モロヘイヤの育て方・栽培方法

モロヘイヤの育て方・栽培方法

1.モロヘイヤ栽培の特徴と時期


モロヘイヤの育て方手順に沿って、畑やプランターでモロヘイヤを栽培してみましょう!
モロヘイヤは簡単に育てられるので、初心者が栽培するのにもオススメの野菜です。

モロヘイヤの栽培データ
■モロヘイヤの栽培難易度:★★★☆☆

■モロヘイヤの旬:夏~冬7月~11月

■連作障害:出にくい

■栽培時期:春植え

■春の種まき:4月~6月
 春植え:6月~7月
 収穫時期:7月~11月

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モロヘイヤは年1回栽培することができる野菜で、モロヘイヤの旬は、夏~冬の7月~11月です。

モロヘイヤの科目は、アオイ目アオイ科のシマツナソであり、青しそに良く似た葉のインド原産の植物ですが、果実には鬱血性心不全を引き起こすストロファンチジンが含まれているので気をつける必要があります。

しかしモロヘイヤは栄養素に、ホウレン草の2倍以上のβカロテンや植物では稀有な豊富なカルシウム及び食物繊維を豊富に含むことから野菜の王様とも呼ばれています。

また、モロヘイヤは、フラボノイドの一種とされる高い抗酸化作用を有するクェルセチンを多く含有していることから、アンチエイジングや血管系の疾患予防などの効果があり、胃や消化器の粘膜を保護するので、夏バテを防止する効果も期待出来る野菜です。

モロヘイヤは、北アフリカ原産であることもあり、栽培時の気温が低いと正常な発芽や生育が行われないので、気温が十分に高くなってから栽培を行うのが栽培のポイントとされ、一般的にモロヘイヤは25℃で発芽し生育には25℃~30℃が最も適しているとされています。

もう一つのモロヘイヤ栽培のポイントは、土が乾燥しないように適時水を与えることであり、土が乾燥するとモロヘイヤの茎が硬くなってしまい、食感が悪くなる特徴があります。

モロヘイヤの栽培時期は、気温が25℃を超える4月下旬~6月中旬が最も適しているとされ、焦ること無く気温が適正となるまで待つのが栽培のポイントです。

モロヘイヤは、暑さに強く気温の高い7月~8月にかけて最も生育度合が高く、虫がつき難く、初心者でも簡単に栽培することが出来ます。

モロヘイヤの好適土壌pHは、基本的に5.5~6.5が適しているとされ、中性よりもやや酸性の土壌を用意します。

酸性の土壌は、栽培前に石灰剤を土壌に混ぜ、良く耕してから栽培に取り掛かる必要があります。
土壌の準備は、石灰剤が十分に土壌に馴染むように栽培開始の2週間程度前に完了しておくのも栽培のポイントです。

2.モロヘイヤの栽培基本(畑・プランター)

肥料

モロヘイヤの土作りは、植え付けの2週間くらい前までに終える必要があります。
強酸性や強アルカリ性の極端な土壌では栽培が不可能なので、堆肥や油粕などの肥料と共に土壌を中性よりもやや酸性の土壌に改良するための石灰剤を十分に混ぜます。

モロヘイヤは、プランターや畑に幅60cmで高さ5cm~10cm程度の畝を作る必要があり、しっかりと根が張れるように深さ30cm以上の大型のものを使うのが栽培のポイントです。

モロヘイヤの種は、寿命が長く3年~4年保存した種でもしっかりと発芽する特徴がありますが、種まきの前に一晩水に浸してから撒くと発芽しやすくなります。

モロヘイヤの種には、鬱血性心不全を引き起こす有毒成分を含有しているので、栽培者が気をつけるだけで無く、乳幼児や愛玩動物が間違って口にするようなことが無いように気を付ける必要があります。

モロヘイヤの苗栽培は、最も発芽に適しているとされる気温25℃をコンスタントに上回るようになる4月下旬~6月中旬にセルトレイやポットに種まきをして栽培します。

モロヘイヤの種まきは、栽培用の作った土を8分目~9分目まで入れたセルトレイやポットに指で2箇所~3箇所の窪みを作り1粒ずつまき、軽く土を被せると共に上の土を押してならすのがコツです。

モロヘイヤ栽培は、種が乾燥しないように水を十分に含ませ、発芽後も順調な生育を促すために毎朝水を与え、乾燥を防ぐのが栽培のポイントの1つです。

モロヘイヤの育苗は、畑やプランターに植え付けまでに本葉が1枚~2枚と生育状況の悪い苗を間引き、苗の草丈が15cm程度で本葉が5枚~6枚に生育した頃に畑やプランターに植え付けます。

植え付けする際には、モロヘイヤは摘芯をしないとすぐに草丈が1mを超えてしまい手に負えなくなることを考えて、苗と苗の間を最低でも30cm~40cm程度あける必要があり、植え付けた際には根鉢や株元の土が崩れないように土を押さえて株を安定させます。

植え付け後には、茎や葉を硬くする原因となる乾燥を予防するために水をやりますが、表面だけで無く、土壌の中まで染み込むようにしっかりと水をやる必要があります。

モロヘイヤは、25℃以下になると著しく生育効率が低下するので、気温が低い時には栽培用のポリフィルムでマルチングする必要があり、早採りをする際にはトンネル栽培が有効です。

モロヘイヤの栽培は、土壌を作る際に堆肥や油粕などの肥料を混ぜていますが、植え付け後3週間~1カ月を目処に2週間~1カ月に1回の頻度で追肥を行います。

追肥の回数を増やし、肥料切れを無くすことによって食感の柔らかい葉を沢山収穫出来るようになるので、特に暑い時期は適切な追肥を欠かせないのも栽培のポイントです。

モロヘイヤは、1㎡あたり化成肥料30gの全面施肥が一般的な追肥量であることから1株あたり化成肥料15gが適量とされ、有機肥料は株から少し離して与えると根が横に広がり株も大きくなります。

3.モロヘイヤの栽培手入れ

水やり

モロヘイヤ栽培は、日当たりの良い場所で十分な水やりと適切な追肥を行いますが、病気の発生を抑制する目的も含め、風通しの良い場所での栽培が適切です。

モロヘイヤは、植え付け後草丈が30cm~50cmに生育したら茎の先端から3節~4節にあたる10cm~15cmの位置で摘芯や切り戻しと呼ばれる間引きを行うことで、側枝を横に生育させます。

摘芯や切り戻しを行うことで栽培者が収穫しやすいメリットだけで無く、食感の柔らかいわき芽の量が著しく増加し、収穫量も増加するメリットが得られます。

モロヘイヤは、茎の先端を摘芯してやらないと上へ上へと生育してしまい草丈が1mを大きく超えてしまい手入れできなくなるだけで無く、葉が硬くなり食感が悪くなると共に味も著しく落ちてしまう特徴のある植物です。

モロヘイヤは、一般的に草丈が30cm~50cm程度に生育すると摘芯を行いますが、風の強い場所では傾けた支柱で茎を安定させてやる必要もあります。

モロヘイヤは、特に暑く土壌乾燥しやすい時期に急激に生育スピードを上げるので、朝だけで無く土壌が渇いたのを見計らって水をやるなどの水対策が必要です。

乾燥すると葉が硬くなり、食感と味が悪くなるので、1回目の追肥後に、乾燥を予防するために藁を畝に敷き詰める対策や、乾燥の恐れのある夏季には畝間にも土壌の中までしみ込むほど水をやるのも有効です。

モロヘイヤは、雑草に栄養を吸収され肥料切れを起こすと生育が悪くなるだけで無く、葉が硬くなり食感と味が落ちてしまうので、しっかりと除草する必要があります。

4.モロヘイヤの収穫時期について

モロヘイヤの収穫

モロヘイヤの収穫時期は、畑やプランターの露地栽培ではコンスタントに気温が25℃~30℃以上になる7月から花をつける11月中旬までとされ、トンネル栽培の場合には入梅前後の6月~9月まで収穫出来ます。

モロヘイヤは、芽先から15cm~20cmの柔らかな部分をこまめに摘み取ることで収穫量が増加しますが、摘芯と合わせて収穫をこまめに行うことで盛んに分枝すると共に次第に芽先が増加して収穫量が増加する特徴を持つ植物です。

また、短日植物のモロヘイヤは、日照時間が短くなると花をつける特徴があり、花がつくと茎が硬くなると共に栄養が花に回されてしまうので葉の食感と味が落ちてしまいます。

そのため、花をこまめに摘み取る必要があり、花がつく前に摘芯することで収穫期が延長され収穫量が増加させることが出来る植物です。

モロヘイヤは、発芽時期や幼苗時期は根が細く、肥料焼けや植え替え時の根の損傷や、土壌pHが著しく変化することで枯れてしまうことがあります。
また、害虫や病気によっても枯れてしまうことがあるので、注意しましょう。

モロヘイヤは暑い国の植物のため日本では越冬はできません。
秋口に小さな花が咲いている場合、サヤができるのではじけてしまう前に刈り取って乾燥させ種の状態で越冬します。

5.モロヘイヤに発生しやすい病気と害虫

モロヘイヤ

モロヘイヤは、病気に強い植物ですが、稀に黒星病やうどんこ病及び灰色カビ病を発症することもあり、特に黒星病の発症リスクが高い植物です。

黒星病は、糸状菌と呼ばれるカビが原因であり、葉に淡褐色や黒色のシミが現れ、次第に大きくなるとともに病班部の周りが変色し落葉するため、病害にあった株は早々に除去する必要があります。

モロヘイヤは、害虫にも強い植物ですが、ハダニ類やアザミウマ類に加え、ネコブセンチュウやオンブバッタなどの害虫被害を受けることがあります。

ハダニ類は、クモのような糸を吐く体長0.3mm~0.5mmの昆虫であり、3月~10月の暖かい時期には葉の裏に寄生して栄養を吸い取り、植物を弱らせる害虫です。

ハダニ類は、放置すると寄生している葉の色を悪くするだけで無く、植物自体を枯らしてしまう恐れのある害虫なので早期に駆除する必要があります。

しかし、ハダニ類は飛来して寄生するので根絶することは難しく、こまめに霧吹きなどで葉の裏を洗い流したり、天敵のケシハネカクシを退治しないようにします。

ハダニ類の発生時には、セロハンテープやガムテープなどで貼り付ける駆除方法や葉の裏へ牛乳水を散布する駆除方法などで対応しますが、大量に発生した時にはでんぷんスプレーや乳剤などを吹きかけて駆除するのが一般的です。

6.モロヘイヤ栽培の後作にしたほうが良い作物

モロヘイヤで後作した方が良いものは、基本的に暑さに強い野菜です。
暑さに強い野菜を後作した方が良い理由は、モロヘイヤが暑さに強い植物だからに他なりません。

野菜の中には、暑さに非常に弱くて夏場の栽培に適していないものが多く存在します。
例えば、家庭の主流となっているレタスは高温での栽培に向いていませんので、モロヘイヤの後作としては難しいです。
同じように後作をする場合には、同時期に収穫や栽培ができるものが向いています。
逆に、同じレタスでも春レタスの後作としてモロヘイヤを栽培するような場合は向いていると言えます。

なぜ同じような野菜であっても向いているものと向いていないものがあるのでしょうか。
これは、収穫時期とモロヘイヤの栽培時期が時期的に被っているかどうかの問題点があるからです。
上述のように、モロヘイヤに関しては連作障害をあまり気にする必要性がないので、同じような野菜の種類であっても収穫時期によって後作に向いているものと向いていないものが出てきます。

また、病害虫に関するメリットもあります。モロヘイヤは、栽培していく過程で葉を腐らせたり枯らしてしまう害虫にとても強い傾向がありますので、害虫に弱い野菜を後作で考えても問題ないのです。

土壌に対して悪い影響を与えないので、前作の悪い部分を神経質に考えなくても済みます。
ただ、酸性土壌にあまり強くないという性質を持っているため、時期は被っていても土壌の性質そのものが合っていないものは後作として避けるべきです。
このように、どれが合っているかを考えるのではなく、モロヘイヤの栽培環境に近いものはどれかを考えた方が良いと言えます。

7.モロヘイヤ栽培の後作にしないほうが良い作物

モロヘイヤ栽培の後作にしないものとしては、後作しない方が良いものがあまり存在しません。

強いて述べるならば、後作でモロヘイヤと栽培環境が明らかに違いすぎるものだけは避けた方が無難です。
後作しない方が良い理由が希薄なのは、モロヘイヤが実は連作に強い植物だからに他なりません。

植物には、収穫後に連続して同じ種類のものを栽培することが難しいものが存在します。
こうしたことを知らないので何度も同じ植物を栽培して生育に障害が生じてしまうことを、連作障害と言います。
一方で、モロヘイヤは植物の中でも珍しいくらいに連作障害になりづらい植物なので、後作での植物選択にも神経質になる必要性が存在しないというメリットがあるのです。
ただ、育てていく過程で周囲の環境に影響を与えてしまう可能性は若干ありますので、この点だけは注意しなくてはいけません。

モロヘイヤは、非常に暑さに強い植物であるため、暑ければ暑いほど生育には適しています。実際に、発芽適度は最高で35度前後ですし、生育環境も最大で30度前後です。
暑さに耐えることができるため初心者でも比較的容易に収穫できます。また、虫が付きにくくて病気になりづらいという強さも持っています。
後作による連作障害を考慮しなくて良いことを考えても、非常に魅力的な植物です。
ただ、完熟したモロヘイヤの種子には毒が存在しますのでこの点は本当に気を付けなくてはいけません。
土壌の上に放置しておいたり間違えて処理し忘れてしまうと周囲の環境に悪影響を残す可能性もあります。
栽培は簡単で連作障害も気にする必要はないですが、毒の部分に関してだけは忘れないようにしておくことが大切です。

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