ヤーコンの育て方・栽培方法

ヤーコンの育て方

1.ヤーコン栽培の特徴と時期


ヤーコンの育て方手順に沿って、畑やプランターでヤーコンを栽培してみましょう!
ヤーコンは簡単に育てられるので、初心者が栽培するのにもオススメの野菜です。

ヤーコン(菊芋・キクイモ)の栽培データ
■ヤーコンの栽培難易度:★★☆☆☆
■分類: キク科スマランサス属
■原産地:南米アンデス山脈地方
■ヤーコンの旬:10~11月
■栽培時期:春植え
 植え付け:4~5月、収穫時期:10~11月
■連作障害:あり(2~3年あける)
■好適土壌pH:6.0~6.5
■発芽適温:15~23℃ 
■生育適温:15~23℃

■ヤーコンの苗や種が買えるお店

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特徴

ヤーコンは、キク科の作物で中南米アンデス地方が原産とされています。ヤーコンは、野菜の中ではオリゴ糖を多く含み、ポリフェノールも豊富な健康野菜です。ヤーコンの葉や茎を煎じたお茶も注目され、広く知られるようになりました。ヤーコンの芋の部分は、色や形がサツマイモに似ています。シャキシャキとした歯ごたえがあり、薄切りにしてサラダ、和え物にしたり、きんぴら、かき揚げにしてもおいしい食材です。ヤーコンは、病害虫にも比較的強いことから、家庭菜園初心者の場合でも栽培しやすい野菜の一つとなっています。

品種

ヤーコンの品種はとても少なく、『サラダオカメ』『サラダオトメ』『アンデスの雪』『アンデスの乙女』などがあります。

栄養価

ヤーコンはとても栄養価の高い野菜で、カテキン、ポリフェノール、オリゴ糖、食物繊維などが豊富に含まれています。動脈硬化や生活習慣病の予防、老化防止、ダイエットなどに効果があるとされています。また、ヤーコンの葉を乾燥させたお茶にも同じような予防効果があるとされています。

栽培のポイント

ヤーコンの栽培ポイントは、①日当たりと水はけの良い場所で栽培する、②霜や低温に弱いので植え付け適期を守る、③追肥と土寄せを行う、④連作を避けることです。

栽培時期

ヤーコンは、霜にあたると枯れてしまうので、4月下旬~5月中旬に苗を植え付けます。生育適温は15~23℃です。

連作障害

ヤーコンには連作障害がありますので、一度ヤーコンやキク科の作物を栽培した場合は、2~3年の期間をあけるようにします。

好適土壌pH

ヤーコンの好適土壌pHは、6.0~6.5です。苦土石灰をまいて土壌酸度を調整します。

ヤーコンの収穫時期

ヤーコンの収穫時期は秋ごろの、10月下旬~11月中旬です。

ヤーコンの冬越し

12月になったら、ヤーコンの地上部を鎌で刈り取ります。このころになると、葉や茎が乾燥して枯れているので、わりと簡単に刈りとることができます。雪が降りとても寒くなりそうな場合はビニールシートで覆って冬越しすると安心です。

2.ヤーコンの栽培方法(畑・プランター)

肥料

土づくり

ヤーコンを畑に栽培するときは、水はけが良く、日当たりの良い場所を選びます。植え付けの2週間前までに苦土石灰1㎡当たり100~150gを全面にまいてよく耕します。植え付けの1週間前に1㎡当たり堆肥2kg、化成肥料100gをまいてよく耕し、畝を作ります。畝は幅80~100㎝、高さ10㎝程度にします。

植え付け

初めてヤーコンを栽培する場合は、苗を購入して植え付けるようにします。植え付け時期は、4月下旬~5月中旬が目安です。霜の心配がなくなり、十分に暖かくなってから植えるようにします。ヤーコンは、草丈が1m以上に成長しますので、株間は50~70㎝にします。移植ゴテを使って植え穴を掘り、穴に水を注いで水が引いてから苗を植え付けます。その後、株元を軽く手で押さえ、土寄せをして水をやります。
種芋を利用して植える場合は、20~30gの大きさに切り分け、切り口を下にして植え付けます。

プランターでの栽培方法

ヤーコンをプランターに栽培する場合は、深型(30㎝以上)のものを用意します。土は市販の培養土を利用して堆肥を混ぜると便利です。鉢底石を敷き詰めて、土は8分目くらい入れてウオータースペースを作ります。
苗の植え付け時期は、4月下旬~5月中旬が目安です。ヤーコンは、霜や低温に弱いので十分に暖かくなってから植えるようにします。植え付け方法は、畑の場合と同じように行います。

間引き・追肥

ヤーコンは、2週間ほどで発芽しますので、すじまきの場合は、双葉が展開したら3~4㎝間隔に間引きます。生育の良すぎる苗や悪い苗を選び、株元を手で押さえて引き抜きます。株元をハサミで切っても大丈夫です。間引き後は、周囲の土を軽くほぐして株元に寄せます。2回目の間引きは、本葉3~4枚の頃に5~6㎝間隔になるようにし、土寄せをします。3回目の間引きは、本葉5~6枚の頃に10~15㎝間隔になるようにし、土寄せをします。
点まきの場合は、双葉が出たら1回目の間引きを行い、育ちの悪い株を間引いて、1箇所2本にします。本葉4~5枚になったら1箇所1本にします。

追肥は、2回目の間引き後に行います。化成肥料を1㎡当たり20~30gを施し、表面の土と肥料を軽く混ぜて、株元に土を寄せます。以後は、2週間に1回、同様に追肥します。間引いたものは、葉ゴボウとして、油炒めや天ぷらにして食べることができます。

プランターでの栽培方法

ヤーコンのプランター栽培では、短根種のミニゴボウが適しています。容器は、深型(30㎝以上)のものを用意します。
土は市販の培養土を利用すると便利です。鉢底石を敷き詰めて、土は8分目くらい入れてウオータースペースを作ります。

ゴボウは、育苗をして植付けることはできないので、プランターへ直接種をまきます。点まきの場合は、ビンの底などを利用して深さ1㎝ほどのくぼみを作り、種が重ならないように4~5粒まいて、土を軽くかぶせます。手で土を上から押さえ、土と種を密着させ、水をたっぷりやります。

発芽して、双葉が出たら1回目の間引きを行います。育ちの悪い株を間引いて、1箇所2本にします。本葉が2~4枚になる頃に2回目の間引きを行い、1箇所1本にします。間引く際は残す株を傷つけないように、ハサミで根元を切り取ります。

2回目の間引きが終わったら追肥をします。化成肥料2~3gを株の周りに施し、土と軽く混ぜてから株元に土寄せします。以後は、2週間ごとに同様に追肥を施します。

3.ヤーコンの栽培手入れ

水やり

追肥

ヤーコンの畑の栽培では、植え付けの2週間後から、月に1回追肥をします。株間に化成肥料1㎡当たり30gを施し、土と軽く混ぜ合わせて株元に土寄せをします。追肥は、株元から離れた場所に施すようにします。
プランター栽培では、株が大きく育ち、根が肥大し始める前に追肥をします。肥料入りの培養土を増し土し、根が土に埋まるように土寄せします。

水やり

畑の場合は、特にヤーコンに水やりをしなくても自然の雨で十分です。地面がひどく乾燥したら水やりをします。
プランター栽培では土が乾燥しやすいので、土の表面が乾燥したら水やりをします。

除草

株の周囲に生える雑草の除去も大切な手入れの1つです。ヤーコンの生育期に栄養を十分吸収させる必要があるため、雑草に栄養を奪われないようにこまめに除草します。
ヤーコンは、放置すると草丈がどんどん伸びますが、倒伏防止のため、草丈80㎝程度に剪定します。株が大き育ってくると雑草も生えにくくなります。

4.ヤーコンの収穫時期と生理障害

ヤーコン

収穫適期

ヤーコンは、植え付けから5~6か月ほどで収穫できるようになります。収穫適期は、10月下旬~11月中旬です。霜が降りる頃に葉が枯れてきますが、ヤーコンの芋は、凍ると腐ってしまうため、霜が降りる前に収穫を終えるようにします。
収穫する際は、芋に傷をつけないように直径50㎝くらいの穴を掘るようにします。始めに鎌やハサミで地上部の葉や茎を切り取り、株元から離れた場所にスコップを入れて、土ごと掘りあげます。

収穫後は新聞紙にくるんで1か月ほど追熟させることで、甘みが増しておいしく食べることができます。また、芋を取り除いた株は、翌年の種株にすることができます。

生理障害

ヤーコンは、風通しと日当たりが良い場所を好みます。気温が25℃を超えると生育が悪くなるので、夏場の暑さが厳しい時期は、敷きワラを施します。プランター栽培の場合は、風通しの良い日陰に移動すると株を傷めません。ヤーコンは、水を与え過ぎると、種芋の方に水分や養分が集中してしまいます。土の乾燥具合をチェックして水やりをするようにします。

5.ヤーコンに発生しやすい病気

ヤーコン

ヤーコンは、病気はほとんど発生しません。

6.ヤーコンに発生しやすい害虫

ヤーコンに発生しやすい主な害虫についてご紹介します。

ヨトウムシ

ヨトウムシは、ヨトウガの幼虫で、ヤーコンの葉裏に卵を産み付けます。幼虫は食欲旺盛で、夜間になると活動し、葉脈だけ残して食害します。繁殖力も強く、集団で活動するため被害が大きくなります。こまめに葉裏を観察し、卵の段階で駆除するのが効果的です。日中は土の中に潜伏しているため発見が困難ですが、土の中を掘り起こして捕殺する方法も有効です。

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