硫安肥料とは?(正しい使い方・成分・使用上の注意)

硫安の使い方

1.硫安肥料とは?

肥料

硫安(りゅうあん)は、家庭菜園やガーデニングで、肥料として使われます。
硫安は元肥や追肥で使用しますが、その効果や正しい使い方をしっかり理解している方は少ないです。
知識がないまま硫安の間違った使い方をすると、効果がうまく表れなかったり、施用量過剰で作物に悪影響をもたらすことがあるため、正しい使い方を覚えておきましょう。
硫安の使い方・成分・使用上の注意点などをご紹介していきます。

硫安とは、チッソ肥料の一つで、水に溶けやすく速効性があり、初心者にも使いやすい肥料です。
施すとすぐに効きますが、その反面持続効果が短く、肥効期間は1か月程度のため、追肥としては定期的に施す必要があります。
硫安は、土壌の中でアンモニアと硫酸に分かれます。
アンモニアは土壌に保持され、硫酸が副成分として残って酸性化するため、石灰資材を前もって施用しておく必要があります。
アンモニアは石灰資材に接触すると空気中に逃げるので、7~10日ずらして別々に施し、十分に土と混ぜておくことが重要です。

2.硫安の成分は何?

硫安の成分は、21%が窒素でできてます。
硫安は水に溶けやすいので、液肥としても使用できます。
水で薄めた硫安をスプレーで葉や茎に吹きかけて使用すると効果があります。
畑などでまく量が多かったり、吹きかける量が多い場合には、肥料散布機や噴射器を使うと効率よく撒くことができます。

液肥葉面散布

■硫安肥料が買えるお店
硫安肥料を買いたい場合は、販売店をのぞいてみましょう!

3.硫安の使い方

スコップで肥料を混ぜる

硫安は、コマツナ・ホウレンソウ・チンゲンサイ・ネギなど、葉物野菜によく使われる肥料です。
葉の色を鮮やかにし、生育を盛んにします。
粒状施肥の場合、1坪(3.3㎡)に一握り約30gを使用します。

元肥として使用する場合
石灰資材の投入から7~10日開けます。
硫安が植物の根に触れないように注意し、適量を土全体に混ぜ込んで使います。
使用量は1㎡あたり約25~75gです。

追肥として使用する場合
硫安の肥料効果は1ヶ月ほどで切れてくるので、追肥を行います。
硫安が茎や葉に触れないように、株元から少し離れた所にまき、軽く土に混ぜ込んで使います。
使用量は1㎡あたり約25~50gです。

液肥として使用する場合
硫安を液肥にして使用する場合、水で薄めて使用します。
硫安の使用量は水1ℓに対して約5gです。

4.硫安を使う際の注意点

窒素不足の黄色い葉

硫安を施すと土壌が酸性になるため、植え付けする1週間以上前に消石灰で土壌を中和してから施す必要があります。
消石灰はpH12と強いアルカリ性のため、酸性の土を中和して地力を高めてくれます。
硫安には窒素成分しか含まれていませんので、リン酸やカリ肥料と組み合わせて補ってください。
硫安肥料は吸収が早いので、与えすぎると窒素多過になってしまう恐れがあるので多量に施さないよう注意します。
また、硫安を使う際は、目や口に含まないよう手袋・マスク・ゴーグル等を着用することも大事です。

5.尿素との違いは?

木漏れ日の半日陰

硫安と同じ窒素成分を含む尿素を肥料として使用する方が多くいらっしゃいます。
硫安はよく尿素と比べられますが、窒素含有量は尿素の1/2ほどとなっています。
窒素含有量は異なりますが、硫安も尿素も窒素肥料で、植物の茎や葉の生長に役立ち、元肥や追肥に使用します。
どちらも水に溶けやすく、よく吸収され速効性があるという点では共通しています。

6.まとめ

硫安は、葉や茎の生長回復を促す肥料です。
水に溶けやすく速効性が高いといった使い勝手の良さから、愛好者も多い肥料です。
「野菜や植物の葉や茎に元気がない」といった悩みをお持ちの方は、窒素成分が不足していないか確かめてみましょう。
もし、窒素成分が足りないと感じたら、今回紹介した硫安を使ってみてはいかがでしょうか?
地力が高まり、すくすくと育ってくれるかもしれません。


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