根腐れとは?根腐れ病の原因と復活方法

1.根腐れ・根腐れ病とは

根腐れとは、水や肥料のやりすぎや、高温や病菌などで植物の根が腐ってしまうことです。
根腐れと呼んだり、根腐れ病と呼んだりします。
野菜や花、木など、根っこのある植物は根腐れを起こす可能性を持っています。
根腐れを起こすと、水や栄養素などをうまく運ぶことができず、植物は枯れてしまいますので、植物を育てる際には、根腐れ病にならないように注意が必要です。

2.根腐れ病の原因

水やり

根腐れの主な原因としては、植物を植えている土の水はけや、通気性が悪いと根腐れ病にかかりやすくなります。
鉢物の植物、プランター栽培の植物、畑栽培の植物など、様々な栽培環境で根腐れは起こりえます。
水やり後に土の水はけがよくないと、いつまでも根が水に触れた状態になり、根の先が腐ってきて根腐れを起こします。
また、土内の酸素が不足すると、酸素が少ない環境を好む菌が発生し、根腐れを起こします。
土の水はけ状態には十分注意しましょう。

3.根腐れの見分け方

根腐れ病

植物は、根から水や栄養を吸い上げるため、根腐れが起きると、植物にも症状が出てきます。根腐れ病になっていないか心配な場合は、以下の根腐れの症状が出ていないかチェックしてみましょう。

①土から悪臭がする

土から悪臭がする場合は、根っこが腐っていたり、土の中に菌が発生している可能性があります。

②土の表面に白カビが生えている

土の表面をよく見ると、白いカビが生えていることがあります。これは、根っこが腐ってカビが生えてしまっている可能性が高いです。

③水やり後の染み込みが悪い

水やり後に、なかなか水を吸ってくれない場合は、根っこが腐っていて水を吸い上げることができない状況になっている可能性があります。

④葉が黄色や茶色に変色して弱って落ちる

葉っぱが変色して、葉の付け根からポロポロ落ちたり、しなびて弱ってしまっている場合は、根腐れを起こして水をうまく吸えない状態にある可能性があります。

⑤茎や幹がぶにょぶにょ柔らかい

茎や幹が水を含んだようにぶにょぶにょに柔らかくなっている場合は、菌が発生し、その影響で植物が腐りかけている状態になっている可能性があります。

⑥株が弱っている

株に元気がなく、育ちが悪い場合には、根腐れを起こしている可能性があります。

⑦根が変色して黒くなっている

土を軽く掘って根を確認すると、変色して黒くなっている場合は、根腐れを起こしている可能性があります。

4.根腐れ防止剤

根腐れ防止

根腐れを防止するには、根腐れ防止剤を活用すると、安心です。
根腐れ防止剤とは、珪酸塩白土やゼオライトを主原料として作られていることが多く、最近では、色々な根腐れ防止剤を購入することができます。

根腐れ防止剤で有名なものとしては、ゼオライトが挙げられます。

根腐れ防止剤のゼオライトが買えるお店

根腐れ防止剤のゼオライトを買いたい場合は、販売店をのぞいてみましょう!

根腐れ防止剤のゼオライトは白色の小石のような見た目で、国内産の火山性の天然沸石でできています。
植物に有用なイオン成分を蓄える働きをしてくれるため、土の保肥力向上や、根腐れ防止に効果的です。
直接手でふれると手荒れの原因になる場合がありますので、園芸用手袋やゴム手袋をして取り扱うことをおすすめします。
開封後のゼオライトの保存は、湿気の少ない涼しい所で保存しましょう。
根腐れ防止剤の使い方としては、土に混ぜたり、水耕栽培にも使用することができます。
根腐れ防止剤は100均でも売っていますが、量が少ないため、ホームセンターやインターネットでの購入がお得です。

根腐れ防止剤で有名なものに、ミリオンもあります。

根腐れ防止剤のミリオンが買えるお店

根腐れ防止剤のミリオンを買いたい場合は、販売店をのぞいてみましょう!

根腐れ防止剤のミリオンは、珪酸塩白土の土壌の団粒化やイオン交換作用による不純イオン・不良ガスの吸着、除去、酸度調整、静菌作用、毛細根の成長促進などにより、水質・土壌を浄化して根腐れを強力に防止します。

ミリオンの使い方は簡単で、培養土に1~2割混ぜるだけですぐれた土壌になります。
底穴のない容器では、容器の底にミリオンをひと並べしておくと、水を浄化する作用が働いて、水栽培では水の替えが少なくなります。
花瓶にミリオンを入れておくと植物の切り口や水の腐敗を防止し、切り花も長持ちするようになります。
鉢底に敷いて根腐れ防止鉢やプランターなどに植物を植える際に、植物の根の下にひと並べしてから植えると、根腐れを防ぐことができます。
鉢の表土に一握りまいておくと、水やりと同時に少しずつ溶け出してミネラルを補給し、また、土壌中の水に浄化作用が働きます。

5.根腐れの復活方法

木漏れ日の半日陰

根腐れが起きる前に予防ができればよいですが、すでに根腐れが起きてしまった場合はどのように対処したらよいでしょうか?

根腐れが起きてしまった場合は、メネデールを使うと良いです。

メネデールが買えるお店

メネデールを買いたい場合は、販売店をのぞいてみましょう!

メネデールは、挿し木、株分け、草勢、樹勢の回復など幅広い効果を発揮する元気のお水です。
メネデールは農園芸用の二価鉄イオン水溶液(鉄イオン水)で、挿し木や取り木の場合は発根を促し、また、切り花の場合は花瓶の水に溶かして使うと水あげがよくなり、長持ちします。
また、植え替えや株分けの際にも植物の活着を高めてくれます。観葉植物のハイドロカルチャー栽培の際に使用すると、植物の光合成を助け、草勢・樹勢を回復させてくれます。

メネデールの使用方法としては、花苗の植え付け時に、根元をメネデール100倍液(水2リットルにキャップ1杯)に5分ほど浸して植えたり、植え付け後100倍液をたっぷり根元にかけると、根の活着がよくなります。

弱った植物の根元にもメネデールの100倍液をたっぷり与えると元気になります。水切れした観葉の鉢植えなどは、回復するまで100倍液を入れたバケツに鉢ごとつけておきます。
根腐れの場合は、鉢から抜いて腐った根を取り除き、メネデール100倍液に一昼夜根をつけてから新しい土に植え替えます。
これで植物を元気に育てることができるはずです、ぜひ試してみてください。

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