トマトのコナジラミ対策!害虫駆除に効く農薬

害虫駆除

園芸店・ホームセンター・インターネットなどで買える農薬をご紹介します。

トマトのコナジラミに使用できる農薬には、「ベニカXファインスプレー」、「家庭園芸用GFオルトラン粒剤」、「ベニカXネクストスプレー」などがあります。

商品を購入される場合には、商品名、使用時期、使用方法、使用量、使用回数などを確認のうえ選ぶようにします。

ベニカXファインスプレー

ベニカXファインスプレーをトマトのコナジラミ対策に使用する場合は、原液で使用します。使用回数は、収穫前日までに3回以内であれば可能です。

ベニカXファインスプレーは、花や緑の植物に広範囲に使用できる殺虫殺菌剤です。害虫に対しては速効性と持続性があり、アブラムシに対しては約1ヵ月の効果が続きます。
また、病原菌の侵入を防いで植物の病気も予防する効果があります。

家庭園芸用GFオルトラン粒剤

家庭園芸用GFオルトラン粒剤をトマトのコナジラミ対策に使用する場合は、3~6g/㎡(1株当り1~2g)を植溝散布又は植穴処理して使用します。使用回数は、定植時に1回であれば可能です。

家庭園芸用GFオルトラン粒剤は、吸汁性害虫(アブラムシなど)および食害性害虫(ヨトウムシ、アオムシなど)に効果のある浸透移行性殺虫剤です。
散粒容器入りで、ばらまくだけで手軽に使用できます。効果が持続し、広範囲の園芸害虫の防除に適しています。

ベニカXネクストスプレー

ベニカXネクストスプレーをトマトのコナジラミ対策に使用する場合は、原液で使用します。使用回数は、収穫前日までに2回以内であれば可能です。

ベニカXネクストスプレーは、世界初の5種類の成分を組み合わせた殺虫殺菌スプレー剤です。害虫に対しては迅速かつ長期間(アブラムシで約1ヵ月)にわたり効果を発揮します。
さらに、退治が難しいチョウ目の老齢幼虫(ハスモンヨトウ、オオタバコガ)や薬剤抵抗性の害虫(アブラムシ、ハダニ)にも効果的であり、病気の予防や治療にも効果があります。

ベニカXガード粒剤

ベニカXガード粒剤をトマトのコナジラミ対策に使用する場合は、10g/株を植穴処理土壌混和して使用します。使用回数は、定植時に1回であれば可能です。

ベニカXガード粒剤は、種をまく時や植える時に土に混ぜ込んだり、植付け後に株元にばらまくだけで効果をあらわす殺虫殺菌粒剤です。殺虫成分は根から吸収され、薬効が葉の隅々まで行きわたり、害虫の被害から植物全体を守ります。

ダントツ水溶剤

ダントツ水溶剤をトマトのコナジラミ対策に使用する場合は、2000~4000倍に希釈して使用します。散布液量は100~300㍑/10aです。使用回数は、収穫前日までに3回以内であれば可能です。

ダントツ水溶剤は浸透移行性に優れ、各種害虫に高い防除効果を発揮します。

アーリーセーフ

アーリーセーフをトマトのコナジラミ対策に使用する場合は、300倍に希釈して使用します。散布液量は150~500㍑/10aです。使用回数に制限はなく、収穫前日までに必要に応じて散布してください。

アーリーセーフは、野菜やハーブのハダニ、アブラムシ、コナジラミ、うどんこ病の防除に効果的な商品です。
また、臭いも少なく、収穫前日まで使用することができるため、家庭菜園での利用に便利です。

ベニカ水溶剤

ベニカ水溶剤をトマトのコナジラミ対策に使用する場合は、2000~4000倍に希釈して使用します。散布液量は100~300mL/㎡です。使用回数は、収穫前日までに3回以内であれば可能です。

ベニカ水溶剤は、有効成分が葉や茎から吸収されて植物体内にゆきわたり、殺虫効果が持続するすぐれた浸透移行性殺虫剤です。アブラムシの場合、およそ1か月間にわたって持続します。
有効成分は葉の表から裏に移行するため、葉裏にいる害虫も効果的に退治します。

トレボン乳剤

トレボン乳剤をトマトのコナジラミ対策に使用する場合は、1000倍に希釈して使用します。散布液量は100~300㍑/10aです。使用回数は、収穫前日までに2回以内であれば可能です。

トレボン乳剤は、カメムシ目、コウチュウ目など、チョウ目幼虫、コナジラミ、アブラムシなどの様々な害虫に効果があります。

ベニカR乳剤

ベニカR乳剤をトマトのコナジラミ対策に使用する場合は、100~200倍に希釈して使用します。散布液量は100~300mL/㎡です。使用回数は、収穫前日までに3回以内であれば可能です。

ベニカR乳剤は、アブラムシ、ハダニはもとより花弁を傷つけシミの原因となるヒラズハナアザミウマまで様々な害虫を速効退治します。

モスピラン顆粒水溶剤

モスピラン顆粒水溶剤をトマトのコナジラミ対策に使用する場合は、2000倍に希釈して使用します。散布液量は100~300㍑/10aです。使用回数は、収穫前日までに3回以内であれば可能です。

モスピラン顆粒水溶剤は、ネオニコチノイド系の殺虫剤で、優れた浸透移行性により、巻葉性のアブラムシに有効です。
また、ミツバチやマルチハナバチなどの有用昆虫への影響が少ない点も特徴です。

ベニカベジフルVスプレー

ベニカベジフルVスプレーをトマトのコナジラミ対策に使用する場合は、原液で使用します。使用回数は、収穫前日までに3回以内であれば可能です。

ベニカベジフルVスプレーは、野菜と果樹の害虫と病気に効果があります。月に一回散布するだけで、害虫のアブラムシから植物を守ることができます。

アファーム乳剤

アファーム乳剤をトマトのコナジラミ対策に使用する場合は、2000倍に希釈して使用します。散布液量は100~300㍑/10aです。使用回数は、収穫前日までに5回以内であれば可能です。

アファーム乳剤は速効性と広範な殺虫効果を持ち、作物の成長段階に関係なく害虫対策に利用できます。大型チョウ目のハスモンヨトウやオオタバコガに対しては速効性を発揮し、同時にコナガ、アザミウマ、ダニ、ハモグリバエなど複数の害虫を防除します。さらに、アファーム乳剤は迅速に分解されるため、残留物の心配もありません。
有効成分は自然由来で、作物、環境、散布者にとって安全です。

農薬保管庫(鍵付き)

トマトの農薬は、農薬保管庫を使うことで安心して保管することができます。
農薬を安全かつ適切に保管するためには、キズやサビに強く、鍵のかかる農薬保管庫を利用することが望ましいです。
家庭菜園であれば、小型や中型サイズの農薬保管庫が人気です。

※薬剤使用の留意点
本記事の商品情報などは、2023年5月時点のものです。
薬剤の適用内容については変更されることがありますので、最新の薬剤情報は各メーカーの公式情報をご確認ください。

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