キウイフルーツ(ゴールド系キウイ)の育て方・栽培方法

ゴールドキュウイ

1.キウイ(ゴールド系キウイ)栽培の特徴と時期


キウイフルーツの育て方手順に沿って、キウイフルーツを栽培してみましょう!
キウイフルーツは簡単に育てられるので、初心者が栽培するのにもオススメの果実です。

キウイフルーツの栽培データ
■キウイフルーツの栽培難易度:★★★☆☆
■キウイフルーツの旬:10月~11月
■栽培適地:関東以西
■栽培方法:庭植え、鉢植え
■植え付け時期:11月~12月
■収穫時期:10月~11月(3~5年後)

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特徴

キウイフルーツは、中国が原産地ですが、ニュージーランドで品種改良が行われ、世界中に広まりました。
日本には、ミカン栽培に代わる果樹として導入され、機能性食品としても人気が高まっています。
キウイフルーツは、9月以降の気温が高いほうが果実の成熟によいことから、関東以西の温暖な場所での栽培が適しています。
代表的な品種の『ヘイワード』は果肉が緑色ですが、果肉が黄色のゴールド系の品種もあります。
キウイフルーツは、ほとんどの品種が「雌雄異株」ですので、実をつけるためには、雌木と雄木の両方を植える必要があります。収穫ができるまでの年数は、庭植えで4~5年、鉢植えで3~4年となります。
キウイフルーツは、生育が旺盛で比較的簡単に育てられるため、初心者にもおすすめの果実です。

ゴールドキウイ

栄養価

キウイフルーツには、ビタミンC、ビタミンE、カリウム、食物繊維が他の果実よりも多く含まれています。特にビタミンCが豊富で、果肉が黄色のゴールド系は、グリーン系の1.5倍も多いといわれています。
キウイフルーツは、機能性食品としても注目され、高血圧予防、動脈硬化予防、疲労回復、整腸作用のほか、美容面でも効果があるとされています。

品種

キウイフルーツの品種としては、『ヘイワード』『スーパーゴールド』『東京ゴールド』『アップルキウイ』『ジャンボイエロー』『ゴールデンキング』『紅妃』『香緑』『イエロージョイ』などがあります。
授粉用の雄木には、『トムリ』『孫悟空』『早雄』などがあります。雄木を選ぶ場合は、『ヘイワード』『スーパーゴールド』には『トムリ』、『東京ゴールド』『アップルキウイ』『ジャンボイエロー』には『孫悟空』『早雄』などの雄木が対応しています。

栽培ポイント

キウイフルーツは、最低気温がマイナス10℃でも耐えられる果樹ですが、発芽後の降霜や低温で枯れることもあるため、庭植えでは関東以西が栽培適地となります。
キウイフルーツは、ほとんどの品種が「雌雄異株」ですので、雌木と雄木の2本を植えるようにします。雄花の開花が間に合わないときは、人工授粉用の花粉を購入するようにします。
キウイフルーツは生育が旺盛ですので、庭植えでは棚を用意し、鉢植えではあんどん支柱につるを誘引します。

2.キウイフルーツの栽培基本(庭植え・鉢植え)

水やり

植え付け

キウイフルーツの植え付けは、関東以西では11月~12月の落葉期に行います。
庭植えの場合は、日当たりがよく、北風の当たらない場所を選びます。キウイフルーツは、過湿や乾燥にも弱いため、水はけがよく、保水力がある土壌が適しています。また、酸性土壌にも弱いため、植え付け場所にあらかじめ苦土石灰を撒くようにします。
植え付ける際は、スコップで直径50㎝×深さ50㎝の植え穴を掘ります。掘り上げた土に腐葉土を多めに混ぜ合わせ、半分ほど埋め戻します。苗木の根土を少しほぐしながら植え穴に苗木を植え付け、残りの土を入れます。苗木の上面は浅植えにして、地面よりも低くならないように注意します。

鉢植えの場合は、関東以北でも栽培が可能ですので、屋外の日当たりの良い場所で育てます。苗木を鉢に植えることを「鉢上げ」といいますが、木が大きく育つからといって最初から大きな鉢に植え付けると、根の発達が悪くなってしまいます。このため、最初は7号鉢(口径21cm)の鉢を使います。植え替える場合は、1号大きいサイズの鉢に植え替えます。用土は、市販の果樹・花木用の培養土を使うと便利です。用土を自分で作る場合は、赤玉土中粒6、川砂3、腐葉土1の割合にして、苦土石灰を少し混ぜます。鉢の底に鉢底石を敷いてから用土を入れ、深植えにならないように苗木を植え付けます。

庭植え・鉢植えとも、植え付けが終わったら、苗木の近くに長めの支柱を1本立てます。苗木は、支柱に沿って上に誘引し、ひもで苗木と支柱を結わえます。また、苗木の株元から2~3芽(高さ60㎝程度)を残して、その先は切り詰めます。苗の上部を切り詰めることによって残した芽が大きく育ち、棚などへ誘引しやすくなります。植え付け後は、たっぷりと水やりをして根と土をなじませます。

誘引

つるや枝を、支柱や棚などにひもで結び付けて固定することを「誘引」といいます。
庭植えでは落葉期に棚などを作ります。1年目は、つるを支柱に巻き付かせないようにして、上に真っすぐに伸ばしていきます。1年目の冬の時期に、棚下から30㎝の位置で先端部を切り詰めます。2年目は、主枝の先端部から出てくる2本の枝を左右に伸ばして棚に誘引します。3年目以降は、前年に伸ばした枝から出た枝に実をならせて収穫をはじめます。
鉢植えでは、あんどん支柱を用意して誘引します。1年目は、何本か出た枝の中で1番強いものを1本残して、他は芽かきをします。

3.キウイフルーツの栽培手入れ

キウイの花

水やり

庭植えの場合は、自然の雨で足りますので、基本的に水やりは必要ありません。ただし、葉がしおれるくらいに乾燥すると回復が困難になるため、夏場に雨が降らずに乾燥が1週間以上続いた時は、水やりをします。
鉢植えの場合は、土の量が限られるため乾燥しやすいので、土の表面が乾いたらたっぷりと水やりをします。キウイフルーツは多湿状態にも弱いため、水のやり過ぎに注意します。

摘蕾

養分の浪費を防ぐために、つぼみの数を減らすことを「摘蕾」といいます。キウイフルーツは、4月下旬になると多くのつぼみが出てきます。何もしないと養分が分散されて、小さな果実ばかりできてしまいます。このため、つぼみの段階から間引きを行い、果実を大きく育てるようにします。
実がなる枝は、短いものを短果枝、長いものを長果枝といいます。葉10~12枚の長果枝は3~4個のつぼみを残し、葉6~7枚の短果枝は2個のつぼみを残して、他は摘蕾します。間引く際には、主枝の基部近くにあるつぼみから除去し、次に枝の先端のつぼみを除去します。1箇所に複数ついている場合は、中央の大きなつぼみ1個を残して、それ以外は除去します。

人工授粉

5月になると花が咲きますが、確実に受粉させるためには人工授粉をおすすめします。ミツバチなどの訪花昆虫が少ないと、受粉がうまくいかないこともあります。肥大した良い果実を収穫するためには、人工授粉を行ったほうが安心できます。雌花の授粉適期は開花後3日間ですので、この間に雄花を摘んで雌花に授粉します。1個の雄花で、雌花7個程度を授粉できます。絵筆などを使って受粉させる方法もあります。雄花の開花が間に合わないようなときは、育てている品種に対応する雄花の花粉を購入して人工授粉を行います。

摘芯

花や果実に養分をまわすために、枝の先端や生長点を切り詰めることを「摘芯」といいます。キウイフルーツは、枝が旺盛に伸びてきますので、5月~6月に枝の先端部を摘芯します。放置すると、つる同士が絡みついたり、葉が付きすぎて日当たりや風通しが悪くなります。摘芯する際は、1枝当たり15節程度を残し、それ以降の先は摘芯します。また、混み合った枝や不要な芽も切り取ると、冬季の剪定作業が楽になります。

摘果

小さな果実を間引くことを「摘果」といいます。摘果は、開花後1か月以内の6月~7月に行います。小果、変形果、キズのある果実はすべて除去します。長果枝(長さ60㎝以上)で4~5果、中果枝(長さ40㎝程度)で3果、短果枝(長さ10㎝程度)で1果を残すようにします。1箇所で分岐して2~3個ついている場合は、1箇所で1果になるようにします。鉢植えの場合は、1枝に2~3個とし、鉢全体で8~10個になるように摘果します。

剪定

枝を切ることを「剪定」といいます。キウイフルーツは、12月~2月の休眠期に剪定を行います。庭植えでは、棚の上の枝が左右交互になるように仕立てます。枝同士の間隔は30~40㎝になるように間引きます。長く伸びた枝は、実がついた場所から8芽くらい残して、その先は取り詰めます。また、主枝から発生した勢いの強い太枝は、付け根から切り取ります。混み合った枝や花芽がつかない古い枝は、思い切って切ってしまいます。太い枝の切り口には水や細菌がたまりやすいため、市販の癒合剤を塗ることをおすすめします。雄木は、授粉用として育てるため、主枝のみを伸ばすようにします。
鉢植えでは、あんどん支柱の上部に誘引し、絡んだ枝や込みすぎた枝を剪定します。

肥料

キウイフルーツの栽培では、年に2~3回の肥料を与えます。庭植えの場合は、11月に寒肥(元肥)として油粕や骨粉などの有機肥料を与えます。追肥は、6月と9月に緩効性化成肥料を与えます。6月は果実の肥大を促進するために与えるもので、9月は果実の成熟後に与えるものです。樹勢が強いようであれば、無理に追肥を与えなくても大丈夫です。また、野菜や花を栽培した場所に苗木を植え付けた場合は、肥料を多く与える必要はありません。鉢植えの場合は、2月に油粕などの有機肥料を与えるようにします。

4.キウイフルーツの収穫時期について

ゴールドキウイ

キウイフルーツの収穫適期は、10月~11月です。キウイフルーツは、外見から収穫適期を見極めることは困難ですので、果皮の色が茶色になったら収穫します。
収穫直後の果実は、硬くて酸味が強くて食べられないので、追熟させる必要があります。
追熟させる場合、リンゴと一緒にビニール袋に入れて密閉しておくと、1週間ほどで熟します。
リンゴはエチレンガスを発生するため、一緒にすることで追熟期間が短縮されます。リンゴの種類としては、『ジョナゴールド』『つがる』『王林』などが適しています。

5.キウイフルーツに発生しやすい病気と害虫

キウイ

主な病気

キウイフルーツは病害虫に強い果樹ですが、花腐細菌病、果実軟腐病などを発症することがあります。
花腐細菌病は、開花期に雨が多いと多発し、発病すると落花や奇形果になります。風通しと日当たりをよくするとともに、過湿状態にならないように排水をよくします。

果実軟腐病は、収穫後の果実に発生する病害で、追熟により果肉が柔らかくなってから発病します。発病すると果皮に指で押したような跡が残り、果実の一部が軟化してきます。追熟時の温度が15℃より高くなると発病しやすので、追熟は15℃以下で行うようにします 。

主な害虫

害虫では、カイガラムシやコガネムシに注意します。カイガラムシは、枝や幹に寄生して果実にも被害を及ぼします。日当たりや風通しをよくして予防します。コガネムシは、成虫が葉を食害しますので、成虫を見つけたら葉をゆすって落として捕殺します。鉢植えでは、植え替え時に幼虫を見つけて捕殺します。

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