コマツナ(小松菜)は家庭菜園で人気があり、短期間で収穫できる手軽な葉物野菜です。
比較的育てやすい一方で、「葉が大きくならない」「トウ立ちする」「生育が遅い」などのトラブルが起こることもあります。
コマツナは日当たりや気温、肥料や水分管理の影響を受けやすい作物です。
ポイントを押さえれば初心者でもやわらかくおいしい葉を収穫できます。
この記事では、よくあるトラブルの原因と対策をわかりやすく解説します。
■分類: アブラナ科アブラナ属
■原産地:地中海沿岸(日本で発祥)
■コマツナの旬:5~12月
■栽培時期:春まき・秋まき
春の種まき:3~6月、収穫時期:5~7月
秋の種まき:9~10月、収穫時期:10~12月
1.葉が育たない
原因・見分け方
コマツナが大きくならない場合は、日当たり不足や肥料不足、株の密集が原因です。
特に間引きをしていないと、栄養や光が足りず生育が悪くなります。
葉が小さいままの場合は注意が必要です。
対策・防止法
・間引きをして株間を確保する
・日当たりのよい場所で育てる
・元肥や追肥で栄養を補う
2.花が咲いてしまう(トウ立ち)
原因・見分け方
コマツナは、気温の上昇でトウ立ちしやすい野菜です。
中心から茎が伸びてくると花が咲き、葉がかたくなって食味が落ちます。
対策・防止法
・涼しい時期に栽培する
・早めに収穫する
・適した時期に種まきする
3.葉が黄色くなる
原因・見分け方
コマツナの葉が黄色くなる場合は、肥料不足や水分の乱れが原因です。
特に成長が早いため、栄養不足がすぐに表れます。
下葉から黄色くなる場合は栄養不足のサインです。
対策・防止法
・こまめに追肥する
・土が乾いたら水やりする
・水はけのよい土で育てる
4.枯れてしまう
原因・見分け方
コマツナの株が枯れる場合は、過湿や病気、害虫が原因です。
密植状態だと風通しが悪くなり、病気が広がりやすくなります。
対策・防止法
・間引いて風通しをよくする
・水の与えすぎに注意する
・異常のある株は取り除く
5.なかなか大きくならない
原因・見分け方
コマツナの生育が遅い場合は、気温が低い・日当たり不足・土の状態が悪いことが原因です。
葉の数が増えない場合は環境の見直しが必要です。
対策・防止法
・適した季節に栽培する
・たい肥で土を改良する
・日当たりを確保する
6.病害虫が発生する
原因・見分け方
コマツナは、べと病や白さび病、黒腐病などの病気、アブラムシやアオムシ、コナガ、キスジノミハムシなどの害虫が発生することがあります。
葉に黄色や褐色の斑点が出たり、葉の裏に白っぽい斑点が見られたりする場合は病気の可能性があります。
また、葉に小さな穴がたくさんあいたり、葉の裏に小さな虫や幼虫がついたりする場合は害虫による被害が考えられます。
対策・防止法
・株間を適切にとり、風通しをよくする
・水はけのよい土で育て、過湿を避ける
・葉の表裏や株元をこまめに確認する
・病気の葉や害虫の被害を受けた葉は早めに取り除く
・防虫ネットを利用して害虫の侵入を防ぐ
・連作を避け、アブラナ科の野菜を続けて栽培しない
7.コマツナ栽培のコツ
コマツナを上手に育てるには、間引きで株間をしっかり確保し、風通しをよくすることが重要です。
日当たりのよい場所で育て、成長が早い分、こまめに追肥して栄養を切らさないようにしましょう。
また、水やりは土の乾き具合を見ながら行い、過湿を避けることもコマツナを健康に育てるポイントです。
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