パクチー(コリアンダー)の育て方・栽培方法

パクチーの育て方・栽培方法

1.パクチー栽培の特徴と時期


パクチーの育て方手順に沿って、畑やプランターでパクチーを栽培してみましょう!
パクチーは簡単に育てられるので、初心者が栽培するのにもオススメのハーブです。

パクチー(コリアンダー)の栽培データ
■パクチーの栽培難易度:★☆☆☆☆

■パクチーの旬:春3月~5月、秋冬9月~11月

■連作障害:出にくい

■栽培時期:春植え・秋植え

■春の種まき:3月~4月
 春植え:3月~4月
 収穫時期:3月~5月

■秋の種まき:9月~10月
 秋植え:9月~10月
 収穫時期:9月~11月

■パクチーの苗や種が買えるお店
パクチーの苗や種を買いたい場合は、販売店をのぞいてみましょう!
こちらから購入するとポイント還元があります。

パクチーは年中栽培することができる野菜で、パクチーの旬は、春は3月~5月、秋冬は9月~11月です。

パクチーのあの独特の味と香りが大好きで、
パクチーを家庭菜園で育て始めたという人も多いのではないでしょうか?

パクチーの栄養素としては、ビタミンA、ビタミンB2、ビタミンC、カリウム、鉄などが含まれています。
スーパーに行っても売っていないお店もあるのでちょっとしたときに食べたい場合は
家庭菜園で育ててしまうのがおすすめです。

パクチーは、非常に簡単に栽培でき、寒さや害虫にも強いので家庭菜園初心者にもおすすめの野菜です!
一年草なので、冬でも栽培することができます。
栽培スペースも取らないためプランターで気軽に育てることができます。

パクチーの品種としては、一般的な品種である『コモン』『シラントロ』の他、『リージャー』『カリプソ』『サントス』『チェチェニア』『マリーノ』『ハーコアー』『モロッカン』『グリーンアロマ』『コンフェティ』などがあります。

種を買う場合は、『パクチー』ではなく、英名が『コリアンダー』なので、
コリアンダーの種を購入しましょう。

プランターのパクチー栽培

この植物は、草丈40cm~60cmほどまで生育し、一般的に5月~6月にかけて白い花を咲かせ、比較的丈夫なので初心者でも栽培が可能な植物です。

この植物は、花が咲くと葉の数が増えなくなるので、葉の収穫は、一般的に花芽が出るまでに限定されています。

栽培時期は、朝夕に涼しさを感じるようになる9月~10月頃の秋まきが一般的ですが、凍結や霜の心配のある寒冷地では、寒さが緩み凍結や霜の心配が無くなる3月~4月の春まきで栽培されています。

しかし、この植物は気温が0℃でも枯れないほど耐寒性があるので、温暖な地域では比較的簡単に越冬出来ます。

好適土壌pHは、5.5~7.0と完全な中性土壌から弱酸性土壌まで比較的幅広い土壌に対応可能な植物ですが、強酸性の土壌は種まきの2週間程度前までに石灰剤を混ぜてpHを調整しておくことが栽培のポイントです。

パクチーは、ハーブの仲間なので連作障害が起き難い植物ですが、何年にもわたる長期間連作栽培を行うと連作障害が出てしまいます。

2.パクチーの栽培基本(畑・プランター)

肥料

パクチーの土作りは、種まきの2週間程度前までに弱酸性土壌のpH5.5から完全な中性土壌のpH7.0の好適土壌に調整しておく必要があります。

好適土壌は、1㎡あたり50g前後の苦土石灰と1㎡あたり堆肥1kgを入れて耕し、撹拌してしっかりと馴染ませると共に、種まきの1週間前に化成肥料を1㎡あたり60gを入れて再び耕してしっかりと馴染ませるのが栽培のポイントです。

鉢植えやプランターで栽培する場合は、赤玉土小粒60%と腐葉土40%の割合で混ぜて用土を作りますが、鉢植えやプランターの大きさに応じた量の化成肥料を加えます。

露地栽培の場合には、幅90cmで高さ10cm~20cm程度の畝に種をまき、60cmの容量20ℓサイズのプランターに7株~8株の割合で栽培しますが、鉢植えの場合には5号鉢に1株で栽培するのがポイントです。

一般的な植物は、発芽率が80%以上と高いのですが、パクチーの発芽率は60%以上と低い特徴があります。

背景には、パクチーの種が殻に包まれていることが最も大きな原因とされ、種をまく前に殻を半分に割り、数時間から一晩程度水に浸して発芽しやすくして発芽率を上げます。

また、この植物は発芽適温が20℃~25℃であることをしっかりと考慮し、発芽適温時となる季節に種まきを行うことでも発芽率を高めることも可能です。

パクチーは、発芽率が60%以上と他の植物に比べて低いので、1箇所につき4粒~6粒を蒔きます。土をかけて水を与えると、種まきから10日程度で発芽します。本葉が3枚~4枚程度生え揃った時点で、生育の悪い株を間引き、苗の植え付けを行うのがポイントです。

パクチー(コリアンダー)の間引き方法は?
パクチーの間引きについて詳しく読みたい方は関連記事をご覧ください。

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2018.07.05

パクチーは、すじまきや点まき及びばらまきのいずれの種まきでも栽培可能ですが、この植物は根を広く広げること無く、大根のように太い根を1本伸ばす直根性の特性を有する植物であり、苗の植え付けや植え替えの際には太い根を傷めないようにするのがポイントです。

そのため、太い根を傷めてしまう危険性のある植え替えは避ける方がより順調な生育が望めることから、植え替えを必要としないように種をまく必要があります。

苗を購入して栽培する場合には、極力苗が小さなものを選び、早く植え付ける必要性があり、直根性のこの植物はある程度生育して根が太くなると根付き難くなる特徴があるので気をつける必要があります。

肥料は、栽培前の土作りで混ぜた堆肥や、化学肥料及び油粕などの元肥だけでも栽培することは可能ですが、栄養が不足すると瑞々しい緑の葉が黄色の葉へと変化してしまうので2週間から1カ月に1度の頻度で、液肥や有機固形肥料などの追肥を行うのが栽培のポイントです。

また、3月~4月に種をまく春まき栽培は、種まきから花が咲いて枯れるまでの生育サイクルが短いので、種まき前の土作りで予めゆっくりと効果を発揮する肥料を混ぜておく栽培方法もあり、春巻き栽培の方が秋まき栽培に比べて追肥の必要性が少ないとされています。

パクチーは、直根性の植物であり、株元から離れた所に追肥を施しても根が広がり株が安定するメリットを得ることは出来ないので、追肥は株元に適時適量ずつこまめに施すのがポイントです。

3.パクチーの栽培手入れ

水やり

パクチーは、種まきから1週間~10日程度で発芽しますが、他の一般的な植物に比べて発芽率が低く乾燥にも弱い植物なので、栽培土壌が乾燥しないようにこまめに水を与える必要があります。

パクチーは、発芽適温が20℃~25℃なので、20℃を下回る恐れがある時にはワラなどをかけて保温すると発芽率が高められると共に、より順調な生育を促すことが出来ます。

パクチーは、発芽後は、栽培土壌の表面が乾燥していると感じられた時のみ水を与えますが、クレソンや水菜の栽培のように水を与えると根が腐ってしまうので、水は栽培土壌の表面の乾燥を防ぐ程度に行うのがポイントです。

また、ワラなどによる株元の保温は、雨などによる栽培土壌からの雨水の跳ね返りや泥の付着を防ぐことが出来るので病気への感染を防ぐメリットも得られますが、雑草の生育も促進するのでしっかりと除草する必要があります。

パクチーは、直根性の特性を有することから植え替えを必要としない植物ですが、株が込みあって葉が重なり合って生育に悪影響を及ぼす際には、重なり合った葉の間引きが必要となり、間引くことで日差しや風の通りを良くするのも栽培のポイントの1つです。

この植物は、好適環境で順調に生育すると草丈が40cm~60cmほどまで生育しますが、大根や牛蒡のように直根性の根を張るので風に弱く倒れてしまうことも多く、ある程度生育した時点で支柱を立てて順調な生育をサポートする必要があります。

パクチーは、生育適正温度が18℃~25℃とされていることから、日差しが強い際には日除けを設置する必要がある一方、ある程度の耐寒性を有していますが、秋季や冬季の栽培時には霜除を設置するのがポイントです。

開花後は、新しく葉をつけなくなる植物なので、果実が実ると共に果実が茶色く色づいたら丸ごと刈り取り、日陰で干して完全に乾燥させ、翌年の栽培時の種として用います。

4.パクチーの収穫時期について

パクチーの収穫

パクチーは、一般的に草丈が20cm程度まで生育する3月~8月頃までが収穫時期とされていますが、この植物は暑さに弱い特性があることから7月~8月の暑い時期には生育が鈍くなることがあります。

そのため、7月と8月には半日日陰の場所で栽培を続けることで、収穫量を増加させることが出来ます。

収穫時期には、草丈が20㎝程度まで生育したら、随時食感が柔らかく味の良い若葉を摘み取ることを続けます。
花が咲くと新しく葉をつけることが無くなると共に、葉が硬くなり苦味やエグみが強くなるので、蕾をつけ始めたら早期に摘み取り、収穫時期を延長するのが収穫量アップのポイントです。

種子の収穫を目的とする栽培の場合には、蕾を摘み取る必要がありませんが、適時適量の追肥を施し、収穫し終えた後に茎ごと刈り取ります。

パクチーは、5月~6月にかけて中心が紫がかった小さな蝶のような白い花を密集して咲かしますが、花にも非常に強い芳香があるので切り花などの観賞用には不向きです。

パクチーは、高温多湿な夏の気候には対応し切れない面があるものの、寒さや病気にも比較的強く、初めて栽培する人でも失敗し難い植物ですが、害虫や病気で枯れる原因となることがあります。

5.パクチーに発生しやすい病気と害虫

パクチー栽培

パクチーは、比較的病気や寒さに強いだけで無く、独特の芳香を放っていることから生育期間中を通して害虫の被害を受けることが少ない植物ですが、アブラムシやヨトウムシ及びハダニなどの害虫に加え、ゴマ粒サイズのナメクジの被害を受けてしまうことがあります。

アブラムシは、パクチーの新芽や茎などに群生し、口針を刺して植物の栄養分を吸うことで生育を阻害するだけで無く、病気に伝染した植物から栄養分を吸った際に病原ウイルスを口針に付着させると共に未感染の植物に病原ウイルスを媒介するので、早期発見と早期駆除がセオリーです。

また、アブラムシの排泄物が甘いことから蟻を呼び寄せることが多く、呼び寄せられた蟻はアブラムシの天敵を排除してしまうので更にアブラムシを増加させてしまいます。

対策としては、少量の発生時にはテープや歯ブラシで駆除しますが、大量発生時には牛乳水や石鹸水を吹き付けて死滅させ、忌避剤として木酢液や竹酢液を用いるのも害虫を寄生させない防御対策の1つです。

パクチーは、比較的病気に伝染し難い植物ですが、2016年に静岡でコリアンダー斑点細菌病が発見され伝染地域が拡大しています。

コリアンダー斑点細菌病は、下葉の周縁部に気付かないほどの小さな黒褐色が現れ、次第に2mm~5mm程度の円形の黒色病班となる病気です。

原因は、土壌に潜んでいた病原細菌が雨などによって跳ね上がり、葉に定着することだとされ、雨量の多い6月下旬~8月にかけて発症します。

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