プランターの土入れ方法は?初心者土づくり入門

プランター

1.プランターの土入れ

家庭菜園の土

プランターの土の入れ方がわからない初心者の方向けに、どのように土をプランターに入れればよいか手順を追って、プランターでの土づくりの基本を解説していきます。

初心者がプランターの土で具体的に悩んでいる内容としては、『土の入れ方』『土の種類』『肥料』についてです。

①土の入れ方:プランターに土だけ入れればよいのか?どのように入れればよいかわからない。
②土の種類:土の種類がたくさんあって、どのような土を選べばよいかわからない。
③肥料:土にどのような肥料を入れればよいかわからない。

このような疑問を持たれている方が多いので、今回はプランターの土入れの基本についてみていきたいと思います。
この記事を読めば、土をきちんと入れられるようになるので、プランターの土づくりは完璧です!

2.プランターの土作りその1(鉢底石)

鉢底石

プランターに土しか入れず、野菜作りに失敗する初心者さんが多いのですが、まずプランターに土を入れる前に、『鉢底石』という石を敷く必要があります。

どうして土を入れただけではダメなのかというと、
植物に必要な通気性や排水性がうまく保てず、根腐れをおこす場合があるからです。

鉢底石は水を多く与えた場合、余分な水は排出し、植物に必要な水分は吸収して保持し、根腐れなどの原因から植物を守ってくれます。
また、ナメクジなどの害虫がプランターの底から入るのも防いでくれるので、必ず入れるようにしましょう。

鉢底石は、色々な種類や色、大きさのものがあります。

ガラスを高温で発砲させた、純白で清潔な人口の軽石のホワイトストーンは人気です。
特長としては、軽量な軽石なので、鉢物や、大型プランターを軽くしてくれますので、移動の際に楽です。
硬質なため、繰り返し使っても崩れにくいので、通気性や排水性を高める効果が長く続きます。

鉢底石を使う手順としては、まずはじめにプランターの底を確認してください。
プランターの底に穴が開いているものと、開いていないものがあります。
穴が開いていないものは、水が溜まりますので、必ずプランターの底に穴があるものを使いましょう。

プランターの底面に既に鉢底ネットなどがある場合は、その上に鉢底石を敷いていきます。

ない場合は、鉢底ネットを用意してから鉢底石を敷いていきます。
鉢底石は、ネット付きのものが販売されています。また、鉢底石はネットの袋に入れてから敷いていくと便利です。

鉢底石の敷き方は、鉢底石をなるべく平らにして、2cm~3cmほどの高さになるように敷いていきます。
幅65cmのプランターであれば3個分に利用することができます。

鉢底石は家庭菜園の必需品となりますので、必ずプランターに土を入れる前に敷いておきましょう。

3.プランターの土作りその2(野菜用の培養土)

培養土

鉢底石を敷くことができたら、いよいよプランターに土を入れて行きましょう。

この時プランターに入れる土は、自分でいろいろな材料を混ぜ合わせて入れることもできますが、自分で土をブレンドしなくても『野菜の培養土』という土が販売されていますので、野菜用の培養土を使っていきましょう。

人気の『花と野菜の培養土』は、地元生産者さん、培養土メーカーさんと協力して作り上げられた土であり、通気性、保水性、保肥力に優れています。
成分は、バーク推肥、ピートモス、鹿沼土、赤玉土、もみがらくん炭、パーライトです。
すでに元肥も入っており、プランターにそのまま使える培養土で、ふかふかとした良い土が野菜を元気に育ててくれます。

野菜の培養土の使い方としては、鉢底石の上にまんべんなく入れて行きます。
この時培養土は、プランター高さの8分目までにし、平らにならして入れて行きます。
この、プランターの8分目にとどめておく理由は、ウォータースペースを確保するためです。
ウォータースペースとは、水をかけたときに溢れないようにするためのスペースのことを言います。

これで、プランターの土づくりは完璧です!

培養土を使えば初心者でも簡単に家庭菜園をはじめることができます。
培養土は、すでに肥料成分がバランスよく含まれており、長期間肥料の効果が続くので安心して野菜を育てられます。

早速、種や苗を植えてみましょう!

4.プランターの土作りその3(土のブレンド)

元肥

プランターの土づくりは、培養土を使うことであっという間に完成しました。

しかし、ご自身で土を作ってみたいという方もいらっしゃると思いますので、自身で土をブレンドする場合の基本ブレンドについてもみていきたいと思います。

ほとんどの野菜栽培に向くプランターの土のブレンドは、赤玉土6:腐葉土4の割合にして混ぜ合わせることで作れます。

葉物野菜に向くブレンドとしては、赤玉土6:腐葉土2:パーライト2の割合で混ぜ合わせることで作れます。
パーライトの働きによって、水はけと通気性が良くなります。

実物・根物に向くブレンドとしては、赤玉土6:腐葉土2:黒土2の割合で混ぜ合わせることで作れます。
水持ちがよく、肥料の効果が長持ちします。

自身で土をブレンドする場合は、肥料がたりなくなることが多いのと、土を使いまわしをした場合に連作障害を起こしやすいので、その点に気をつけて家庭菜園を楽しんでいきましょう。

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