オルトラン粒剤の使い方・オルトラン効果まとめ!

家庭菜園

1.オルトラン粒剤とは?

オルトランは草花や、野菜、花木に使えると言うけど、
オルトラン粒剤の詳しい使い方がわからない。
またどんな害虫に効いて、どれだけの効果があるのかわからないという方のために
オルトランの使い方とオルトランの効果についてまとめました。

オルトラン粒剤とは、定植の際に土に入れたり、株元にばらまくだけで広範囲の害虫に効果が持続する殺虫剤です。
害虫退治や予防薬として力を発揮してくれます。

オルトラン粒剤の対象作物と害虫は以下になります。

オルトラン粒剤の対象作物
【草花】
チューリップ、菊、ユリ、ガーベラ、トルコギキョウ、リンドウ、芝。

【野菜】
トマト、ナス、キュウリ、ピーマン、ばれいしょ、エダマメ、ダイコン、キャベツ、ハクサイ、ナバナ、ブロッコリー

【花木】
薔薇

【害虫】
アブラムシ類、ケムシ・アオムシ(アオムシ、コナガ)、アザミウマ(アザミウマ類、ミカンキイロアザミウマ)、ヨトウムシ、マメハモグリバエ、オンシツコナジラミ、ネキリムシ(タマナヤガ)、シバツトガ、スジキリヨトウ、コバエなど

オルトランの最大の特徴は、『浸透移行性』をもつ優れた殺虫剤であるということです。
オルトランの使い方としては、土に混ぜたり、株元に散布して使います。
植物の根から吸われたオルトランが作物全体に行き渡り、作物を外注から守ります。

浸透移行性剤とは、植物の根や葉から殺虫成分が吸収され、植物内を伝って行くタイプの薬剤です。
そのため、葉っぱに薬剤がいきわたるため、葉自体が殺虫効果を持ち、その葉を加害した害虫を退治できます。
アブラムシやグンバイムシなど植物の汁を吸う害虫にも効果的です。
また、薬剤を外側から散布しただけでは退治しにくい、葉の中の害虫や、葉を巻いた害虫、コブを作って葉を食べる害虫などにも効果があります。
長期間効果が持続するので、害虫退治だけではなく害虫予防にも効果があります。
オルトランは広範囲の害虫に効果があり、適用作物も多いので、使い勝手がよいのが特長です。

畑やプランターにコバエが湧いて気になる場合にも、オルトラン粒剤などの薬を使って退治する方法が効果的です。
ショウジョウバエ、キノコバエ、ノミバエなどのコバエは主に土から発生してきます。
そのため、退治するのに一番よい方法としては、土の中のコバエの幼虫を駆除します。
オルトラン粒剤は土と混ぜて使ったり、土にまいて手軽に使うことができます。

オルトランは害虫に良く効きますので、多く使いすぎないように説明書の使い方をよく読み、分量を守って使うことをお勧めします。

2.オルトラン粒剤の使い方

芽

オルトラン粒剤の使い方はとても簡単です。
粒剤でそのまま散布します。

家庭菜園・草花・背丈の低い庭木・鉢植えなどの根元や葉に散布したり、植え穴にまくなどの利用方法があります。

オルトラン粒剤の使い方
【植え穴に散布して使う】
苗を植えるための穴の中に、オルトラン粒剤2グラムを散布します。
上から土を少し入れて、そこに苗を定植する使い方です。

【オルトランを土と混ぜて使う】
オルトラン粒剤2グラムを植穴に散布し、土と混和してから苗を定植する使い方です。

【株元にまいて使う】
作物の株元に散布するだけの手軽な方法です。

高い浸透移行性により、作物のすみずみに行き渡り、害虫をむらなく防除し、植物全体を害虫から守る効果が持続します。
水利の便の悪い場所や施設内でも使用できるため、お手軽に利用することができます。

3.オルトラン粒剤が使える作物と害虫

家庭菜園

オルトランは家庭菜園でよく栽培されている野菜やお庭の草花に使うことができます。
家庭菜園や、お庭の害虫のお手入れにとても使えますので常備しておくとよいでしょう。

オルトランは、浸透移行性を持っているため、茎や葉の内部に入ってしまった害虫にも効果を発揮します!
幅広い植物や害虫に対応できる殺虫剤で、薬剤が害虫に接触することで殺虫します。
虫に対しては高い殺虫効果がありますが、
人や環境への影響は少なく、発売以来40年近く経った今でも、その高い効果と安全性が評価されています。

家庭菜園で良く育てられている作物にオルトラン粒剤を使う場合の
適用害虫、使用方法、総使用回数になります。
参考にしてみてください。

オルトラン粒剤の使い方
■トマト
適用害虫:アブラムシ類、オンシツコナジラミ
使用量:3~6kg/10a(1~2g/株)
使用方法:作条散布又は植穴処理
総使用回数:定植時1回

■ナス
適用害虫:アブラムシ類、オンシツコナジラミ、アザミウマ類
使用量:3~6kg/10a(1~2g/株)
使用方法:作条散布又は植穴処理
総使用回数:定植時1回

■ジャガイモ
適用害虫:アブラムシ類
使用量:3~6kg/10a(1~2g/株)
使用方法:作条散布
総使用回数:定植時1回

■キュウリ
適用害虫:アブラムシ類、アザミウマ類、オンシツコナジラミ
使用量:3~6kg/10a(1~2g/株)
使用方法:作条散布又は植穴処理
総使用回数:定植時1回

■カブ
適用害虫:アブラムシ類
使用量:4kg/10a
使用方法:株元散布
総使用回数:収穫21日前まで1回

■キャベツ
適用害虫:アブラムシ類
使用量:6g/平方メートル
使用方法:散布
総使用回数:育苗期1回

適用害虫:アブラムシ類
使用量:3~6kg/10a(1~2g/株)
使用方法:植穴処理
総使用回数:定植時1回

適用害虫:コナガ
使用量:3~6kg/10a(1~2g/株)
使用方法:植穴処理
総使用回数:定植時1回

適用害虫:アザミウマ類
使用量:6kg/10a(2g/株)
使用方法:植穴処理
総使用回数:定植時1回

適用害虫:ヨトウムシ
使用量:3~6kg/10a(1~2g/株)
使用方法:植穴処理
総使用回数:定植時1回

適用害虫:アオムシ
使用量:3~6kg/10a(1~2g/株)
使用方法:植穴処理
総使用回数:定植時1回

■ダイコン
適用害虫:アブラムシ類、コナガ、アオムシ
使用量:3~4kg/10a
使用方法:作条散布
総使用回数:は種前1回

■ハクサイ
適用害虫:アブラムシ類、コナガ、ヨウトムシ、アオムシ
使用量:3~6kg/10a(1~2g/株)
使用方法:植穴処理
総使用回数:定植時1回

■ブロッコリー
適用害虫:ヨウトムシ
使用量:6kg/10a(2g/株)
使用方法:株元散布
総使用回数:定植時1回

■ナバナ
適用害虫:アブラムシ類
使用量:6kg/10a
使用方法:植溝土壌混和
総使用回数:定植時1回、は種時1回

■ピーマン
適用害虫:アブラムシ類
使用量:2g/株
使用方法:株元散布
総使用回数:定植時1回

■エダマメ
適用害虫:ハスモンヨトウ
使用量:3~6kg/10a
使用方法:生育期株元散布
総使用回数:収穫21日前まで3回以内

■芝
適用害虫:シバツトガ、スジキリヨトウ
使用量:10kg/10a
使用方法:全面散布
総使用回数:発生初期5回以内

4.オルトラン粒剤は害虫に効果的?

害虫

葉っぱを食い散らす害虫に困ってしまったことはありませんか?
オルトランはそんな害虫達に効果的です。
オルトランを散布すると、みんな葉から逃げて行き、散布以来葉っぱが食べられることが少なくなっていくと思います。
もし食べられたとしても、薬剤が付着した葉っぱを食べても効果を発揮しますので
害虫の数が減っていきます。

効果としては、知らない間に茎をけずって卵を産み付けていた害虫に悩まされていた方も害虫の卵が全滅し効果を感じていたり、
作物の根を害虫に食べられていた際に、オルトランを散布したりしている方が多いです。
オルトランは様々な害虫に効果を発揮してくれます。

〇アブラムシに効果的
アブラムシは、植物の汁を吸う直接加害の他、ウイルス病を媒介します。
繁殖力が旺盛で気が付くと葉や茎にびっしりついてしまうため、数が増えすぎてしまう前に、
オルトランを使うとアブラムシの大量発生を防ぐことができ効果的です。

〇アザミウマ(アザミウマ類、ミカンキイロアザミウマ)に効果的
体長1~2mmの小さな虫で、アザミウマ類は植物の汁を吸います。
作物は汁を吸われつつけると傷んでしまうため早めの対処をしましょう。

○ヨトウムシに効果的
ヨトウムシは葉をかじって食害します。
夜行性で夜に活動するため見つけにくい害虫です。

○ケムシ・アオムシ(アオムシ、コナガ)に効果的
コナガは葉をかじって透けた後を残していきます。
アオムシもキャベツなどを葉を好んで食べる害虫です。
葉を食べられる被害が拡大する前に駆除しましょう。

虫がついても散布してから、大体2~3時間後には虫がガンガン落ちて来ると思いますので、足元など、虫の落下に気を付けてオルトランの散布を行って下さい。

諦めかけていた虫にも一度オルトランを使ってみると、以外にもあっさり解決できたなんてこともありますので、試しに使ってみる価値はあると思います。

はじめは、少量(200g)でもよいですが、
慣れてくると大きな袋(3kg)の方がお買い得なのでおすすめです。
家庭菜園や、花壇、お庭の芝の害虫など、意外にも使い始めると色々な場所で重宝してくれます。

【効果・薬害等の注意】
1、栽培数が多い場合には、オルトラン粒剤が1平米当たり40gを超えないよう1株当たりの単回使用量を調整してください。
2、オルトラン粒剤の使用に当っては、使用量、使用時期、使用方法を誤らないように注意してください。
3、オルトラン粒剤の適用作物群に属する作物にはじめて使用する場合は、使用者の責任において事前に薬害の有無を十分確認してから使用してください。
4、使用量に合わせ秤量し、使いきってください。
5、土壌が極度に乾燥している時は使用しないでください。
6、芝のシバツトガ、スジキリヨトウ、タマナヤガの防除に使用する場合、散布後10a当り500~1000Lの散水処理は有効です。
7、オルトラン粒剤は、つまみ菜、間引き菜には使用しないでください。

【安全使用上の注意】
1、体調のすぐれない時はオルトラン粒剤の散布をしないでください。
2、散布中は、小児やペットなどが近付いたりしないように注意してください。
3、オルトラン粒剤は蚕に対して影響があるため、桑葉にはオルトラン粒剤がかからないように注意してください。
4、オルトラン粒剤はミツバチに対して影響があるので、ミツバチの巣箱及びその周辺にはかからないように注意してください。
5、使用後の空容器、空袋は中身を完全に出しきってから処理を行ってください。
6、オルトラン粒剤を誤って過剰使用した場合は薬害(下葉の黄変、葉縁の褐変)を生じることがありますので散布量を守って利用してください。

以上がオルトラン粒剤の使い方とオルトランの効果についてです。
使い方と用途をきちんと守って、家庭菜園やガーデニングを楽しみましょう!





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