ルッコラ(ロケット)の種まき方法

ルッコラ(ロケット)の種まき方法

1.ルッコラの種まき時期

ルッコラの栽培は、種から育てる方法と、園芸店やホームセンターなどで苗を購入して植え付ける方法があります。
ルッコラの種まきは、関東などの中間地では春(4月上旬~7月上旬)と秋(9月上旬~10月中旬)が可能です。

2.ルッコラのおすすめ品種

ルッコラの種は、『ルッコラ』『ロケット』『ロケットサラダ』『オデッセイ』などの名称で販売されています。

3.ルッコラの栽培ポイント

・日当たり、水はけ、風通しのよい場所で栽培する。
・種が細かいので、厚まきにならないように注意する。
・葉柄が折れやすいので、風が強い場所では風よけをする。

4.ルッコラの種まき(畑)

畑での種まき

ルッコラの種まきは、直まきにします。

畑栽培

直まきの場合は、種まきの2週間前までに苦土石灰100g/㎡を施してよく耕し、1週間前に完熟堆肥2㎏/㎡、化成肥料100g/㎡を施してよく耕し、幅40㎝、高さ10~15㎝の畝を作ります。

①良い種を選ぶ

ルッコラの種を購入する際は、地域にあった品種を選び、栽培適期を守るようにします。
種袋には、品種の特徴、栽培時期、栽培方法、発芽・生育適温、発芽率、有効期限などが記載されています。
種には寿命があるので、種袋の裏にある有効期限もチェックしましょう。

ルッコラの種は、ホームセンターや園芸店で購入することができます。
購入する際は、直射日光の当たる場所に陳列されているものは避けましょう。
欲しい品種がない場合は、インターネットで購入すると便利です。

②適温時期に種をまく

ルッコラの発芽適温は15~25℃、生育適温は15~25℃です。
発芽適温に達していないと、うまく発芽することができません。
種袋に発芽適温・生育適温の記載があるので、適期に種まきをします。

③種のまき方

ルッコラは、間引きをしながら育てるので「すじまき」が一般的です。
畝の表面を平らにならし、支柱などを畝に押し当てて深さ1㎝ほどのまき溝を作り、種が重ならないように1㎝間隔でまきます
種をまいた後は、溝の両側から土を寄せるようにして厚さ1㎝ほど土を被せ、表面を軽く手で押さえて土と種を密着させ、ジョウロでたっぷりと水やりをします。

④間引き

ルッコラは、発芽まで乾かさないように管理すると約1週間で発芽します。
発芽したら、生長を促すために2回に分けて間引きをします。
1回目は、本葉2~3枚の頃に株間2~3㎝間隔にします。生育の悪い株や葉色が薄いものなどを間引き、周りの土を軽くほぐして株元に土を寄せます。
2回目は、本葉4~5枚の頃に株間5~6㎝間隔にし、周りの土を軽くほぐして株元に土を寄せます。

5.ルッコラの種まき(プランター)

苗づくり(セルトレイ)

プランターは、標準タイプ(深さ20㎝程度)を用意します。
ルッコラは連作を嫌うので、用土は新しいものを使うことをおすすめします。ホームセンターなどで野菜用培養土を購入すると、土づくりの手間が省けます。
排水性を良くするため、鉢底石をプランターの底に敷き詰めて、野菜用培養土を8分目ほど入れます。

種まき

ルッコラは、間引きをしながら育てるので「すじまき」が一般的です。鉢にばらまきもできます。
すじまきの場合は、支柱などを土の表面に押し当てて深さ1㎝ほどのまき溝を作り、種が重ならないように1㎝間隔でまきます。
種をまいた後は、溝の両側から土を寄せるようにして厚さ1㎝ほど土を被せ、表面を軽く手で押さえて土と種を密着させ、ジョウロでたっぷりと水やりをします。

植え付け

市販の苗を植え付ける場合は、ポリポットよりも少し大きめの植え穴を作り、根鉢を崩さずに根鉢の肩が土の表面より少し高くなるように植え付けます。
植え付け後は、株元に土を寄せて手で軽く押さえて土と根鉢を密着させ、たっぷりと水やりをします。
プランターや鉢は、風通しの良い日なたで管理します。

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