物やお浸しなどで味わえます。

秋の収穫なら、収穫量によってお正月のお吸い物やお雑煮にも使えます。
お正月の三つ葉は需要により値が上がるので、秋用に栽培すると育てる楽しみに加えて節約が実現します。

5.三つ葉に発生しやすい病気と害虫

三つ葉の育て方・栽培方法

三つ葉は夏の日差しと乾燥によって、病気が生じることがあります。

葉の変色や根腐れはその代表で、葉に緑や黄色、または薄い褐色の模様がでればモザイク病が疑えます。
発生時期は5月~11月までと広く、害虫のアブラムシを介して感染します。
ウィルス性なので感染すると厄介ですが、薬剤による害虫予防で回避可能です。
葉に変色や歪みが発生するので、見た目で発見することのできる病気です。

さび病はカビが原因の病気で、葉に丸いさびに似た病斑が発生します。
真円ではなく楕円が特徴的ですから、こちらも見た目で発見したり判断できます。
夏の低温かつ多湿時に発症率が上がるので、極端な気温の変化には注意が必要です。
対処法には発病株の抜き取りと、薬剤を使った治療方法があります。

発症しても回復できる可能性があるので、予防しか手がないモザイク病に比べて、あまり深刻にならずに済むのが幸いです。

べと病は、葉に薄い黄色の病斑が現れるのが特徴で、小さいながらも見た目を変化させます。葉の裏にはすす状の白カビが生えるので、葉の表側ばかりに気を取られていると発見が遅れます。
べと病も高温多湿で発生しますが、5月~8月に集中している点がさび病と異なり、薬剤を使った治療が行なえます。

他にも立ち枯れ病や根腐れ病、株枯れ病なども発生しやすい病気に数えられます。

害虫の方はニンジンアブラムシにナミハダニ、ヒメフタテンヨコバエ、それにキアゲハの幼虫などが有名です。
直接的な被害はあまりありませんが、アブラムシはウィルスを介在するので油断は禁物です。

キアゲハの幼虫は、放置しておくと葉が付かなくなるほど食害するので、見付け次第取り除くことが重要です。

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