のらぼう菜の育て方・栽培方法

のらぼう菜

1.のらぼう菜栽培の特徴と時期


のらぼう菜の育て方手順に沿って、畑やプランターでのらぼう菜を栽培してみましょう!
のらぼう菜は栽培難易度も低いので、初心者が栽培するのにもオススメの野菜です。

のらぼう菜(野良坊菜)の栽培データ
■のらぼう菜の栽培難易度:★☆☆☆☆

■のらぼう菜の旬:春3月~5月

■連作障害:あり

■栽培時期:秋植え

■秋の種まき:8月~11月
 秋植え:10月~11月
 収穫時期:翌年3月~5月

■のらぼう菜の種が買えるお店
のらぼう菜の種を買いたい場合は、販売店をのぞいてみましょう!
こちらから購入すると、届けてくれるので便利です。

のらぼう菜は、あまり聞きなれない方もいらっしゃると思いますが、のらぼう菜とは、江戸時代から関東に根付く伝統野菜で、主に東京都西部地域、埼玉県飯能市・比企郡付近、で多く栽培されるアブラナ科の一種です。
のらぼう菜の原種はジャワ島を経由し、オランダの交易船が持ち込んだ西洋アブラナの一種である「闍婆菜(じゃばな)」という説があります。
のらぼう菜は、早春に伸びる「とう」を食べる野菜で、漢字では(野良坊菜)と書きます。
食す意外に、油を採ることを目的に栽培されたりもしています。
生育旺盛で作りやすく、秋口に種をまくと、翌年の春に収穫することができます。
のらぼう菜の旬は、春の3月~5月です。ハウス栽培物は、かなり早い時期から市場に出回ってきます。

のらぼう菜は収穫してしまうとあまり日持ちしないため、主に地域の直売所で販売されています。
のらぼう菜の値段は、だいたい100円~150円ぐらいで購入することができます。
のらぼう菜はスーパーではあまり見かけることがありませんので、のらぼう菜を食べたいときには、家庭菜園で栽培するのがおすすめです。

のらぼう菜は、春先の味わいとしてピッタリで、柔らかくてくせのない、とても美味しいとう菜です。
菜の花よりも、苦みやエグみが少なく子供でも食べやすい野菜です。
のらぼう菜はかき菜と見た目は似ていますが、かき菜は在来種系で、のらぼう菜はセイヨウアブラナ系統という別物です。
また、かき菜のほうが種まきも収穫時期ものらぼう菜より1か月早く行われます。
かき菜に比べるとのらぼう菜のほうが茎が太く、甘みがあります。
緑の野菜の少ない寒い季節に花を咲かせようとして伸びるのらぼう菜のわき芽は、甘くて最高です。

のらぼう菜の栄養素としては、鉄分、ビタミンA、ビタミンC、食物繊維を豊富に含んでおり、のらぼう菜の食べ方としては、おひたし、胡麻和え、炒め物、味噌汁などが人気で、お料理にも使いやすい野菜です。
のらぼう菜は、晩生種で寒さに強く、3月~5月にとう立ちする花・茎を次々に摘み取って、いただくことができ、生でもほんのり甘く美味しく食べられます。

高冷地や冷涼地では種まきは8月~10月、温暖地では8月~11月、暖地では9月~11月ぐらいに種まきを行うと良いでしょう。
収穫は、寒さが和らぎ始めた3月~5月の時期で気候によって違いがあります。
のらぼう菜の栽培期間は、品種によりますが、種まきから180日ほどで収穫できます。
花が咲くと茎が固くなるため、育ちすぎる前にのらぼう菜の収穫を行いましょう。
秋冬の葉は硬いので、食用には向きません。

のらぼう菜の発芽適温は20℃~25℃前後、生育適温は10℃~20℃ぐらいです。秋に株を十分に大きくすることが大切なので、冬の時期は風で倒れないように育てていきます。

のらぼう菜は、春先、最初のトウが大きく育ったら摘み取り、以後、伸びてきたわき芽を開花前に順次折って収穫していく野菜です。
好適土壌pHは6.0~6.5ぐらいが望ましいでしょう。

のらぼう菜は連作障害があります。同じ作物を続けて作ると、土壌の病害微生物が作物に影響してしまったり、特定の栄養分が不足したりします。

のらぼう菜は、アブラナ科目の野菜で、特に連作障害が起こりやすいため、1年~2年、土を休ませたり、別の科目の野菜を植えてから再度植えるようにしましょう。

2.のらぼう菜の栽培基本(畑・プランター)

肥料

のらぼう菜は、畑やプランターに植えて簡単に作ることができる野菜です。

のらぼう菜は成長すると、草丈50cm前後、根っこは50cm以上深いところまで伸びていきます。
そのため、プランターを使ってのらぼう菜を栽培する場合は、底が深めのプランターを使用しましょう。

ポットに種をまく場合は、1cmの深さに3粒~4粒ほどまいて、葉っぱに重なりが出てきたら、間引きして、本葉が5枚~6枚になったら株間40cmで1本定植を行います。

畑での植え付け方法は、最初に畑作りを行います。畑は1㎡あたり堆肥3㎏、苦土石灰100g、化学肥料100gを施しておき、畑を良く耕して、水が溜まらないように畝を平らにしていきます。

種まきは、株間40cm、1cmの深さに4~5粒の種をまいていきます。
種をまいた後は、軽く土をかけて水をあたえ、生育に応じて順次間引きし、霜が降りる前に幅60cm、株間40cmに定植します。

長期間のらぼう菜を収穫する場合は、苗の株間を広く取り、生育に応じて順次間引きをしていくことで大きく育てていくことが可能です。
上手に育てるとかなり大きな株になるため、家庭用であれば3~4株もあれば、十分なわき芽が収穫できます。

のらぼう菜の種の発芽温度は、20℃~25℃ぐらいで、3日~4日ほどで発芽します。
発芽率は大体90%ぐらいで、3日ほどで二十日大根よりやや小さな双葉が生えてきます。
種まきから、10日ほどで、双葉が大きくなっていき、本葉が生えてきます。

種まきから1ヶ月ほどで、葉っぱの面積が大きくなり、葉の周りの部分はギザギザした形状がつくられてきます。

3.のらぼう菜の栽培手入れ

水やり

のらぼう菜の栽培は、日当たりと風通しのよい場所で行うと元気に育ちます。また、水はけにも注意しながら行うと根腐れが起きにくくなり、病気にもかかりにくくなります。

のらぼう菜は成長してくると葉が混み合ってきますので、様子を見ながらその都度間引きを行いましょう。
なるべく丈夫に育っているものを残して、細いものは取り除いておきます。

種まきから2ヶ月が経過するころには、のらぼう菜の葉っぱは大きく成長し、プランターなどで育てている場合には、プランターから葉がはみ出すほどに成長していますので、間引きを行います。
間引くことによって、のらぼう菜全体に栄養が十分に行きわたり、のらぼう菜を大きく育てていくことが出来きます。
また、間引きしたのらぼう菜は柔らかくておいしいので、茹でてお浸しにしたり、お味噌汁にしたり、調理して美味しくいただきましょう。

春先に草丈60cmくらいになったところで、摘心を行います。

1回目の「とう」を収穫したら、80gの化学肥料を施します。
追肥は、育ち具合を見ながら、2週間おきにあたえてください。

のらぼう菜は、春の訪れを知らせてくれる野菜ですが、温かくなると鳥がついばみにくることもあるため、鳥害を防ぐためにはネットをかけて鳥に食べられるのを防ぐようにします。

雑草などがも生えてくるので除草もしておきましょう。
のらぼう菜は、他の野菜と比べて種まきは秋、収穫は春のため、比較的雑草も生えにくく除草の手間が少しで済みます。

それでも風などで雑草の種が運ばれてくると、雑草が生えてきますので、畑やプランターに雑草をみつけたら、こまめに除草作業を行うようにしましょう。
雑草は成長していくと種がどんどん周囲にまかれていくので、こまめに除草するのがポイントです。

4.のらぼう菜の収穫時期について

のらぼう菜の収穫

のらぼう菜の収穫時期は、暖地では3月~4月、中間地では、3月~4月、冷涼地では、4月~5月ぐらいに収穫ができます。
だいたい、種まきから約180日が収穫開始目安となります。

のらぼう菜はトウ立ちの主茎を収穫後も、次々に出てわき芽を長く収穫できます。
のらぼう菜は、春先にドンドン出てくるわき芽を20cmくらいでポキッと折って収穫します。
わき芽を収穫するので、葉っぱを残しますが、葉っぱを食べても美味しいです。

のらぼう菜の栽培のコツとしては、冬になる前に十分成長させて株を作ることが栽培のポイントです。
そうすることによって、のらぼう菜をより長く栽培することができます。

収穫をしないでいると、どんどん成長し、花芽が出てきてやがて花が咲きます。
のらぼう菜は、一株だけでも自分の花粉で受粉することができるので、豆のような実がなります。
豆のような実はパンパンに膨らんで、枯れてくると緑から茶色のサヤになります。
サヤの中には、種がはいっているので、乾燥させ、次の栽培のための種をとっても良いです。

生育が終わったものは、実や、葉が黄色く変色していきます。
収穫時期を過ぎると、味も落ちて茎部分も固くなるため、早めに収穫を行い美味しく頂くようにしましょう。

のらぼう菜の保存方法としては、冷蔵と、冷凍で保存が可能です。
収穫後は茎が折れて痛まないように保存する必要があります。
のらぼう菜を濡れた新聞紙でくるみ、ポリ袋に入れ野菜室に立てて保存します。
牛乳パックや、ペットボトルを切って、そこ中に立てて入れておくと便利です。
冷凍保存する際は、1分ほどで軽くゆで、カットしてからジップロックなどに入れて保存すれば、必要な時に取り出しやすく、使い勝手が良いです。

のらぼう菜の種は、常温で2~3年持ちます。種子寿命はやや長命の部類に入ります。
種の保存は、種をよく乾燥し、紙袋や瓶に入れ、低湿度の場所で保管します。

あまり長い間保管してしまうと、種の中の栄養がなくなり、発芽しなくなりますので、植えようと思っている場合には、早めに使いましょう。

のらぼう菜が枯れる原因には、土壌伝染性病害がありますので、病気には十分注意する必要があります。

他にも、肥料の与え方や水の与え過ぎは枯れる原因になります。
肥料を与え過ぎた場合、栄養過多になって葉が枯れていきますし、肥料不足の場合も枯れてしまうので、畑作りの段階で肥料の量をしっかり量り、土づくりを行ってください。

水は1日1回与えれば、元気に育ってくれます。
水はけの悪い畑や、雨が降った後などに、水を与えすぎてしまうと、土中でカビが発生してしまったり、病気になって枯れてしまうことがあるため、水の与えすぎには注意しましょう。

5.のらぼう菜に発生しやすい病気と害虫

のらぼう菜の病気

のらぼう菜の主な病気は、べと病や根こぶ病などがあります。

べと病は、糸状菌というカビが原因でおこる病気で、湿度が高い時に発生しやすく、葉っぱに褐色の斑点が現れます。
のらぼう菜の緑色の葉っぱが、黄色みがかっていたり、茶色く変色している際には注意が必要です。
そのまま放っておくと、葉がガサガサになり、葉が茶色になって、やがて枯れてしまします。

根こぶ病は、初期症状として葉や茎が日中にしおれて、夕方になると回復していきます。

地表に近い部分の根をよく観察するとこぶが沢山できています。
根こぶ病菌が進行していくと、のらぼう菜の生育がどんどん悪くなって成長が止まり、そのまま枯れていきます。

病気のせいで根から土の栄養分を吸収することが出来なくなり、のらぼう菜の成長も止まってしまい、枯れてしまったり品質が悪くなるのです。
一度、根こぶ病が発生してしまうと、病原菌が土の中に長く残り続けます。
土中で10年生存することから、殺菌消毒が必要になります。

根こぶ病を防ぐためには、水はけのよい場所で栽培します。
土壌を中性にすると根こぶ病の発生率を下げることができるため、種まきの際に土の中に石灰を混ぜるておくと防ぐことが出来ます。

一度発病してしまったら、のらぼう菜の株を根ごと掘り上げて、処分しましょう。
堀り上げた道具も綺麗に洗い、消毒しておきます。

のらぼう菜を育てる時は、連作に注意し、同じアブラナ科の植物を栽培することは避けましょう。

のらぼう菜の主な害虫としては、アブラムシやアオムシなどがいます、葉っぱが食べられてしまわないように、防虫ネットを被せて育てるなど害虫対策を行いましょう。

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