1.冬瓜の収穫について
冬瓜の収穫はいつからいつまでの時期に収穫できるのか、また、冬瓜の収穫タイミングはいつが良いのか、冬瓜はどのように収穫すればよいのか、冬瓜の収穫で気をつけることは何かなど、疑問に思われている方も多いので、今回は冬瓜の収穫について見ていきたいと思います。
■分類:ウリ科冬瓜属
■原産地:インド
■トウガンの旬:夏7月~9月
■栽培時期:春まき・春植え
■春の種まき:3月~4月
植え付け:4月~6月
収穫時期:7月~9月
2.冬瓜の収穫時期
冬瓜は春まきが一般的で、4月~6月に植え付けをし、7月~9月に収穫時期を迎えます。
冬瓜は1株で5~6個、立体栽培では1~2個の収穫が可能です。
冬瓜の収穫タイミングは、時期や産毛から判断できます。
収穫は、晴れた日の朝か夕方の時間帯に行うと良いでしょう。
冬瓜は梅雨が明ける頃に果実が大きくなりますが、果実の表面に産毛が生えている状態の時は、まだ収穫時期ではなく、7月~9月に収穫できます。
冬瓜表面の産毛が少なくなって、白っぽい粉が付き出したら収穫のタイミングです。
冬瓜は花が咲いてから25日頃から収穫することができます。
小さい品種で25日、大きい品種なら45日ぐらいが収穫時期です。
冬瓜は、開花後45日程度の完熟した実を収穫するのが一般的ですが、若どりする収穫方法もあります。
若どりは、開花後25~30日、完熟どりは開花後45~50日で収穫します。
冬瓜は果実の表面に白粉が十分についてから収穫するとよいでしょう。
ただしタキイの『姫とうがん』のような表面に粉が出ないワックスタイプの冬瓜は、日数と重さで判断します。
重さが1.5kgぐらいになったら収穫タイミングです。
冬瓜は果皮に白いブルームが出るぐらいまでおくと、完熟状態になります。
ブルームは、果実から分泌される天然物質で、果実の水分蒸発や病気などから実を守る働きがあり、人体には影響はありません。
収穫後にブルームをふき取ると、きれいな緑色の果皮が現れます。
完熟状態であれば種もしっかりできていて、貯蔵できる期間も長くなります。
完熟果は表面のうぶ毛が少なくなり、白っぽく粉をふいたようになりますので、順次収穫していきましょう。
3.冬瓜の収穫方法
冬瓜の収穫方法はとても簡単です。
冬瓜の実がなっている根本を、ハサミで優しく切って収穫しましょう。
表面のうぶ毛は鋭いので、冬瓜の果実をさわるときは、厚手の手袋などをはめて作業します。
特に若採りする場合は産毛がチクチクするので、気をつけて収穫しましょう。
開花後25~30日の若採りの冬瓜は保存が効かないため、収穫後はすぐに食べるようにしましょう。
冬瓜を保存する場合は、40日以上置いて果実表面のうぶ毛が落ちた完熟果実を収穫していきます。
完熟させて収穫した冬瓜は、切らなければ冬ぐらいまで保管が可能です。
実をカットしたものは日持ちしませんので、なるべく早く食べましょう。
冬瓜の保存は、温度が15℃前後の太陽光が当たらない場所か、冷蔵庫などで保管すると良いでしょう。
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