ルッコラ(ロケット)の追肥と土寄せ方法

ルッコラの追肥(追肥のやり方・時期・回数量)

1.ルッコラの追肥

追肥とは何か?

ルッコラの種まき時期は、関東などの中間地では春(4月上旬~7月上旬)と秋(9月上旬~10月中旬)が可能です。
ルッコラの追肥は、2回目の間引き後に施し、その後は月に1~2回追肥を施します。

ルッコラの栽培時期

春まき栽培:種まき4月~7月、収穫時期5月~9月
秋まき栽培:種まき9月~10月、収穫時期10月~12月

ルッコラの追肥時期

ルッコラは、2回目の間引き後に追肥を施し、その後は月に1~2回追肥を施します。
春まき栽培:4月~7月
秋まき栽培:9月~11月

2.ルッコラに適した肥料

肥料

ルッコラの栽培では、元肥と追肥が必要です。

元肥用の肥料

ルッコラは、土づくりの段階で完熟堆肥と緩効性化成肥料を施します。
化成肥料は「8-8-8」のタイプがおすすめで、肥料の三要素(窒素・リン酸・カリ)がそれぞれ100g中に8gずつ含まれていて、どんな野菜にも使うことができるので便利です。また、臭いも少なく、粒状で取り扱いやすいという利点があります。
化成肥料や堆肥は、ホームセンターや園芸店のほか、インターネットでも購入できます。

追肥用の肥料

ルッコラの追肥には、即効性の固形肥料か液体肥料を使います。
『マイガーデンベジフル』『マイガーデン液体肥料』『花工場原液』などがあります。
液体肥料を使用する際は、既定の希釈率や方法を守って使用するようにします。

ルッコラにおすすめの肥料

3.ルッコラの追肥と土寄せ

ルッコラ

ルッコラを健全に育てるためには、追肥が必要です。

畑栽培の追肥方法

畑栽培は、2回目の間引き後に化成肥料30g/㎡を株の周りにまき、土の表面をほぐしながら土と肥料を軽く混ぜて株元に土を寄せます。その後は、月に1~2回同量を株の周りにまき、土と肥料を軽く混ぜて株元に土を寄せます。
畑栽培では、肥料をばらまくだけでは雨や水やりで流れてしまうので、土と軽く混ぜ合わせて土を寄せます。

プランター栽培の追肥方法

プランター栽培は、2回目の間引き後に化成肥料10g程度をプランターの縁にまき、軽く土と混ぜ合わせます。
その後は、月に1~2回同量をプランターの縁にまき、軽く土と混ぜ合わせます。

4.ルッコラの生育不良

ルッコラは、発芽するまでの間は用土の表面が乾かないように管理します。
ルッコラは、水切れすると葉が硬くなり苦みが強くなってしまいます。また、花が咲くと葉が硬くなるので、花芽が出たら早めにつぼみを摘み取ります。
ルッコラは、1度に多くの葉を収穫すると生育が遅れるので1株当たり2~3枚程度を収穫します。収穫を続けていると肥料切れになってきますので、追肥も忘れないように施します。

連作障害

ルッコラは連作障害を起こすため、同じ場所で栽培する場合は1~2年の期間を空けるか、他の場所を選んで栽培します。
連作すると、土壌中の微生物に偏りが出てルッコラの生育に悪影響を及ぼし、病害虫も発生しやすくなります。
プランター栽培では、常に新しい用土を使うことをおすすめします。

肥料やけ

ルッコラの追肥は、株元近くを避けて離れた場所に施すようにします。株元付近は根が多く張っているので、肥料濃度が高くなると肥料やけを起こすことがあります。また、肥料を与え過ぎないように注意します。

窒素肥料

ルッコラは、窒素肥料を多く使うと軟弱になり、うどん粉病にかかりやすいので窒素肥料の与え過ぎに注意します。

5.ルッコラの追肥まとめ

ルッコラの追肥のポイントをまとめると以下になります。

・ルッコラの追肥は、2回目の間引き後に施し、その後は月に1~2回追肥を施す。
・追肥は、株元近くを避けて離れた場所に施す。
・肥料の与え過ぎは、肥料やけ、生育不良などを引き起こす。

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