ニンジンが二股(股根)になる原因とは?

人参が股割れになる原因

1.ニンジンの股根(またね)とは?

ニンジンの股根

ニンジンの股根
みなさんも一度は、主根部分が2つに分かれているニンジンを見たことがあるのではないでしょうか?
変わった形の野菜としてテレビで特集されていたり、面白い形の写真がネットでも公開されています。
家庭菜園をされている方であれば、ご自身で目にしたこともあるかもしれません。

ニンジンの主根部分が障害を受けて、側根が伸びて股割れする現象を「股根(またね)」と呼んでいます。
股根は主根が障害を受けることによって生じるもので、ニンジンの病気ではないので食べることができます。
なぜこのような形になるのだろうと、疑問を持たれている方も多いと思いますので、今回はニンジンの股根の原因を紹介していきます。
股根の原因としては、①種、②土壌、③肥料、④土壌線虫があげられます。

2.新しい種を使う

ニンジンの種

ニンジンの種
ニンジンの種(タネ)には寿命があります。種は乾燥しているので、いつ撒いても大丈夫と思われるかもしれませんが、ニンジンの種の寿命は1〜2年程度ですので、野菜の種の中でも短命になります。

家庭菜園で取得した種を何年も保存しておいたものや、購入した種を使い切らずに袋の中に残したまま保存していた古い種などは、注意が必要です。

古い種は、股根の原因になりますので、新しい種を使うようにします。
種袋の裏側に採種年月と有効期限が記載されていますので、必ず確認するようにしましょう。

3.土壌を深く良く耕す

硬い土壌

硬い土壌
ニンジンを植え付ける場所の土の状態が悪いと、股根の原因になります。
主根はまっすぐ下に伸びるので、そこに障害物があると股根が発生しやすくなります。
栽培する場所は、石や枯れ枝、土のかたまりなどの障害物をていねいに取り除いておきます。ニンジンの根は15~20cmの長さに成長するため、土中の障害物にあたらないように深く良く耕して、やわらかい土にしておくことが大切です。

ニンジンを植える場所を、耕運機で耕すと土を良く耕すことができます。
家庭用の使い勝手のよい小さい耕運機が人気です。

4.肥料を良くなじませる

畑のニンジン

畑のニンジン
土中に肥料のかたまりがある場合にも、股根が発生しやすくなります。
栽培する場所の土を深く良く耕して、土と肥料をよくなじませておくことが大切です。
主根が下に伸びていく場所に、未熟な堆肥や有機肥料、化学肥料などのかたまりがあると、主根が肥料に触れて、そこで根が分かれて股根が発生しやすくなります。
また、有機質肥料が分解するときに出るガスによって股根になることもあります。
堆肥を入れる場合は完熟堆肥を入れて、肥料は余裕をもって早めに入れて土になじませておくことが大切です。

5.土壌線虫の被害を抑える

ニンジンは、土中に繁殖するネコブセンチュウなどによって、根が被害を受けて股根になることもあります。
ニンジンの連作を避けて、種をまく前に土壌消毒することも大切です。

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