①初心者にありがちな勘違い
トマトの実がつかない場合は、
以下のような原因があるかもしれませんのでチェックしてみてください。
花がたくさん咲いた後、すべて散ってしまって実がならない。
こんなとき、
トマトの実がつかないと思いこんでいませんか?
花が散ったあとの額の中央に、
とても小さな丸い実がついていると思いますが、
それがこれから実になる部分です。
これから成長しますので、トマトの実になるのを
楽しみに待ってみてください。
②苗を寒さにさらしてしまった
トマトに実が付かない原因としては、
気温が関係している場合があります。
苗が育つ5月ごろ、まれにとても気温が下がり
寒くなる年があります。
このような時に、苗を低温にさらしてしまうと、
着果せずに、トマトの実がならない場合があります。
対策として寒い日には、
苗キャップなどの、園芸用ホットキャップをかぶせて
必ず寒さをしのぎます。
雨の降る日にも使えますので、
ホットキャップは用意しておくと良いアイテムです。
③葉はしげるが実がつかない
株は育ったけど、実が全然つかない場合は、
「樹ボケ」や「過繁茂(かはんも)」の場合があります。
定植が早すぎると、実をつけるよりも
株が大きくなる方へ力を使ってしまうため、
適期に定植を行いましょう。
また、わき芽があると、わき芽に栄養が取られてしまうため、
わき芽もこまめに取るようにしましょう。
こうすることで、
株や葉よりも、花と実に栄養を送ることができます。
④一段目が着果できなかった
トマトは一段目の花がきちんと着果できないと、
その後に咲いた花もうまく着果せず、
開花しても着果不良を起こしたり、
枝葉ばかりがしげる現象が起こる場合があります。
1段目の花芽がついていない苗を買ってしまった場合は、
育苗を続け、1段目の花芽がつくようになってから
定植を行いましょう。
また、虫が活動していない環境も影響します。
寒くて虫が活動しない時期や、虫が飛んでこない高層階で育てている場合は、
人工授粉を試しましょう。
一段目の花が咲いたら、軽く株自体を軽くゆさぶったり、
筆で花粉をつけたりして、人工受粉を行い、
1段目に確実に着果させましょう。
トマトの実がつきやすくなると言われているホルモン剤のトマトトーンを使っておくのも効果的です。
この液をトマトの花に吹きかけると、実がつきやすくなります。
⑤日照不足
日照不足が起こると、
株が弱くなり、花に養分が行かず、
着果も難しくなります。
日照不足はトマトの着果に大きく影響を及ぼしますので、
日当たりが悪い場合は、日当たりのいい場所に移しましょう。
プランターを日当たりの良い場所へ移したり、
畑に地植えしている場合は
できるだけ日当たりの良い場所に植え替えを行いましょう。
⑥病気にかかってしまった
黄化葉巻病などのウイルス病などにかかると、
うまく着果できなくなります。
新しい葉が黄化し、縮れてくる病気です。
発病すると治すことができませんので、
発病してしまった場合は、
他の株に伝染しないように株ごと処分します。
⑦肥料の不足
肥料不足の場合は追肥を行います。
果実がピンポン玉になるころには
養分の不足が起こりやすいので追肥を行いましょう。
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