ダイコンの追肥(追肥のやり方・時期・回数量)

大根の追肥(追肥のやり方・時期・回数量)

1.大根の追肥とは何ですか?

追肥とは何か?

大根などの作物の生育に応じて、追加で養分になる肥料を与えることを『追肥』といいます。

大根に追肥はしたほうが良いのか、しない方が良いのか悩まれている方も多いですが、追肥は行ったほうが良いです。

大根はβ-カロテン、ビタミンC、ビタミンE、カリウム、カルシウムなどを豊富に含む野菜で、成長には十分な栄養が必要です。
大根は、きちんと栄養を与えて育てると、美味しい大根を収穫することが可能なため、追肥は必須と言えます。

大根は追肥をしないと、小さな大根しか収穫できなくなり、食べれない大根も出て来ると、収穫量が減ってしまいますので、きちんと追肥をしてあげましょう。

2.大根の追肥時期はいつか?

大根の追肥は2~3回行います。

大根はタネをまいて、7~10日ほど経ったら間引きをします。
1回目の間引きは、双葉が完全に開いたら、子葉がハート形の良いものを残して、1穴あたり3本にします。
2回目は、本葉3~4枚の頃に1穴あたり2本にします。
1回目の追肥は、2回目の間引き後に行います。

3回目の間引きは、本葉6~7枚の頃に1穴あたり1本にします。
2回目の追肥は、3回目の間引き後に行います。

2回目の追肥は、2回目の追肥の半月後に行います。

3.大根の追肥方法

追肥方法

大根の追肥は、鶏糞、カリ、硫安、草木灰、液肥、化学肥料など何を使えばいいか悩んでいる方も多いですが、大根の追肥は『化成肥料』を使用します。

大根に適した肥料の成分

インターネットでは『大根に適した肥料』なども購入することができますので、専用肥料を使うのも良いでしょう。

大根・ニンジン 専用肥料は、動物有機と植物有機を独特な方法で加工し製品化した、高品質の使いやすい粒状アミノ酸入り肥料です。
吸収されやすいアミノ酸などを豊富に含むので、食味の向上などが期待でき、味にこだわる野菜づくりに特におすすめです。

大根の追肥におすすめの肥料

1回目の追肥方法

大根の1回目の追肥は、2回目の間引き後に行います。
追肥は化成肥料30g/㎡を株間に施し、表面の土と肥料を軽く混ぜて、風でふらつかないようにするため株元に土寄せを行います。

2回目の追肥方法

大根の2回目の追肥は、3回目の間引き後に行います。
畝の片側に施し、鍬で畝の肩に土ごとよせ上げます。

3回目の追肥方法

2回目の追肥の半月後、2回目と反対側に追肥を施し、鍬で畝の肩に土ごとよせ上げます。
気候風土、土壌の状態などにより肥料の量や時期を随時加減してください。

4.大根の追肥の注意点

大根の土壌

大根の追肥は、たくさん肥料を与えればよいというわけではありませんので、注意点に気をつけながら栽培を行いましょう。

肥料の与えすぎに注意

太った大根を育てるには栄養を切らさないことが重要になりますが、大きく育てようとして肥料を与えすぎると大根に害虫がつきやすくなったり、葉っぱばかりが茂って、肝心の土の中の大根部分が育たないなどの問題が起こりますので、肥料の与えすぎには気をつけましょう。

肥料は根に触れないように

肥料が根に触れると腐る原因になるため、根っこなどに直接触れないように注意しましょう。
肥料は大根の株から少し離れた場所にまいて、土と軽く混ぜ合わせて土寄せするようにします。

5.大根の栽培ポイント

家庭菜園

大根を栽培する際は、以下の栽培ポイントに気をつけながら育てていきましょう。

大根の栽培ポイント
  1. 栽培場所:日当たりと水はけが良い場所を選びます。
  2. 土壌:耕土が浅すぎたり、未熟な有機物があったり、石などの障害物が当たると変形しやすいので気を付ける。
  3. 間引き:葉の形が良いものを残す。葉が奇形なものは根の形も悪くなりやすい。
  4. 病気:ウイルス病などにかかりやすいため、害虫防除を入念に行う。
  5. 追肥をする:追肥と土寄せを2~3回行う。

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