ダイコンの収穫時期と収穫方法は?

大根収穫時期の見極め方は?

1.大根の収穫について

大根を収穫する子供たち

大根の収穫はいつからいつまでの時期に収穫できるのか、また、大根の収穫タイミングはいつが良いのか、大根はどのように収穫すればよいのか、大根の収穫で気をつけることは何かなど、疑問に思われている方も多いので、今回は大根の収穫について見ていきたいと思います。

大根(だいこん/ダイコン)の栽培データ
■大根の栽培難易度:★★☆☆☆
■分類:アブラナ科ダイコン属
■原産地:地中海地方や中東
■大根の旬:夏6月~7月、秋10月~12月
■栽培時期:春まき・秋まき
■春の種まき:3月~6月、収穫時期:6月~7月
■秋の種まき:8月~10月、収穫時期:10月~12月

2.大根の収穫時期

大根の収穫時期

大根は、春の種まきを3月~6月におこなうと、夏ごろの6月~7月に収穫時期を迎えます。
また、秋の種まきを8月~10月におこなった場合は、秋冬の10月~12月に収穫時期を迎えます。
大根の品種にもよりますが、大根は種まき後50~60日で収穫時期を迎えます。

大根の収穫が遅れると、根に『ス』が入り、食味が悪くなります。
特に春大根と夏大根はすの入りが早いので、注意して早めに収穫しましょう。

収穫した大根は、おでんにしたり、切り干し大根にしたり、味噌田楽にしたり、色々な方法で美味しくいただきたいですね。
収穫した大根の葉や茎は、おみそ汁にしたり、浅漬けにすると美味しいです。

3.大根の収穫タイミング

野菜をかごに収穫する女性

大根の収穫タイミングは、植え付けた時期や、葉っぱ、実の肥り具合から判断できます。

大根は種まきから約2ヶ月で収穫することができますので、収穫の目安にしてみてください。
本格的に大根の塊根が肥大するのは、夏大根は6月~7月、秋大根は10月~12月ですので、大根がしっかりと大きくなってから収穫しましょう。

大根は、葉っぱで収穫時期を判断することができます。
収穫時期が近くなると、葉全体がまっすぐ立ち上がってきます。この時点で食べることはできますが、まだ収穫適期ではありません。
収穫タイミングになると、立ち上がった葉の外葉が垂れて中心部の葉が開いて広がってきます。
その時が大根の収穫タイミングですので、収穫していきましょう。

大根の収穫タイミングは、少し土を掘ってみて、実が充実して肥っているか確認するとより確実です。
また、一般的に良く栽培されている青首品種は、収穫適期になると土の上に大根が飛び出してくるので、収穫時期もわかりやすいです。
横幅は大体、7cmぐらいの太さに育ちます。

畑の場合でも、プランターの場合でもこの見極め方法は同じです。

大根は、収穫タイミングが早すぎると食味が悪いです。
収穫タイミングが遅すぎると、大根にスが入ったり、割れたりすることがあるため、収穫時期を逃さないように気をつけましょう。

大根の収穫サイズは、品種によりますが、大根の長さは25~40cmぐらいで、平均1,300gぐらいです。

4.大根の収穫方法

大根の収穫方法

大根の収穫方法ですが、特に道具を使わなくても手で抜いて収穫していくことができます。
素手でも抜けますが、畑などでたくさん収穫する場合は、手を保護するために軍手をはめてから収穫作業をするとよいでしょう。

大根を抜くときには、茎の根元の部分と首の部分をつかんで引き抜いて収穫していきます。

収穫した大根に枯れた葉がついている場合は、収穫の際に切り落としておくとよいでしょう。

5.大根の保存方法・冬越し

大根の貯蔵方法

大根を収穫後に保存しておきたい場合は、土の中に埋めて保存しておくことができます。

土に埋めて保存
大根の保存方法手順としてはまず、大根を横にできるように、スコップを使って50cmの深さに穴を掘ります。
保存する大根は、葉に栄養を取られてしなびてしまわないように、葉を切っておきます。
大根を重ならないように入れ、土をかぶせて保存します。

穴は深いほうが良いのですが、穴を掘るのが大変な場合は、30cmの深さに浅めに穴を掘ります。
大根を重ならないように入れて、その上に土を山なりに持って保存することも可能です。
秋冬に収穫された大根であれば、この保存方法で半年ぐらいの長期保存が可能です。

埋めた大根は、採りたての新鮮さをいつまでも保っているわけではないので、春先の暖かいころには味が落ちてきますので早めに食べるようにしましょう。

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