■目次
トマトやミニトマトが赤くならないのはなぜ?
トマトが赤くならないのには、おもに2つの理由があります。
1つ目は、トマトが熟す前段階であり、赤くなるためにはまだ日がかかるということ。
2つ目は、トマトが赤くなるための温度がたりないために赤くならない。
1つ目については、
トマトは開花してから、ミニトマトで50日前後、大玉トマトで55日前後で熟して赤くなってきます。
もしも日数が足りてない場合は、トマトが赤くなるまであせらずゆっくり待ちましょう。
また、トマトが赤くならない原因に、温度も密接に関係しているため、
梅雨時期に低温が続いた場合は、赤くなるまでに多くの日数がかかる場合があります。
2つ目については、
トマトを日当たりの悪い場所で育てている場合などに赤くならない場合があります。
また、気温も大きく関係しており低温が続いて成長に必要な温度が足りないと、
トマトはなかなか赤くなりません。
そこで、トマトを赤くする簡単な方法がありますので順番に見ていきましょう。
①透明なポリ袋でトマトの実を包む
トマトの追熟をするのに最も簡単な方法です。
トマトの実を傷つけないように、そっと透明なポリ袋を被せて実を包み
トマトが赤くなるのを待ちましょう。
熟すまでに少し時間はかかりますが、
費用もあまりかからず、簡単にトマトを赤くすることができるのでおすすめです。
徐々に赤く色づくので、楽しみに待ちましょう。
※小さすぎるトマトなど、ポリ袋を被せたトマトの中にも
緑のまま変わらないものもあります。
②樹上のトマトごと赤くする
樹上のすべてのトマトを色づかせて収穫したいという場合は、
株ごとに温室をつくり温度をあげてトマトを赤くしていきます。
赤くしたいトマトの量が多い場合は、こちらの方が早くて効率的な場合があります。
ホームセンターやネットで買える1株だけ覆うことができるものでもよいですし、
株の4つ端に支柱を立て、真ん中をビニールで囲うだけの簡易的なものでもかまいません。
株ごと囲うと暑い日には温度が上がり過ぎることがあるため、
温度管理をしながら、トマトが赤くなるのを待ちましょう。
③青トマトを常温に置いておく
日の当たる窓辺などに、へたを下にした状態で青トマトを置いておきます。
暖かければこの方法で数日でトマトが赤くなります。
気温が低い場合には、少し時間がかかりますが、
常温で置いておくだけなので、簡単にできる方法です。
④青トマトはリンゴで追熟!相性が良い
青トマトとリンゴを透明なポリ袋にいれて、暖かい場所に置いておくだけです。
リンゴのエチレンガスは果実を追熟させるため、
青トマトと相性が良いです。
トマトの開花後ミニトマトで50日前後、大玉トマトで55日前後経って、
炭水化物の蓄積が充分であれば 甘くて赤いトマトになってきます。
⑤湿らせた新聞紙で追熟する
追熟してトマトを赤くするだけでなく、トマトの「甘味・香り・栄養」も高める追熟方法があります。
追熟方法は簡単で、霧吹きで軽く新聞紙を湿らせ、湿った新聞紙でトマトを優しく包み、すぐに乾かない日の当たらない場所に置いて追熟するだけです。
新聞紙が乾いてきたら、再度霧吹きで湿らせる必要があるので、少し手間と日数がかかりますが、トマトを赤くするだけでなく、「甘味・香り・栄養」も高めたい場合には試してみてください。
⑥黒い布で遮光する
追熟してトマトを赤くするだけでなく、トマトの「酸味」を和らげる追熟方法があります。
トマトに日が当たらないように光を通さない黒い布をかけ、常温で置いておく方法です。
光を当てずに追熟するため、新聞紙で包む方法同様に、トマトが赤くなるまで少し時間がかかります。
様子を見ながら、熟しすぎないように気をつけて追熟しましょう。
この方法で追熟させると、酸味が和らいだ美味しいトマトを楽しむことができます。
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