■目次
キスジノミハムシが発生した場合の駆除方法!
キスジノミハムシ(キスジトビハムシ)は、黒い背中に黄色の線の模様が特徴の
コウチュウ目ハムシ科の害虫です。特にアブラナ科の野菜を食害します。
家庭菜園を行っていると、必ずと言っていいほど、害虫の被害にあいます。
育てた野菜の葉っぱに虫がついていて、葉っぱを食べられたり、
実を食べられて困ったという経験はありませんか?
今回紹介する、キスジノミハムシも
野菜を食べて小さな穴を点々とあけてしまう害虫の1つです。
見た目の特徴は、黒い背中に黄色の線の模様が入っている変わった柄のため、
見つけた方は、この虫は何だろうと気になった方も多いのではないでしょうか。
主に、アブラナ科野菜のみを食害する害虫で、成虫も幼虫も食害行為を行うので厄介です。
キスジノミハムシの成虫は、葉の部分を食害し、幼虫は土にいるため根を食害します。
そのままにしておくと、キャベツや白菜などの葉野菜は穴をあけられてしまい
食べられなくなってしまいます。
葉に、小さい穴がいくつもあいていたらキスジノミハムシの可能性が高いです。
また、大根やカブなどの根野菜はえぐったような食べ後が残り、
そこから野菜が傷んでいき黒く変色してしまいます。
キスジノミハムシをそのままにしておくと食害がどんどん広がり
野菜の葉や茎、根などがスポンジ状に穴をあけられてしましますので、
キスジノミハムシを見つけた場合は、一刻も早く野菜から取り除きましょう!
キスジノミハムシの被害にあう作物はアブラナ科なので、
特に以下の作物を育てている場合は気を付けてください。
・キャベツ
・ハクサイ
・コマツナ
・ダイコン
・カブ
キスジノミハムシの見た目
キスジノミハムシの幼虫:体長は4㎜前後
頭部はこげ茶で、胴体は半透明な白色。
キスジノミハムシの成虫:体長は3㎜前後
黒に黄色の帯模様が入っている。
キスジノミハムシの発生する地域と時期
キスジノミハムシは全国で発生する害虫です。
発生時期は、早春から初冬に見られ、年に数回発生します。
暖かい地域では発生が多くなります。
特に、夏季に発生するのでこの時期は注意が必要です。
①キスジノミハムシの予防方法
キスジノミハムシが野菜につかないように、
野菜を防虫ネットで覆いましょう。
体長は約3㎜と小さいので、防虫ネットの目も細かいものを使いましょう。
②キスジノミハムシが数匹いる場合の駆除方法
すでに数匹発生して葉などについてしまっている場合は、
見つけ次第駆除していきます。
キスジノミハムシは、ノミのように跳ねて逃げるので、
動きが鈍い朝早くに捕まえて駆除しましょう。
③大量発生している場合の駆除方法
もしも大量発生してしまっている場合や、
土の中に発生している可能性がある場合は薬剤で駆除しましょう。
使用回数、使用量はしっかり守って使ってください。
薬剤を使用することで、栽培野菜周辺に、キスジノミハムシの数が減り
食害の被害にあうことが少なくなるはずです。
④薬剤を使わずに駆除する方法
薬剤を使わない方法で駆除したい場合は、
成虫が嫌う反射光を出す、シルバーマルチや、
銀色の反射テープを周囲に巻いておくのも効果的です。
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