生姜(ショウガ)の育て方・栽培方法

ショウガ(生姜)の育て方・栽培方法

1.生姜栽培の特徴と時期


生姜の育て方手順に沿って、畑やプランターで生姜を栽培してみましょう!
生姜は簡単に育てられるので、初心者が栽培するのにもオススメです。

生姜(ショウガ)の栽培データ
■生姜(生姜)の栽培難易度:★★★☆☆

■生姜の旬:春7月~8月、秋10月~11月

■連作障害:あり

■栽培時期:春植え

■植え付け:4月~5月

■葉生姜の収穫時期:7月~8月

■根生姜の収穫時期:10月~11月

■生姜の種が買えるお店
生姜の種を買いたい場合は、販売店をのぞいてみましょう!
こちらから購入すると、届けてくれるので便利です。

農家の生姜栽培は、雪どけとともに春の農作業が本格的にはじまります。
4月の時点では生姜種が品薄になることがあるので、購入する際は早めに生姜種を手に入れておきましょう。
生姜は春から栽培することができ、生姜の旬は、春は7月~8月、秋は10月~11月です。

ショウガ栽培

生姜の科目は生姜科で、原産地は熱帯アジアとされています。日本には中国から伝わり、奈良時代には栽培が行われていたとされています。

生姜は、大きく分けて葉生姜と根生姜の二つがあります。
また、大きさによって、大生姜、中生姜、小生姜の3種類に分けられています。

生姜の品種としては、大生姜は、『八郎生姜』が有名です。繊維質が少ないのが特徴で、紅生姜や甘酢ガリに使われます。
中生姜は、『らくだ生姜』や『房州生姜』があります。
小生姜は、『三州生姜』『谷中生姜』『金時生姜』などがあります。

葉生姜を収穫したい時は、中生姜や小生姜を選ぶのが良いでしょう。
生姜は、主に薬味や香味に使われますが、生姜の栄養素としては、ビタミン類やミネラル類が含まれていて、辛み成分が血行を促進してくれます。
生姜湯などにして飲めば風邪の予防にも効果的です。

生姜湯

生姜は、低温では成長しないという特徴があるため、栽培時期は地温が15℃以上になる4月~5月にかけて植え付けを行うのがベストです。生姜の栽培では、種生姜を使います。

春に種生姜を植えると、葉生姜は7月~8月に収穫でき、根生姜は10月~11月頃に収穫できます。
同じ生姜で、二つの収獲を楽しむことができるという点は大きな魅力でもあります。

栽培のポイントとしては、生姜は高温多湿を好みます。
生姜は寒さに弱く、10℃以下の低温は塊茎が腐りやすくなるので注意が必要です。
生育適温は25~30℃ですが、強い日差しは嫌うので適度に日影がある状態で育てるのがおすすめです。
また、生姜の根茎を太らせるために土寄せを行うことも重要ですので、発芽してから土寄せを行います。
生姜は乾燥にとても弱いことから、水やりに注意しながら育てていくこともポイントです。

好適土壌pHは5.5~6.0ですので、植えつけ前に苦土石灰を撒いて土壌作りを行います。
生姜は連作障害がありますので、4~5年間は連作を避けるのが無難です。連作障害は、同じ土壌で同じ野菜を育てた時に起こる障害ですが、野菜自体の発育が悪くなったり、土壌に異常がみられることもあるので注意が必要になってきます。
ジャガイモとは相性が悪いので近くには植えないようにします。

生姜は、病害虫が少なく、初心者にとっても比較的育てやすい野菜です。

2.生姜の栽培基本(畑・プランター)

肥料

生姜の栽培方法について、ご紹介します。
畑での栽培とプランターでの栽培とで多少の違いはありますが、最初に行うのは土作りです。生姜に適している土は、有機質が多く保湿性に優れた土壌です。

そもそも、野菜作りには栄養分が豊富でふわふわした空気の入りやすい土が適しているとされています。
土の中に十分な栄養分がなければ野菜もうまく成長していきませんし、それこそ野菜の質、味が落ちてしまいます。
こうした事態を防ぐためにも、土作りの際には堆肥を適度に織り交ぜるなどして対処していきましょう。

また、好適土壌pHに近づくように、その調整を行っていくことも大切です。土壌pHの調整には有機石灰や苦土石灰を使いますが、土壌の状態を悪くしないよう最小限に抑えていきましょう。

植え付ける2週間前に、苦土石灰1㎡当たり100gを撒いて土をよく耕します。
1週間前に、堆肥1㎡当たり2㎏、化成肥料1㎡当たり100gを入れて土をしっかりと耕し、土の塊や大きな石をすべて取り除いていきます。その後、畝を立てていけば土壌作りは完了です。畝幅は60㎝、高さは10㎝にします。

生姜の栽培では、種ではなく種生姜を使います。
種生姜は、ホームセンターなどで購入することが出来ます。種類によっては辛味や、その風味の違いを楽しむこともできます。
それぞれの特徴を踏まえた上で、より自分の好みに合ったものを選ぶといいでしょう。

種生姜を植える際には、芽出しを行います。
生姜の芽出しを行う際は、傷がなく、カビなどで傷んでいない種生姜を選んでいきましょう。

生姜はそのまま植えても芽はでますが、発芽までに1ヶ月ほどの日数がかかるため、事前に芽出しを行っておくと栽培がしやすくなります。

生姜の芽出しは、植え付けの1週間前に日光に1~2日ほど当て乾燥させます。
これにより、発芽が促進され時間短縮することができます。

地温が低い地域などでは覆土を3~5㎝ほどにして箱植えし、保温した状態で芽出しします。
そして、生姜の株の高さが6㎝~7㎝ぐらいになったら畑に植えていきます。

生姜は生育適温が25~30℃なので、35度以上や15度以下になると株が衰弱し枯死することもありますので、植え付けの際の温度には気をつけて植えましょう。
生姜は熱帯性の植物ですので、種生姜の植え付けは、気温が十分に上がって遅霜の心配がなくなってから行います。

種生姜は、1片が50~60gになるよう手で分割します。小さくしすぎると栄養が回らないので注意します。切り口は自然乾燥させておきます。

植え付けるときは、深さ10㎝程度の溝を掘って、株間20~30㎝をとります。芽の出る部分を上に向くようにして種生姜を溝に置いていきます。
土をていねいに埋め戻したら、クワなどで軽く転圧します。植え付けの後はたっぷりと水をあげておけば作業は終わりです。

生姜は、芽が出るまで2か月ほど要します。芽が地表に出てくるまでの間は、ビニールや不織布などを覆って保温するとよいでしょう。
葉生姜をより多く収穫したい場合は、株間を10㎝ほどにすれば、間引きを兼ねて葉生姜の収穫が可能です。

プランターで栽培をする場合でも畑と作業はほぼ同じです。使用するプランターは標準サイズの60㎝以上のものを用意します。
標準サイズのプランターの場合、2~3株ほどは植えることが可能です。

自分で用土を作る時は、赤玉土、川砂2、バーミキュライトを混ぜた土に、苦土石灰と化成肥料を加えて使います。
用土は、市販の培養土を使うとすぐに植えつけができるのでお勧めします。
用土をプランターに目いっぱい入れてしまうと、土寄せが出来なくなるので、6~7分目にします。

種生姜は、20~30cm間隔に芽を上に向けて置きます。種生姜の上に土を5㎝ほど被せて、たっぷりと水を与えます。
芽が伸びだしたら、月に1回追肥します。株元に化成肥料5gをまき、土に混ぜ込んでから株元に土寄せします。
真夏は、乾燥防止のため、敷きワラを施します。

3.生姜の栽培手入れ

水やり

生姜は乾燥に弱く、特に梅雨明けは水切れしやすいので、2~3日に1回は水やりします。
真夏の乾燥時はたっぷりと水を与え、敷きワラを施して乾燥対策をしていきます。日よけなどを用いるのもいいでしょう。
日差しをすべてカットするというわけではなくて、夏場の強すぎる直射日光だけを避ける、これがポイントとなってきます。
根生姜の収穫までは、土壌の管理や日差しの調整が必要になってくるので、注意していきましょう。

生姜の栽培中には除草の作業が欠かせません。特に生姜は、種生姜の植付けから発芽までに長い時間がかかります。2か月近い期間が必要になってくるため、この間に畑に雑草が生えてしまいます。
雑草はそのまま放置してしまうと、土の中の栄養分をすべて持って行ってしまいます。

土壌の栄養分を効率的に生姜などの野菜にまわらせるためにも、除草は定期的にしていくのがベストです。
薬剤を使用するよりも、生姜の生育の妨げにならないように自分の手を使って草むしりをしていくのがいいでしょう。
生姜の芽は折れやすいので、除草の際は芽を傷つけないように注意しましょう。

成長の段階では、追肥と土寄せをセットで行っていきます。植え付けを行ってから夏ごろまでに3回を目安にしていきましょう。
生姜は地中の下にまっすぐ根を伸ばしていくので、追肥は株元部分に化成肥料1㎡当たり30g程度をパラパラと施します。追肥後、クワなどを使って株元へ軽く土寄せします。

1回目の土寄せは、本葉2~3枚、草丈15㎝の時に行います。2回目は草丈30㎝くらいを目安に土寄せします。3回目は、2回目の土寄せから1か月後に行うとうまく成長させることが出来ます。
株元に土寄せすることにより、種生姜から出てくる新しい生姜の乾燥を防ぐことができ、大きな根を収穫することができます。

4.生姜の収穫時期について

生姜の収穫

生姜の収穫時期は、葉生姜は7月~8月頃、根生姜は10月~11月頃です。植え付けのタイミングや畑、プランターの状態によって多少の違いはあるものの、基本の収穫時期は先の通りになります。

葉生姜は、植え付けから約3か月で収穫ができます。この時期になると生姜に葉が7~8枚ほど付くのでタイミングとして見極めていくといいでしょう。

根生姜は、葉の先が黄色に枯れ始めた頃が収穫の合図となります。根が肥大した新鮮な根生姜を収穫することが出来ます。根生姜の収穫は、霜が降りる前に行います。
このとき、植え付けの時に使用した種生姜も収穫することができ、この部分は薬味として用いることもできます。

時に苗自体が枯れてしまうこともあります。
枯れる原因は様々ですが、栽培方法に特に問題がない場合には、土壌や苗に何かしらの問題がある可能性があります。
原因がはっきりしない場合には、生姜に発生しやすい病気、害虫について知っておくことも大切です。

収穫した生姜の保存方法としては、そのまま保存する場合と、おろして保存する方法があります。
そのまま保存する場合は、少し濡らした新聞紙でくるんでからビニール袋に入れて保存します。
風通しの良い場所で常温保存することができます。適温は、13℃~15℃です。

生姜を長期間保存したい場合は、すりおろして冷凍庫で保存します。
すりおろして1回分の小分けにしておくと、料理に使う際にもすぐに使えて便利です。

また、使う際にすりおろしたい場合は、すりおろしやすいサイズにカットした生姜をタッパーに入れて冷凍保存します。
使う際には、凍ったままの生姜をそのまますりおろして使うことができます。

5.生姜に発生しやすい病気と害虫

生姜の葉

生姜は病気や害虫が発生しにくい野菜として知られていますが、絶対に病気がないということではありません。
葉や茎の状態をこまめに観察して、病気の早期発見に努めます。

〇根茎腐敗病(こんけいふはいびょう)
根茎腐敗病はその名の通り、徐々に根や茎が腐敗していく病気で、原因は土壌に発生するカビです。株部分は黄褐色に変色して、茎は徐々に枯れて折れていきます。
生姜は水分が必要ですが、一度に大量に与えるのではなく、こまめに水やりをします。連作を避けることや、病気のない種生姜を使うことも重要です。
実際に症状が現れてからだと対処方法がないため、株を焼却処分します。

この他、害虫による被害にも注意が必要です。生姜に発生しやすい害虫にはアワノメイガ、ハスモンヨトウが挙げられます。
〇アワノメイガ
アワノメイガは蛾の仲間で、幼虫は体長5㎜~2㎝程度のイモムシ状の幼虫です。茎や根に入り込んで内部を食害します。茎の中に入ってしまった幼虫の駆除は難しいので、発見したら早めにその部分ごと切り取って処分します。
葉の裏などに卵を発見した際には、ふ化する前に駆除します。
対処が難しい場合には、天然成分の殺虫剤を用いることもあります。

〇ハスモンヨトウ
ハスモンヨトウは、茶色の芋虫で夜間に活動して、葉に食害を与えます。幼虫時期には集団で生活し、成長すると単独行動して野菜の葉を中心に被害を起こします。
肥料を多く与えすぎてしまい、雑草の多い畑に多く見られます。昼間は根元近くの土の中に潜んでいるため軽く掘ると見つかるので、潰して処分します。なお、幼虫発生後に除草を行うと、幼虫が作物に侵入する恐れがありますので注意が必要です。

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