１．ルッコラの水やり
ルッコラの水やり頻度、水やりの時間帯、水やり時の注意点などについて疑問を持たれていませんか？
ルッコラの水やり方法を間違えると苗が枯れてしまったり、うまく育たない場合がありますので、水やりは非常に大切です。
ルッコラの種まきや植え付け後に、毎日水をあげればよいかどうか悩んでいる方も多いと思いますので、ルッコラの水やり方法について順番に解説していきます。
２．ルッコラの種まき時の水やり
ルッコラは、種から育てる方法と、園芸店やホームセンターなどで苗を購入して植え付ける方法があります。
ルッコラの種まきは、関東などの中間地では春（4月上旬～7月上旬）と秋（9月上旬～10月中旬）が可能です。
ルッコラは、間引きをしながら育てるので、種まき方法は「すじまき」が一般的です。
すじまきの場合は、支柱などを土の表面に押し当てて深さ1㎝ほどのまき溝を作り、種が重ならないように1㎝間隔でまきます。
種をまいた後は、溝の両側から土を寄せるようにして厚さ1㎝ほど土を被せ、表面を軽く手で押さえて土と種を密着させ、ジョウロでたっぷりと水やりをします。
ルッコラの種は、水、温度、酸素などの条件がそろうと吸水を始め、蓄えた養分と酸素を使って発芽します。
種をまいた後はたっぷりと水やりをし、発芽するまでの間は乾燥しないように管理します。
水やりの際は、シャワータイプのジョウロでやさしくかけてあげましょう。
シャワータイプでないものは水の勢いが強いため、土や種が水で流されてしまい、ルッコラがうまく育たない原因になります。
ルッコラの水やりにも使えるジョウロが買えるお店
ルッコラの水やりにジョウロを買いたい場合は、販売店をのぞいてみましょう！
お洒落でかわいいジョウロや、水がたくさん入るジョウロなどが豊富にあります。使う頻度が高いジョウロは、いいものを選びたいですね。
自動水やり機も人気です。散水開始時間、曜日、散水時間の設定ができます。
旅行で家を空けたときにもルッコラに水やりが可能なので、とても便利です。
３．ルッコラの植え付け時の水やり
市販の苗を選ぶときは、株元がしっかりしていて葉の色が濃く、葉が黄色くなっているものや病害虫の被害があるものは避けます。
ルッコラの苗を植え付ける際は、ポリポットよりも少し大きめの植え穴を作り、根鉢を崩さずに根鉢の肩が土の表面より少し高くなるように植え付けます。
植え付け後は、株元に土を寄せて手で軽く押さえて土と根鉢を密着させ、たっぷりと水やりをします。
植え付け時の水やりは、株元に静かに与える方法が基本となります。シャワータイプのジョウロでやさしく水をあげましょう。
４．ルッコラの梅雨時の水やり
ルッコラは、多湿が続くと病気が発生しやすくなります。梅雨の時期は、雨の当たらない場所にプランターを移動します。
プランター栽培は、土の表面が乾いたらプランターの底から水が流れ出るくらいたっぷりと水をあげます。ただし、水の与え過ぎは根腐れを起こすので注意します。
ルッコラに水をあげすぎているのか、足りないのかわからないときには「水やりチェッカー」を使うのが便利です。
土に挿すだけで簡単に土の中の水分量がわかります。
土壌中の有機栄養素の電解値によって計測する仕組みのため、バッテリーや電池も必要ありません。
５．ルッコラの生育不良と水やり
畑栽培は、発芽するまでの間は用土の表面が乾かないように管理します。その後は自然の降雨で足りますが、雨が少ないときは乾燥させないように水やりをします。
プランター栽培は、発芽するまでの間は用土の表面が乾かないように管理します。その後は、土の表面が乾いたら朝の早い時間帯にたっぷりと水やりをします。
ルッコラは、水切れすると葉が硬くなり、苦みが強くなってしまうので、乾燥させないように管理します。また、花が咲くと葉が硬くなるので、花芽が出たら早めにつぼみを摘み取ります。
ルッコラは、1度に多くの葉を収穫すると生育が遅れるので1株当たり2～3枚程度を収穫します。収穫を続けていると肥料切れになってきますので、追肥も忘れないように施します。
６．ルッコラの病気と予防
ルッコラは、窒素肥料を多く使うと軟弱になり、うどん粉病にかかりやすいので窒素肥料の与え過ぎに注意します。
うどんこ病
うどんこ病はカビによる病気で、葉や葉柄に白い粉をまぶしたようなカビが斑点状に発生します。病気が進行すると葉がカビで覆われ、光合成ができなくなって葉が枯れてしまいます。
窒素過多になると株が軟弱に育つため、窒素肥料を少なめにし、日当たりと風通しをよくします。発病した葉は、切り取って畑の外に撤去処分します。
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