ニラのアブラムシ対策!害虫駆除に効く農薬

害虫駆除

ニラに付くアブラムシ類は主に5~7月に発生し、小さな虫が葉裏などに数十匹から数百匹で群生します。アブラムシは吸汁を行い、作物の成長を妨げるだけでなく、ウイルス病を媒介する可能性もあります。
特にネギアブラムシが問題となり、春になると、葉に黒色の虫が群生して吸汁します。
対策としては、寒冷紗などの防虫ネットを使用したり、シルバーマルチをを使用して飛来を防止します。

ニラに付くアブラムシ類は、農薬で対策できます。
園芸店・ホームセンター・インターネットなどで買える農薬をご紹介します。

ニラのアブラムシに使用できる農薬には、「ダントツ水溶剤」「ベニカ水溶剤」「モスピラン顆粒水溶剤」などがあります。

商品を購入される場合には、商品名、使用時期、使用方法、使用量、散布間隔などを確認のうえ選ぶようにします。

ダントツ水溶剤

ダントツ水溶剤をニラのアブラムシ対策に使用する場合は、2000~4000倍に希釈して使用します。散布液量は100~300㍑/10aです。使用頻度は、収穫3日前までに3回以内であれば可能です。

ダントツ水溶剤は浸透移行性に優れ、各種害虫に高い防除効果を発揮します。

ベニカ水溶剤

ベニカ水溶剤をニラのアブラムシ対策に使用する場合は、2000~4000倍に希釈して使用します。散布液量は100~300mL/㎡です。使用頻度は、収穫3日前までに3回以内であれば可能です。

ベニカ水溶剤は、有効成分が葉や茎から吸収されて植物体内にゆきわたり、殺虫効果が持続するすぐれた浸透移行性殺虫剤です。アブラムシの場合、およそ1か月間にわたって持続します。
有効成分は葉の表から裏に移行するため、葉裏にいる害虫も効果的に退治します。

モスピラン顆粒水溶剤

モスピラン顆粒水溶剤をニラのアブラムシ対策に使用する場合は、4000倍に希釈して使用します。散布液量は100~300㍑/10aです。使用頻度は、収穫前日までに3回以内であれば可能です。

モスピラン顆粒水溶剤は、ネオニコチノイド系の殺虫剤で、優れた浸透移行性により、巻葉性のアブラムシに有効です。
また、ミツバチやマルチハナバチなどの有用昆虫への影響が少ない点も特徴です。

アルバリン顆粒水溶剤

アルバリン顆粒水溶剤をニラのアブラムシ対策に使用する場合は、2000倍に希釈して使用します。散布液量は100~300㍑/10aです。使用頻度は、収穫前日までに2回以内であれば可能です。

アルバリン顆粒水溶剤は、アブラムシ類、カメムシ類、コナジラミ類、コナカイガラムシ類、ハモグリガなど、広範囲の害虫に優れた効果を発揮する殺虫剤です。
また、高い浸透移行性があり、速効性と残効性にも優れています。

農薬保管庫(鍵付き)

ニラの農薬は、農薬保管庫を使うことで安心して保管することができます。
農薬を安全かつ適切に保管するためには、キズやサビに強く、鍵のかかる農薬保管庫を利用することが望ましいです。
家庭菜園であれば、小型や中型サイズの農薬保管庫が人気です。

※薬剤使用の留意点
本記事の商品情報などは、2023年5月時点のものです。
薬剤の適用内容については変更されることがありますので、最新の薬剤情報は各メーカーの公式情報をご確認ください。

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