１．ハクサイの追肥とは何ですか？
ハクサイなどの作物の生育に応じて、追加で養分になる肥料を与えることを『追肥』といいます。
ハクサイに追肥はしたほうが良いのか、しない方が良いのか悩まれている方も多いですが、追肥は行ったほうが良いです。
ハクサイはビタミンC、カルシウム、カロテンなどが豊富な野菜で、成長には十分な栄養が必要です。
ハクサイは、きちんと栄養を与えて育てると、美味しいハクサイを収穫することが可能なため、追肥は必須と言えます。
肥料の吸収は、ハクサイが育つにつれて大きくなっていきますので、その吸収に対応できるように肥料を切らさないように追肥することが必要です。
また、雨が降ったり、灌水することによって土壌中から栄養成分の流亡もあるため、それを補うためにも追肥が必要です。
ハクサイは追肥をしないと、うまく育たなくなり、食べれないハクサイも出て来ると、収穫量が減ってしまいますので、きちんと追肥をしてあげましょう。
２．ハクサイの追肥時期はいつか？
ハクサイの追肥は2回以上行います。
1回目の追肥は、植え付けから2週間後に行います。
2回目の追肥は、植え付けから4週間後に行います。
ハクサイの植え付け時期は、一般的に9月頃に行いますので、その後、2週間後と4週間後に追肥を行いましょう。
ハクサイの成長具合を見て、必要であれば畝全体が葉で覆われる前に3回目の追肥を行います。
３．ハクサイの追肥方法
ハクサイの追肥は、鶏糞、カリ、硫安、草木灰、液肥、化学肥料など何を使えばいいか悩んでいる方も多いですが、ハクサイの追肥は『化成肥料』を使用します。
ハクサイに適した肥料の成分
インターネットでは『ハクサイに適した肥料』なども購入することができますので、こちらの肥料を使うのも良いでしょう。
ハクサイに適した肥料の成分比は、チッ素(N)-8 リン酸(P)-4 カリ(K)-4の割合などです。
白菜・キャベツ・ブロッコリーなど、葉菜本来のうま味を引き出す有機配合肥料で、骨粉・魚粉などの厳選された有機素材がたっぷり含まれています。
微量要素・アミノ酸を豊富に含んでいるので、おいしい葉もの野菜を育ててくれます。
ハクサイの追肥におすすめの肥料
1回目の追肥方法
ハクサイの1回目の追肥は、植え付けから2週間後に行います。
化成肥料1㎡当たり50gを株の周りにばらまくように施します。
株や葉に直接肥料があたると、肥料やけを起こしてしまう可能性があるので注意しましょう。
2回目の追肥方法
ハクサイの2回目の追肥は、植え付けから4週間後に行います。
1回目と同じように、化成肥料1㎡当たり50gを株の周りにばらまくように施し、しっかりと土寄せを行います。
3回目の追肥方法
3回目の追肥は、植え付けから6週間後に行います。
畝全体が葉で覆われる前に、株間の所々に化成肥料1㎡当たり50gを施します。
追肥の際は、葉を傷めないように注意してばらまいていきます。
プランター栽培の追肥
プランター栽培のハクサイの追肥は、植え付けから2週間後と4週間後に化成肥料10g程度を株の周りにばらまくように施します。
４．ハクサイの追肥の注意点
ハクサイの追肥は、たくさん肥料を与えればよいというわけではありませんので、注意点に気をつけながら栽培を行いましょう。
肥料の与えすぎに注意
みずみずしく美味しいハクサイを育てるには栄養を切らさないことが重要になりますが、美味しく育てようとして肥料を与えすぎるとハクサイに害虫がつきやすくなったり、追肥を施すことによって雑草が生えやすい環境になってきます。
放置すると雑草に、ハクサイが育つための栄養分や水分を吸い取られてしまい、害虫も住みやすくなるため、定期的に除草するようにし、肥料の与えすぎには気をつけるようにしましょう。
５．ハクサイの栽培ポイント
ハクサイを栽培する際は、以下の栽培ポイントに気をつけながら育てていきましょう。
- 生育温度：15～20℃で生育しましょう。
- 種まき：種を早くまきすぎると夏の暑さで弱ってしまうので気をつけましょう。
- 栽培環境：日当たりが良く、水はけのよい環境で栽培しましょう。
- 害虫被害：防虫ネットを活用して、害虫被害を予防しましょう。
- 肥料切れに注意：ハクサイの追肥は適切なタイミングで定期的に与える。
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