オリーブの育て方・栽培方法

オリーブの育て方・栽培方法

1.オリーブ栽培の特徴と時期


オリーブの育て方手順に沿って、畑やプランターでオリーブを栽培してみましょう!
オリーブは室内やベランダでも育てられるので、栽培にチャレンジする方も多い人気の果樹類です。

オリーブの栽培データ
■オリーブの栽培難易度:★★★☆☆

■オリーブの旬:秋9月~11月

■連作障害:出にくい

■栽培時期:春植え・秋植え

■春植え:3月~4月
 ピクルス用収穫時期:9月~10月
 オイル用収穫時期:10月~11月

■秋植え:9月~10月
 ピクルス用収穫時期:9月~10月
 オイル用収穫時期:10月~11月

■オリーブの木や苗が買えるお店
オリーブの木や苗を買いたい場合は、販売店をのぞいてみましょう!
こちらから購入するとポイント還元があります。

オリーブは年2回栽培することができ、オリーブの旬は、秋の9月~11月です。
オリーブの科目は、モクセイ科でオリーブ属に属します。

オリーブは、ワインのお供や、ピザやサラダのトッピングなど色々な料理に使われています。
オリーブの栄養素としては、ビタミンE、オレイン酸、βカロテン、カルシウム、ポリフェノールなどの栄養が含まれています。

オリーブの品種は、世界で1000品種を超えますが、一般的に流通している品種としては『ネバディロブロンコ』『マンザニロ』『シプレッシーノ』『ミッション』『ルッカ』『レッチーノ』などがあります。

日光を好み、屋内で栽培するときも戸外で栽培する場合にも、日のよく当たる場所を選ぶのが栽培のポイントです。
ただし、夏場の直射日光には弱いので、夏に戸外で日光浴をさせるなら午前中の日差しの弱い時間に日光にあてて、日差しが強くなってきたら何等かのシェードを施すようにすると良いでしょう。

屋内の場合には直射日光ではなく、カーテン越しの日差しが当たるように工夫します。

オリーブ栽培

年平均気温が14℃~16℃の温暖地が栽培に適当とされていますが、ときにはマイナス10℃まで耐える耐寒性があり、持続する寒さはマイナス2℃~3℃が限度とされています。
霜や凍結に弱いので、地植えの場合だと北海道や東北、甲信越地方での栽培は難しいでしょう。

原産が中近東・地中海沿岸・北アフリカと考えられるオリーブのもう一つの特徴は、乾燥に強く湿気に弱いことです。

多少の水やり不足はしのぎますが、与えた水が乾燥しない状況には弱く、水の与えすぎや水はけが悪い環境では根腐れして枯れてしまいます。
耕土が浅い痩せた土地も、果実の品質を落としてしまいます。

土壌は、酸性土壌を嫌い好適土壌pHは7.5程度と弱アルカリ性の土壌を好みます。連作障害については、オリーブが特に顕著な樹木とはされていません。

ツツジやサツキ類、椿(ツバキ)や山茶花(サザンカ)類などを同じところに続けて植えると連作障害があると言われています。

オリーブの栽培時期は、植えつけ期が春で3月上旬~4月上旬とされていますが、関東より暖かい地方であれば秋の9月~10月でも構いません。

開花するのは、5月中旬~6月中旬ごろで収穫期は品種によってまちまちです。

ピクルス用の品種では、9月から収穫するものが多いようですが、オリーブオイル用の品種では10月下旬~11月いっぱいまで収穫します。開花してから収穫できるまで、平均して150日ほどを要し、植え付けから収穫まで3年~4年かかります。

2.オリーブの栽培基本(畑・プランター)

肥料

オリーブの栽培方法には2通りあります。温暖な地方の庭や畑などで地植えする方法と室内やベランダで鉢植え、またはプランター栽培する方法です。

大きく育てるためには地植えがおすすめですが、品種によっては10mほどの大きさになるので家のシンボルツリーなどにするなら場所にゆとりをもった計画が必要です。

種まきは、オリーブの場合は最初に種から発芽させることがとても難しいため、ほとんどの場合は苗を買ってきて植え付けることから始まります。

以下の方法は、すでにあるオリーブの木から収穫した果実がある場合に、種を植えて発芽させる方法となります。

黒く熟したオリーブの果肉部分をすべて取り除き、硬い種のみにし、種の先の少しとがった形の方の一部分をカットしたら1日ほど水につけて発芽を促進します。

高さ10㎝ほどを目安にプランターを選んで鉢底石を敷き、発芽用の土を入れ、そこへ水から出したオリーブの種を植えます。深さは3㎝ほどで、種が埋まるように土をかけたら水を与えます。

そのままプランターを陽のあたる所に置いて、表面が乾くまで見守り、表面が乾いていたらたっぷり水をやり、様子をみて繰り返して発芽を待ちます。発芽するまでに1か月以上かかることもあるようですが、発芽すると意外に早く大きくなってくるようです。

慣れたなら地で発芽させることもできるかもしれませんが、発芽したばかりのデリケートな時期にはオリーブも強い風や乾燥に弱いため、天候を気遣い水を与えるタイミングなどを慎重に見極めなければなりません。

目の届きやすい場所としては、室内やベランダでの栽培の方が安心でしょう。発芽して発育した苗か市販の苗を買って来たら、植え付けをするために土作りをしましょう。

オリーブの好適土壌は、弱アルカリ性でpH7.5程度です。

プランターでの栽培の場合には、通常ホームセンターなどで販売されている樹木用の土で問題ありませんが、樹木用の土2に対して赤玉土を1の割合で混ぜた土も水はけが良くオリーブに適しています。

また、赤玉土7に対して腐葉土3を混ぜたものでも適しています。酸性に傾かないように、石灰をときどき混ぜるようにします。

化成肥料は、窒素とリン酸とカリが等配合されているものを使いましょう。4月、5月、10月には化成肥料を与えて、2月から3月には花が咲く6月頃に効果が出るように有機肥料と石灰を与えるようにします。

地で栽培する場合には、苗を植える数週間前から土壌作りをすることが必要で、特に酸性雨による影響が考えられるため、苦土石灰などを鍬で交ぜてアルカリ性の好適土壌としましょう。

粘土質の地層はなるべく避け、一部にある程度であれば赤玉土などで水はけを促進します。肥料の時期については、プランターの場合と同じです。

オリーブの果実を収穫する目的がある方は、植え付けの時点で1本のオリーブの木から100m以内にもう一本、開花時期の近い相性の良い異品種のオリーブを植えます。

オリーブはもともと自家受粉できる品種が少ないうえに、開花時期が5月~6月で雨期と重なってしまい、雨で花粉が飛びにくくなってしまうため、このようにして受粉を促します。

3.オリーブの栽培手入れ

水やり

成長したオリーブの枝葉が混みあってきたら剪定が必要になりますが、小さな木の時期は枝葉の量自体がそう多くないので、1年か2年ごとの植え替え時期に合わせて形を整える程度で大丈夫です。
剪定をする意味としては、見た目が整うことと大きさの調整があります。

畑などではなく、庭やベランダなど限られたスペースに樹木が収まるようにするには、少しずつ切って形を整えながら必要以上に大きくならないようにする必要があります。また、見た目の美しさも大切です。

さらに、葉が混みあうと風通しが悪くなり、病気や害虫の害を受けやすくなってしまいますので、こうした害の予防のためにも必要です。

剪定には、剪定ばさみと癒合剤(ゆごうざい)を使います。癒合剤は大枝を切ったとき、木の切り口に塗って切り口がカビたり腐ったりしないようにする薬です。

急速に葉が伸び出してしまう時期は5月からなので、2月~3月初旬に切っておくと後の伸びが抑制されるので楽でしょう。ただ、剪定の際にどの葉や枝を間引くと良いのか迷う方も多いのではないでしょうか。

オリーブの場合、主幹から生えた細い枝をカットすることで、主幹の日当たりを良くすることができます。

また、下に向いて生えている枝に実がなると、木を傷めるので下向き枝もカットします。内を向いている枝、交差している枝、平行に走っている枝、二股になっている枝、そのほか複数枝やひこばえと呼ばれる樹木の切り株や根本から生える若芽もカットします。間引き剪定の後、全体が楕円形に仕上がるのが良い形とされています。

除草は、木の根元の様子を見ながらこまめに行いましょう。害虫の発生を早めに知ることができ、幼虫が生育するのを防止します。

また、プランターや鉢などで育てていると、2年ほどで植え替えが必要になります。根が詰まって栄養を取りにくくなり、葉が枯れるなどの症状がでないうちに12月ごろを予定して植え替えましょう。
絡み合って詰まっている根は、下から3分の1程度を目安に土と一緒に切り落とし、植え替えたあとはたっぷり水を与えておきます。

4.オリーブの収穫時期について

オリーブの収穫

オリーブの収穫時期は、秋から冬にかけて続きます。最初9月ごろから収穫できるオリーブの果皮の色は緑色で、塩漬けにして食するために使い、それから赤色、黒紫とだんだんに完熟したものを12月ごろオイル用に収穫します。

黒紫のオリーブも塩漬け用に用いますが、緑色のものと比べると味がまろやかで栄養価も高いといわれています。
品種によって開花期が違うので、収穫期も収穫量も品種による違いがありますが、大体この時期のいずれかの時期に収穫されることになります。

ときどき、この秋の時期に葉が落ち始めることがあります。
気温や環境の変化で葉が枯れてきたり、水不足や日光不足など枯れる原因はいくつかありますが、その中のひとつにコガネムシの幼虫の存在があります。

夏に産み落とされて土の中にいたコガネムシが、根を食い散らして成長した結果、オリーブの根がほとんどなくなって葉が落ち、枯れ始めたのです。
この時期に植物が枯れ始めたら、まず根を見てみることをおすすめします。

収穫は手摘みでデリケートな果実を包むようにして集め、塩漬けにするにしてもオイルにするにしても、果実をしっかりと選別することが大切で、腐敗や傷のある果実や炭疽病のものが混入しないように気を付けましょう。

5.オリーブに発生しやすい病気と害虫

オリーブ

オリーブがかかりやすい病気は炭疽(たんそ)病です。
炭疽病は多くの草木に発生するカビが原因の病気で、葉に黒もしくは灰色の斑点ができて穴が開き、果実は傷のようにくぼんでしまう病気です。

オリーブの葉に灰色がかった部分を見つけたらすぐに対策しましょう。樹木全体に広がってしまうとなかなか戻りません。

害虫で要注意なのは、オリーブアナアキゾウムシです。名前の通りオリーブの天敵のような虫で、地中から発生して樹木の芯の部分から食害するため気づきにくく、手遅れになってしまうかもしれません。

木の根元にオガクズのようなものを発見したら、付近を掘り起こして穴から出して捕殺するようにしましょう。冬には発生しませんが、春から秋には専用の殺虫剤で対応します。

そのほかにオリーブの木の根を食害するのは、コガネムシです。
鉢が小さくなり目が詰まって弱ってきたように思える場合に、植え替えようと出してみるとコガネムシの幼虫がいて、根を食害していることがあります。

酸性土壌になっている場合にもコガネムシが寄りやすいので、アルカリ性の苦土石灰で中和すると守られるでしょう。

アブラムシは3月~5月にかけて、新芽や若い葉が出る頃に葉について木を弱らせる害虫です。
オリーブにも食害を与えるので、見つけ次第殺虫剤で駆除しましょう。

カイガラムシも樹液を吸って木を枯らす害虫ですが、とても種類が多く、様々な草木に発生するので害を受けないためには、あまり草木の混んだところに木を置かないことも一つの対策となります。

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