ルバーブの育て方・栽培方法

ルバーブ栽培

1.ルバーブ栽培の特徴と時期


ルバーブの育て方手順に沿って、畑やプランターでルバーブを栽培してみましょう!
ルバーブは簡単に育てられるので、初心者が栽培するのにもオススメの野菜です。

ルバーブの栽培データ
■ルバーブの栽培難易度:★★☆☆☆
■分類:タデ科ダイオウ属
■原産地:シベリア南部
■ルバーブの旬:5~6月
■栽培時期:春まき・春植え
■種まき:4~5月、植え付け:5~6月、収穫時期:翌年5~6月
■連作障害:あり(2~3年あける)
■好適土壌pH:6.0~6.5
■発芽適温:20℃前後 
■生育適温:10~18℃

ルバーブの種が買えるお店

ルバーブの種を買いたい場合は、販売店をのぞいてみましょう!

特徴

ルバーブは、シベリア原産のハーブの仲間で、日本へは明治初期に伝えられましたが、独特の風味があることから生食として定着しなかったといわれています。
ルバーブは多年草の宿根草で、形はフキに似ていて葉は大きく、一度植えると毎年収穫することができます。植え付けを行った1年目は株を大きく育てるため収穫しませんが、2年目以降は立派に育ったルバーブの茎をたくさん収穫できるようになります。ルバーブは酸味が強いので、茎の部分をジャムやお菓子などに利用します。
ルバーブは、栽培中の手入れも比較的簡単ですので、家庭菜園初心者の方でも育てやすい野菜の一つです。

品種

ルバーブの種の品種は少ないので、ホームセンターや種苗店で入手できないようであれば、ネット通販で購入することをおすすめします。

栄養価

ルバーブには、ビタミンCのほか、カリウム、食物繊維が豊富に含まれています。お腹をすっきりとさせ、美容面でも効果があるといわれています。

ルバーブのケーキ

栽培のポイント

ルバーブは、耐寒性には強い作物ですが、多湿には弱いので、水はけの良い場所で栽培します。

栽培時期

ルバーブの栽培時期は、中間地では4月~5月に種まきを行い、5月~6月に植え付けをします。発芽適温は20℃前後、生育適温は10~18℃とされていますので、地温が十分に上がってから種まきや植え付けをするようにします。
栽培1年目は、株に養分を蓄えさせるため収穫を控えて、2年目の春以降から収穫するようにします。毎年収穫して株が古くなってきたら、4年程度で株分けをして更新するようにします。

連作障害

連作障害とは、同じ土壌で同じ野菜を栽培することによって引き起こされる障害のことをいいます。生育が極端に悪くなり、病気も発生しやすくなります。ルバーブには連作障害ありますので、植え替えの際は一度植え付けた場所では2~3年の期間をあけるようにします。

好適土壌pH

ルバーブの好適土壌pHは、6.0~6.5とされていますので、植え付けの2週間以上前までに苦土石灰をまき、土壌pHを適切に調整しておきます。

2.ルバーブの栽培方法(畑・プランター)

肥料

ルバーブの栽培は、種をポットまきして育苗してから畑に植え付ける方法と、市販の苗を購入して畑に植え付ける方法があります。家庭菜園初心者の場合は、市販の苗を購入して植え付けることをおすすめします。

種まき

種から育てる場合は、4月~5月に種まきを行います。3号ポット(直径9cm)を使用すると、苗を植え付ける際に便利です。ポットに野菜用培養土を入れ、指先で深さ1cmの窪みを作り、5~6粒の種を点まきしてから土を5㎜ほど被せて、水やりをします。種をまき終わったら新聞紙など被せて、発芽まで表面が乾かないようにします。発芽適温は20℃前後で、1週間ほどすると発芽し始めます。
発芽して本葉2~3枚の頃に、形や生育の悪いものをハサミで切り取り、1ポット1本になるように間引きを行います。本葉4~5枚になったら畑に植え付けます。畑に植え付けるまでの間は、土の表面が乾いてきたら水やりをします。

土作り

ルバーブを栽培するためには、畑の土作りが重要です。日当たりと排水性の良い場所を選び、植え付けの2週間前までに土作りを行います。苦土石灰1㎡当たり100gを全面に撒いてよく耕します。植え付けの1週間前になったら、堆肥1㎡当たり2kg、化成肥料100gを撒いて深く耕します。
なお、堆肥を使う際に大切なのは完熟しているかどうかということです。未熟な堆肥をすき込んでしまうとガスが発生し、土壌に悪影響を与えるだけでなく病害虫の原因にもなります。完熟堆肥は、土に混ぜ込むことで微生物の働きを活発にし、健康的な土を作ってくれます。
土をよく混ぜたら、畝を作ります。畝幅は80㎝、高さは10~15㎝にします。なお、株元に敷きワラを施して、泥はねによる病気感染を予防するようにします。

植え付け

畑に植え付ける時期は、5月~6月となります。ポットで育てた苗は、本葉5~6枚の丈夫な苗を畑に植え付けます。ポット苗の根と土が塊になっているものを「根鉢」と呼びますが、根鉢より大きめの植え穴を掘ります。根鉢を崩さないように苗を取り出して植え穴に入れ、土を寄せて株元をしっかりと押さえます。その後、たっぷりと水やりをします。ルバーブは大きく育つので、植え付けの際は株間を60cm以上あけます。ちなみに植え付けは晴天時よりも薄曇りの方がスムーズな活着を促します。

プランターでの栽培方法

ルバーブは茎葉が大きく成長しますので、プランターで栽培する場合は大型のものを用意します。鉢植えなら、8号鉢(口径24㎝)で1株が目安です。水はけを良くするために、鉢底石を底部に敷きつめます。土は市販の野菜用培養土を利用すると便利です。土はプランターの高さ8分目まで入れ、ウォータースペースを作ります。

市販の苗を購入して植え付ける場合は、本葉4~5枚の丈夫な苗を選ぶようにします。根鉢を崩さないように苗を取り出して植え穴に入れ、土を寄せて株元をしっかりと押さえます。植え付け後は、たっぷりと水やりをします。日当たりの良い場所で管理しますが、ルバーブは暑さに弱い作物ですので、真夏は風通しの良い半日陰の場所に移動させます。

3.ルバーブの栽培手入れ

水やり

水やり

ルバーブは、水をやりすぎると根腐れを起こしますので、土の表面が乾いてきたら水やりをします。プランター栽培でも、水を与えすぎは根腐れを起こしてしまうことがあるので、土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えます。

追肥

追肥は、苗を植え付けてから3週間後に1回目を施します。その後は、月に1回の頻度で追肥を施します。畑栽培の場合は、化成肥料1㎡当たり30gを施します。2年目からは毎月の肥料を半分以下に減らします。

摘蕾

ルバーブは、5月になるとトウ立ちして花を付けるので、早めに花芽を摘み取ります。

4.ルバーブの収穫時期と生理障害

ルバーブ

収穫適期

1年目は株を充実させるため収穫はしません。ルバーブの収穫適期は、2年目の5~6月です。2年目に、葉柄が30㎝ほどになったら、葉柄のつけ根をハサミで切って収穫します。葉はシュウ酸が多く含まれているため食用にできません。7月以降は収穫しないで、翌年のために株を休ませるようにします。

生理障害

ルバーブの生理障害として真っ先にあげられるのが暑さによる枯死です。寒さには、かなり強いルバーブですが、夏が越せないことも珍しくありませんので日よけが必要になる場合もあります。夏場にルバーブが弱っているからといって追肥をしてしまうと、さらにダメージが大きくなってしまいますので注意します。

5.ルバーブに発生しやすい病気

赤いルバーブ

うどんこ病

うどんこ病は、葉の表面にうどん粉を振りかけたような白い斑点を生じ、症状が進むと葉全体が白くなります。白い粉の正体はカビで、湿度が低く乾燥気味の時に発生しやすくなります。葉が繁茂してきたら摘葉を行い、日当たりや風通しを良くして対処します。窒素肥料が多いと発生しやすいので、追肥にも気をつけます。発病した葉は切り取って畑の外に持ち出して処分します。持ち出す際は、健全な葉に粉が飛散しないように注意します。

6.ルバーブに発生しやすい害虫

アブラムシ類

アブラムシは、体長1~4㎜ほどの害虫で、葉裏などに寄生し、汁液を吸って加害します。集団で吸汁するため生育が著しく悪くなり、食べ尽くすと健康な植物に移動してウイルス病を感染させます。アブラムシは、土壌中の窒素成分が多いと発生しやすいので、窒素肥料のやりすぎに注意します。アブラムシはウイルス病を媒介するため、早期発見と駆除に努めます。

ルバーブの育て方を読んだあなたにおすすめの記事:

オルトラン粒剤の使い方・オルトラン効果まとめ!

2018.10.27




ルバーブ栽培