メキャベツの追肥と土寄せ方法

1.メキャベツの追肥

メキャベツは家庭菜園でも人気の野菜で、『ファミリーセブン』『早生子持』など色々な品種がありますが、一般的には追肥を行って育てます。

メキャベツの栽培時期

メキャベツは、関東などの中間地では7月~8月に種まきや苗を植え付けると、11月下旬~翌年2月下旬頃まで収穫することができます。

メキャベツの追肥時期

メキャベツは、栽培期間が長いので肥料切れを起こさないように注意します。
追肥は、3回ほど行います。植え付けから約3週間後に1回目を施し、以後は1か月に1回施して11月上旬で終わらせるようにします。
メキャベツは、植え付けから約3週間後の8月下旬頃から追肥をします。

2.メキャベツに適した肥料

肥料

メキャベツの栽培では、元肥と追肥が必要です。

元肥用の肥料

家庭菜園では、「化成肥料8-8-8」のタイプがおすすめで、肥料の三要素(窒素・リン酸・カリ)がそれぞれ100g中に8gずつ含まれていて、どんな野菜にも使うことができるので便利です。また、臭いも少なく、粒状で取り扱いやすいという利点があります。
化成肥料は、ホームセンターや園芸店のほか、インターネットでも購入できます。

追肥用の肥料

メキャベツの追肥には、即効性の固形肥料か液体肥料を使います。
主な肥料として、「マイガーデンベジフル」「ベジフル液肥」「ハイポネックス原液」などがあります。
液体肥料を使用する際は、既定の希釈率や方法を守って使用するようにします。

メキャベツにおすすめの肥料

3.メキャベツの追肥と土寄せ

追肥方法

メキャベツは、定期的に追肥と土寄せを行い、株の倒伏を防止します。

畑栽培の追肥方法

畑栽培の場合は、植え付けから約3週間後に化成肥料30g/㎡を株の周りにまき、土の表面をほぐしながら土と肥料を軽く混ぜて株元に土寄せをします。
それ以降は、約1か月おきに同量を株元から離して施し、根を切らないように注意して株元に土寄せをします。

畑栽培では、肥料を株元にばらまくだけでは雨や水やりで流れてしまうので、畝の肩に肥料をまき、土と軽く混ぜ合わせて株元に土を寄せます。
メキャベツは、株が倒れると結球しなくなるので、土寄せをすると倒伏防止にもなります。

プランター栽培の追肥方法

プランター栽培は、植え付けから約3週間後に、1株当たり化成肥料10g程度をプランターの縁にまき、土と混ぜながら株元に土寄せをします。
それ以降は、約1か月おきに同量をプランターの縁にまき、同量をプランターの縁にまき、土と混ぜながら株元に土寄せをします。

4.メキャベツの生育不良

メキャベツの栽培は、アブラナ科野菜の連作を避けて、定期的に追肥を施すことが大切です。

連作障害

メキャベツは、アブラナ科野菜の連作を避け、同じ場所で栽培する場合は2~3年の期間を空けるか、他の場所を選んで栽培します。
連作すると、土壌中の微生物に偏りが出て生育に悪影響を及ぼし、病害虫も発生しやすくなります。
プランター栽培では、常に新しい土を使うことをおすすめします。

肥料やけ

メキャベツの追肥は、株元近くを避けて離れた場所に施すようにします。株元付近は根が多く張っているので、肥料濃度が高くなると肥料やけを起こして株が枯れてしまうことがあります。また、肥料を与え過ぎないように注意します。

窒素肥料

メキャベツは、窒素肥料を多く使うとアブラムシなどの被害に遭うので、窒素肥料の与え過ぎに注意します。

5.メキャベツの追肥まとめ

メキャベツの追肥のポイントをまとめると以下になります。

・メキャベツの追肥は3回行い、11月上旬で終わらせる。
・元肥には効果が長い緩効性肥料、追肥には速効性の肥料を使う。
・追肥は、株元近くを避けて離れた場所に施す。
・肥料の与え過ぎは、肥料やけ、生育不良などを引き起こす。

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