トマト(とまと)の後作に植えても良い野菜とは?(連作障害)

トマトの後作

1.トマトの後作に植えたほうが良い野菜

トマトの後作にどんな野菜を植えればよいかわからなかったり、
悩んだりしていませんか?

実は、トマトの後作に良い野菜はいくつかあります。
トマトの後作について順番にみていきましょう!

トマトの収穫時期は、だいたい6月~9月頃なので、その後植えていけるトマトの後作と相性の良い野菜を見ていきましょう。

トマトの後作に植えたほうが良い野菜
ネギ、ブロッコリー、ミツバ、キャベツ
小口ねぎ

トマトの次に後作した方が良い野菜には、
ネギやブロッコリー、ミツバ、キャベツなどの作物があります。

ねぎには、葉ネギ(青ネギ)や長ネギ(白ネギ)など色々な種類があります。

中でも人気なのが、ベランダなどの小スペースでも手軽に植えられる葉ネギです。
小口ネギなどともよばれており、味噌汁に入れたり、薬味やトッピングに使ったり
万能なネギになります。

葉ネギの栽培時期は、7月~9月に種まきを行い、6月~11月に植え付けをして7月~12月に収穫することができます。

トマトの後作に良いネギ
トマトの後作にネギを育ててみたい方はネギ栽培の関連記事をご覧ください。葉ネギ:夏~秋の種まき:7月~9月。長ネギ:夏植え:7月。
葉ネギの育て方・栽培方法.jpg

葉ネギ(青ネギ、万能ネギ)の育て方・栽培方法

2022年3月7日
長ネギ(白ネギ)の育て方・栽培方法

長ネギ(白ネギ)の育て方・栽培方法

2021年9月5日

ブロッコリーの栽培時期は、春まきか夏まきかによって変わってきますが、春まきの場合は、種まきを2月に行って本葉が4、5枚になったら畑へ植え付け、収穫は1カ月後の4~5月ぐらいです。

夏まきの場合は、7月に種まきを行い、8月頃に畑へ植え付け、収穫は冬になる前に行います。また、冬になる前に収穫すると、冬の期間中にも蕾が出来るので収穫のチャンスになります。

トマトの後作に良いブロッコリー
トマトの後作にブロッコリーを育ててみたい方はブロッコリー栽培の関連記事をご覧ください。夏の種まき:7月~8月。
ブロッコリーの育て方・栽培方法

ブロッコリーの育て方・栽培方法

2023年3月22日

三つ葉は栽培難易度も低いので、初心者が栽培するのにもオススメの野菜です。
春植えと秋植えができる野菜です。

トマトの後作に良いミツバ
トマトの後作にミツバを育ててみたい方はミツバ栽培の関連記事をご覧ください。秋の種まき:9月。
三つ葉の育て方・栽培方法

三つ葉(ミツバ)の育て方・栽培方法

2022年3月7日

2.後作した方が良い理由

ねぎ栽培

ネギの場合には連作によって引き起こされやすくなる、そうか病のリスクを軽減する効果があります。

また、トマトの収穫をした後にそのままネギの植え付けを行うこともできるので、土壌をよりうまく活用していくことも可能です。

ブロッコリーの場合もそれは同様で、トマトの収穫を終えて土壌の消毒などを行った後、すぐに植え付けを行うことが出来ます。

連作による被害を最小限に抑えるために、ここで挙げた後作に適した野菜を取り入れていくことはもちろん大切ですが、必要に応じて土壌の改善、消毒を行っていくこともポイントになっていきます。

特に、病原菌が土壌内に発生している場合にはあらかじめ消毒作業をしておかないと次に栽培する作物にその影響が出てしまうことがあります。

最近では家庭菜園用に消毒のための道具、土壌状態を改善するための肥料が多く売り出されています。
こうした道具を活用しつつ、トマトの次に植える野菜を選んでいくと良いでしょう。

3.トマトの後作に植えないほうが良い野菜

じゃがいも
トマトの後作に植えないほうが良い野菜
ジャガイモ、キュウリ、ナス、ピーマン
トマトを育てた畑やプランターで次に何を植えればいいのか、と疑問に思われる人もいるかもしれませんが、実はトマトは連作を嫌う作物としても有名です。

連作とは、同じ土壌で連続して作物を育てていくことで、これによって土壌の養分が極端に少なくなり、収穫量が大きく損なわれてしまう可能性が出てきます。

基本的に、トマトの次に後作しない方が良いものには、同じくナス科のナスやジャガイモ、キュウリ、ピーマンなどが挙げられます。

同じナス科の作物や実物野菜は連作の影響が強くあらわれるので避けるのが無難です。

4.後作しない方が良い理由

家庭菜園

連作を続けていれば、土壌状態は悪くなり実りも当然悪くなっていきます。

それ以外でも、作物自体が病原菌や害虫の影響で枯れやすくなることもあるので、デメリットが生じます。

一度耕した大事な土壌を無駄にしないためにも、後作に適した作物を取り入れて土壌の状態を改善していくよう工夫していきましょう。

たったこれだけのことでもそれ以上被害を拡大することはなくなりますし、土壌をより有効に活用していくことが可能です。

ですのでトマトの後作には、後作に良いネギ、ブロッコリー、ミツバ、キャベツなどの野菜を積極的に取り入れて植えていきましょう。

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