トマトの種まきと苗づくり方法

トマトの種まきと苗づくり方法

1.トマトの種まき時期

トマトは、果実の大きさによって、大玉トマト・中玉トマト・ミニトマトに分類されています。大玉トマトは果実の重さが200g以上で、ミニトマトは果実の重さが10~20g程度のものをいいます。

トマトの種まき適期は、関東などの中間地では2月下旬~4月下旬が目安です。
トマトは、果実が大きいほど栽培難度が高くなります。
栽培初心者であればミニトマトがおすすめで、品種によって甘味の強いものや酸味の強いものなど様々ですので、自分好みの品種を育てることができます。

2.トマトのおすすめ品種

トマトには、多くの品種があります。
『ホーム桃太郎』『桃太郎ゴールド』『麗夏』『おどりこ』『フルティカ』『アイコ』『レッドルビー』『オレンジキャロル』など。

3.トマトの栽培ポイント

・日当たりと水はけの良い場所で栽培する。
・ナス科野菜を4~5年間栽培していない場所を選ぶ。
・苗は寒さに弱いので、遅霜の心配がない頃に植え付ける。
・わき芽を定期的に摘み取り、果実に養分をまわす。

4.トマトの種まき(畑)

トマトを種から育てる場合は、育苗に2か月ほど要するので、「ポットまき」にします。

畑栽培

トマトの種まきは、「直まき」は不向きのため「ポットまき」にし、温度管理を行って植え付けできる大きさになるまで育てます。

①良い種を選ぶ

トマトの種を購入する際は、地域にあった品種を選び、栽培適期を守るようにします。
種袋には、品種の特徴、栽培時期、栽培方法、発芽・生育適温、発芽率、有効期限などが記載されています。種には寿命があるので、種袋の裏にある有効期限もチェックします。

トマトの種は、ホームセンターや園芸店で購入することができます。
種を購入する際は、直射日光の当たる場所に陳列されているものは避けましょう。欲しい品種がない場合は、インターネットで購入すると便利です。

②適温時期に種をまく

トマトの発芽適温は、25~30℃です。
発芽適温に達していないと、うまく発芽することができません。
種袋に発芽適温・生育適温の記載があるので、適期に種まきをし、ビニルハウスなどで温度管理します。

③種のまき方

トマトの種まき適期は、関東などの中間地では2月下旬~4月下旬が目安です
トマトは寒さに弱く、育苗に2か月ほどかかるので、ポットに種をまいて温度管理を行い、丈夫な苗を植え付けます。

④適切な用土を使う

ポットに種をまく場合は、「種まき培養土」がおすすめです。
種まき培養土は、発芽しやすいように微粒の各種用土がブレンドされています。保水性・排水性・通気性に優れているため、発芽後も安心です。

⑤種まき後の水やり

トマトの種をまいた後はたっぷりと水やりをし、発芽するまでの間は用土の表面が乾いたら水やりをします。
種は、水、温度、酸素などの条件がそろうと吸水を始め、蓄えた養分と酸素を使って発芽します。

5.トマトの苗づくり

苗づくり(セルトレイ)

トマトの苗づくりは、ポットまきにます。ポットまきは温度管理や水やりが簡単で、発芽して丈夫に育った苗を選んで植え付けることができます。
ポットまきの手順は、以下のとおりです。
①3号ポット(直径9㎝)に培養土を入れる。
②指先で深さ1㎝ほどの窪みを3箇所作り、1粒ずつ種をまく。
③周りの土を薄く被せて手で軽く押さえ、土と種を密着させる。
④種まき後に、ジョウロでたっぷりと水やりをする。
⑤発芽したら本葉2~4枚の頃に1本に間引き、本葉5~6枚の頃に植え付ける。

6.トマトの種まき(プランター)

プランターは大型サイズで1~2株、10号鉢(直径30㎝)で1株が栽培目安となります。トマトは、種から育てることができますが、市販の苗を利用すると育苗の手間が省けます。
トマトは連作を嫌うので、用土は新しいものを使うようにします。ホームセンターなどで野菜用培養土を購入すると、土づくりの手間が省けます。
排水性を良くするため、鉢底石をプランターの底に敷き詰めて、上部から3㎝下のところまで培養土を入れます。

種まき

トマトを種から育てる場合は、ポットまきにします。
ポットまきの手順は、畑の場合と同じです。

植え付け

トマトの植え付けは、遅霜の心配がなくなる頃に行います。
ポット苗を植え付ける際は、ポリポットよりも少し大きめの植え穴を作り、根鉢を崩さずに深植えにならないように植え付けます。苗が根付くまで1週間ほどかかるので、土が乾燥しないように注意します。
プランターや鉢は、日当たりと風通しの良い場所で管理します。

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