1.てんとう虫の益虫の種類
野菜を育てているときに、テントウムシを見かけて、
テントウムシは害虫なのか益虫なのか駆除すべきか悩んだことはありませんか?
実は、害虫と益虫の2種類が存在します。
テントウムシの見分け方と駆除の仕方についてみていきましょう!
中でもみんなが一番気にしているのが、
『ナナホシテントウ』ではないでしょうか?

見た目もかわいく、小さいことろからよく目にしたり、
なじみがあるだけに、害虫として駆除すべきかどうか悩むところだと思いますが、
安心してください、ナナホシテントウは益虫の種類になります。
『肉食系テントウムシ』なので、農作物を荒らされることはありません。
むしろ、野菜に付く害虫である
アブラムシやハダニ、カイガラムシなどを
捕食して駆除してくれる良いてんとう虫です。
てんとう虫のほとんどは、益虫で私たちの味方です。
見かけてもあまり気にすることはないでしょう。
また、野菜の葉に良く発生するウドンコ病の菌を食べてくれるてんとう虫もいます。
背中の色がオレンジ色に白い点のあるてんとう虫や、黄色一色のテントウムシは
キイロテントウと呼ばれ、『菌食系テントウムシ』になります。
こちらも益虫となりますので、
見かけてもあまり気にしなくてよいテントウムシの種類と言えます。
2.てんとう虫の害虫の種類

一番気をつけなければいけないのが、
野菜について葉を食害してしまう害虫のてんとう虫がいるということです。
このテントウムシは『テントウムシダマシ』と呼ばれており、草食で
オオニジュウヤホシテントウとニジュウヤホシテントウが代表的な種類です。
野菜の葉の裏に卵を産んだり食べたりしますので注意が必要です。
3.害虫テントウムシダマシの発生時期

テントウムシダマシは、4月~10月頃に発生します。
成虫で冬を過ごし、春先になると葉の裏に40個ほどの卵を産みます。
孵化した幼虫は大きくなり成虫になると、また産卵するため、
大量発生しないように気を付ける必要があります。
餌になるトマト・ミニトマト・ナス・キュウリ・ジャガイモ・ピーマン・ハクサイ・エダマメ・トウガラシなどを
隣接して植えている場合はテントウムシダマシの大量発生に気を付け、見つけたら駆除する必要があります。
4.テントウムシの害虫か益虫かの見分け方

テントウムシが害虫か益虫か見分けるかんたんな方法ですが、
背中の羽の艶を見ます。
よく見かけるナナホシテントウなどは、艶やかな羽をしているのに対して、
害虫であるテントウムシダマシの背中の羽は艶がなくざらざらした見た目になっています。
テントウムシを見かけた際には背中の羽をよく観察してみましょう。
5.てんとう虫の駆除方法

害虫テントウムシダマシの駆除の方法ですが、
市販の農薬で駆除することができます。
アディオン乳剤でテントウムシダマシの駆除をするのがおすすめです。
農薬を使いたくない場合には、卵のうちに駆除し
数を減らしておくと安心です。
害虫のテントウムシダマシは、野菜の葉の下の方に卵を産み付けます。
敵に狙われないように、葉っぱの裏側に卵を産み付けていることが多いので、
葉の裏をよく見てみましょう。
黄色い卵がまとまってついている場合があります。
見つけ次第、葉を切って捨てるか、テントウムシの卵のみつぶすことで簡単に駆除できます。
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