ブルーベリーの育て方・栽培方法

ブルーベリー

1.ブルーベリー栽培の特徴と時期


ブルーベリーの育て方手順に沿って、畑やプランターでブルーベリーを栽培してみましょう!
ブルーベリーは比較的簡単に育てられるので、初心者が栽培するのにもオススメの果樹類です。

ブルーベリーの栽培データ
■ブルーベリーの栽培難易度:★★☆☆☆

■ブルーベリーの旬:夏6月~8月

■連作障害:出にくい

■栽培時期:春植え・秋植え

■春植え:3月~4月
 収穫時期:6月~8月

■秋植え:10月~11月
 収穫時期:6月~8月

■ブルーベリーの苗が買えるお店
ブルーベリーの苗を買いたい場合は、販売店をのぞいてみましょう!
こちらから購入するとポイント還元があります。

ブルーベリーは春と秋に栽培することができる果物で、ブルーベリーの旬は、夏の6月~8月です。

ブルーベリーは、科目はツツジ科で、スノキ属シアノコカス節に分類され、北アメリカが原産です。
果樹としては丈夫な方で、日本でもブルーベリー栽培を楽しむことが十分に可能です。
丸くて青い実は味わいも良いですし、アントシアニンの効果で目の健康にも貢献すると考えられています。

ブルーベリーは、沢山ある果樹の中では栽培が簡単な部類となっており、1年目からでも果実を収穫できる、元気の良さが魅力です。
ブルーベリーの栽培は地植えでもプランターでも可能で、ベランダ菜園にも向いています。

ブルーベリーの品種としては、北部ハイブッシュ系品種の『アーリーブルー』『コリンス』『ダロウ』『スパルタン』『デューク』『レイトブルー』『パトリオット』『エリザベス』『チャンドラー』。
南部ハイブッシュ系品種の『シャープブルー』『サンシャインブルー』『 マグノリア』『オニール』『ミスティ』。
ラビットアイ系品種の『ティフブルー』『ホームベル』など様々な品種があります。

ブルーベリー

ブルーベリーは、連作障害も出にくいので、同じ土で繰り返し育ててもあまり心配は要りません。
この点でも手軽に栽培を考えやすいです。

ブルーベリー栽培のポイントとしては、多数本を用意することと、土地の気候にあった品種を選ぶことです。1本の樹では結実しにくいタイプがありますので、この点は要注意です。

基本的に2本以上を一緒に栽培したほうが、実がなりやすいです。
ブルーベリーの品種としては、関東以北ではハイブッシュ系が良く栽培され、ラビットアイ系は関東付近から九州地方など、サザンハイブッシュ系は比較的暖かな地域でも栽培可能です。

好適土壌pHは全体的に酸性寄りを好む傾向にあり、上手に土作りを行うことも大切となります。
pHはそれぞれ、ラビットアイ系ならば4.5~5.5程度、ハイブッシュ系は4.3~4.8程度を目標にすると良いでしょう。
改良された品種では、細かい設定がされている場合があるので、買った苗についている情報を確かるのがベストです。

pHの調整にはピートモスを使いますが、これはホームセンターなどで簡単に入手可能です。ピートモスのpHは3.8程度に設定されているので、これを土に混ぜて値を下げていきます。

ブルーベリーの栽培時期は、春植えは3月~4月に、秋植えは10月~11月植え付けて、6月~8月くらいまで収穫を楽しむことが可能です。
ブルーベリーの品種によっては沢山の実がなりますから、果樹初心者の方や家庭菜園の経験が浅い方でも、親しみやすくなっています。

2.ブルーベリーの栽培基本(畑・プランター)

肥料

ブルーベリーは、プランターでも畑に地植えする方法でも育てることが出来ます。両者とも手入れはさほど違いはありません。

植え付けですが、ブルーベリーは苗から育てるのが一般的です。
苗を植えるには、春植えは3月~4月に秋植えは10月~11月に植え付けていきます。この時、土作りが大切なのでpHをしっかりと確認します。
基本的には、pH4.5前後にしておくと育つ品種が多いです。土作りはピートモスと腐葉土、鹿沼土を混ぜて行います。

苗は出来るだけ元気が良いものを選んで下さい。根がしっかりとポリポット全体に張り巡らされており、枝もしっかりとしたものが好ましいです。

植え付ける場所は、最低でも半日は太陽光が当たる場所を選びましょう。
また、乾燥には弱いので、土の上にわらを被せておくと水分を保つのに役立ちます。

プランターや鉢を用いる場合には、pHだけではなく、水はけにも注意が欠かせません。
底にゴロ土を敷き詰めてから、pHを調整した土を重ねていきます。

ブルーベリーはよく育つので、鉢のサイズは20cm以上が好ましいと考えられます。

植え付けの際には、苗からポリポットを取り除き、根を優しくほぐしてあげましょう。
支柱を使って苗を固定し、そこに用土を盛って行きます。

この時、肥料は適宜与えていきましょう。油かすや果樹用の肥料などを使っていきますが、土に埋め込むタイプと表土に撒いておくタイプがあります。
肥料の説明書を見て、使い方を確認しましょう。

苗は、少なくとも2本用意して、近くに植えてあげることが大切です。
1本の果樹では交配しない品種もありますし、複数本を用意したほうが実が良くなります。
地植えの場合は離し過ぎないようにして、鉢植えの場合には開花時期に樹同士を近づけてあげると良いでしょう。

種まきから始める場合は、3月頃に種を土に植えるのが一般的です。
ブルーベリーの種を売っていない場合は、完熟したブルーベリーの実を潰して、種を取り出しましょう。白っぽい色の種は発芽しない可能性が高いので、色が付いているものを選んでいきます。

湿らせたピートモスや脱脂綿の上に種をまいて、乾燥させないように注意していると、しばらくして発芽が確認できます。発芽したら栽培用のポットに移しますが、この時もpHには注意します。

ブルーベリーは遺伝的な問題で、種から育てるよりも苗で育てるほうが良い果樹に育ちやすいのが特徴です。種から植えた場合は、もともとの品種が持っていた特徴が引き継がれない可能性は高くなります。

ブルーベリーは全体的に乾燥に弱いので、水やりは忘れないようにしてあげましょう。
元々涼しい地方に向いている植物なので、暑い時期には水不足にならないように気を付ける必要があります。ただし、水のやりすぎは厳禁で、加湿状態にするのも良くありません。

全体的に手のかからないブルーベリーですが、適度な湿気と言う点では少し神経質な一面があります。

3.ブルーベリーの栽培手入れ

水やり

ブルーベリーは、植え付けて1年目からでも収穫は期待できますが、2年目以降を考えると最初は実をつけさせないほうが好ましいです。この方が枝をよく伸ばすようになるので、2年目以降の収穫量の向上が期待できます。このため、花芽を付けたら全て取り除いてしまうのが、しばらくの間の作業になります。

花芽は枝の先の方に付きますが、葉芽と比べると少しふっくらとしているので、それが見分けるポイントです。この作業は3年目まで行うのが基本的です。

4年目以降は枝が増えてくるので、本格的な剪定が必要になってきます。
剪定は夏と冬に行います。

夏は結実を促すために元気良く伸びる枝を摘芯して、脇芽を出させるようにしていきます。こうすることで、花芽を出す枝が殖えるので、収穫量を増やすことが可能です。

冬の剪定は、地面からひょろひょろと伸びてくる力の無い枝を取り除き、垂れてしまった枝なども落としていきます。まっすぐ力強い枝を残していく感覚です。また、結実した枝も間引きしておくと良いでしょう。

剪定した枝はそのまま挿し木にできるので、果樹を増やしたい時には一緒のタイミングで行うことができます。挿し木自体はいつでも行えるので、落とした枝を利用するのが効率的です。用土に挿し木しておけば、数週間で根が出てきます。

雑草は、ブリーベリーの育成に問題が出てくるので、しっかりと除草することが欠かせません。鉢植えやプランターでは、こまめに取り除いてあげましょう。

地植えの場合で草が何度も生えてくる場合には、根気が必要になってきます。
出来るだけ除草したいものですが、時間・労力的に難しい場合には、防草シートを活用していくのも選択肢です。

肥料は秋と春に与えて下さい。これもブルーベリー用が販売されていますので、ホームセンターなどで見つけられます。

4.ブルーベリーの収穫時期について

ブルーベリーの収穫

ブルーベリーは初夏から秋にかけて結実するので、数ヶ月間は収穫を楽しむことができます。1本の果樹がシーズンを通して実を結ぶので、収穫量も豊富になりやすいです。

具体的には地域やその年の気候状態によって変わってきますが、般的には6月~8月くらいまでは、収穫を楽しめるとされます。
収穫量は育て方や品種にもよりますが、1本の株で数百g-2㎏程度です。

収穫のタイミングは、果実が真っ青に染まってから1週間程度待つのが基本です。ブルーベリーは、摘み取った後に寝かせておいても熟成しにくいタイプとなっています。
このため、果樹に実を付けている状態で完熟させるのが収穫のコツです。収穫は優しくねじるようにして実を外していきます。

収穫できずに枯れてしまった場合には、原因を考えていくことが大切です。水やりに問題がある他にも、土のpHや日照不足なども問題になってきます。

加えてブルーベリーが枯れる原因として、ネクイムシなどによる食害があり、注意が欠かせません。果樹は害虫がつきやすいので早期発見と予防が大切になります。
発生しやすいタイミングで、土を入れ替えるなどしてチェックしていきましょう。

5.ブルーベリーに発生しやすい病気と害虫

ブルーベリー

ブルーベリーにとって最大の敵は、コガネムシです。
成虫も葉を食べてしまうのでありがたくない存在ですが、とくに危険性が高いのが幼虫です。コガネムシの幼虫はおびただしい数が1つの鉢やプランターに湧いてしまう上に、食欲も旺盛です。こうなると手の施しようがなく、枯れてしまうことが多いです。

株が弱っていたり、風通しなどに問題がある時は、アブラムシも付きやすくなります。アブラムシは弱った部分や、新しい枝などから樹液を吸い取ってしまう害虫です。
少しでも株についていたら要注意で、繁殖力が旺盛なため、ブルーベリーにびっしりと付いてしまうことも少なくありません。

イラガの幼虫はブルーベリーの葉をかじってしまう厄介な存在ですが、人間にとっても脅威です。緑色で見えにくい上に、上手に葉っぱの裏などに隠れているのですが、うっかり触ってしまうと危険です。有毒の生物で、刺されるとかなり痛みますからイラガのシーズンには気をつけましょう。

ブルーベリーには他にハダニが寄ってきます。ハダニは、植物の液を吸い取って弱らせてしまう害虫ですが、こちらも繁殖力が強いのが特徴です。

病気としては、糸状菌に感染することで、すす病やさび病などを発生する可能性があるので、この点にも気をつけたいものです。

6.ブルーベリー栽培後に後作したほうが良い植物

イチゴ

ブルーベリー栽培を行った後に後作した方が良いものは、同じつつじ科の植物やバラ。
これらであれば土壌環境をそのままの状態で使用することができるので、土壌づくりの手間が省けます。
もしプランターでの栽培をしているのであれば、そのままの土を使用してイチゴを植えてみましょう。
イチゴも同じような土壌を好みますし、プランター栽培でもしっかり実をつけることができます。
ただし、水のやりすぎには注意が必要です。
イチゴにしてもブルーベリーにしてもそうですが、水の上げ過ぎは枯らす原因になりやすいので気を付けましょう。

ブルーベリー専用などと言われる肥料や土は、他のものに比べると少々値段が高い傾向があります。
その土をすぐに入れ替えてしまうのは勿体ないですから、その酸性土を活かした状態で後作することをおすすめします。
pH値が5.0以下の弱酸性と考えてお話しますが、このような土壌を好むものにシャクナゲやサツキ、チャの木、アカマツなどがあります。
草花で言えば、アジアンタムやリンドウ、スズランやスギナなどもおすすめ。

同じようにフルーツを育てたいのであれば、パイナップルやマンゴーが良いのですが、土壌以外の部分がクリアできていないと育ちません。
身近な野菜であれば、アスパラが良いと言われています。
これらの植物やフルーツなどを後作した方が良い理由としては土壌作りの手間が無いことが挙げられます。
もちろん、他の植物やフルーツを育てたい場合には、石灰を混ぜpH値をコントロールするだけで済むのですが、一回だけの為に専用土を購入したのであれば勿体ありませんから、ぜひそのままの状態で使用してあげてください。
また、同じブルーベリーを新たに栽培するのもおすすめです。

ブルーベリーは酸性土でないと栽培することができません。
通常、畑のような場所には石灰を撒きますが、このような土壌では育つことができないのです。
ブルーベリーを栽培する時には、深さ1メートル下まで堀り進め、土を入れ替える必要があります。
ピートモスと土を1対1の割合で混ぜることによって酸性度がちょうど良くなり、畑でも栽培することができます。

このようにブルーベリーは酸性土での栽培になりますので、栽培後にはその状態に適さない作物を作ると失敗してしまう可能性があるのです。
後作しない方が良いものには、ごぼうやショウガ、玉ねぎは向いていません。後作しない方が良い理由は簡単で、これらの野菜は酸性土では育ちにくいからです。
もしそのままの土壌を利用したい場合は、酸性土を好むつつじ科の植物やバラなどを植えてください。
酸性土を苦手とするものを栽培するとなると、どうしても成長が悪くなってしまったり、実がならないなどのデメリットを生んでしまいます。
植え替えを考えているのであれば、1メートル下の土を掘り返すなどの作業が必要になってくるでしょう。

栽培する為に重要である土壌が、どちらのpHに傾いているのかをしっかりチェックしておくことが大切です。
もし、同じ場所での後作を考えているのであれば、石灰を混ぜてpH値を変更することです。
ブルーベリー専用の堆肥などが販売されていますが、それらは基本的にどの野菜や植物にも使えるものではあるのですが、酸性土であることに違いはありませんので、土壌の状態に合わせてpH値を変更すれば、酸性土が苦手な植物でも栽培することは可能です。
後作を考えるのであれば、同じような土壌を好む作物を栽培するのが簡単です。

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