１．レタスの追肥とは？
レタスなどの作物の生育に応じて、追加で養分になる肥料を与えることを『追肥』といいます。
レタスに追肥はしたほうが良いのか、しない方が良いのか悩まれている方も多いですが、追肥は行ったほうが良いです。
レタスはβ-カロテン、ビタミンC、ビタミンE、ビタミンK、カリウム、食物繊維などが豊富な野菜で、成長には十分な栄養が必要です。
レタスは、きちんと栄養を与えて育てると、美味しいレタスを収穫することが可能なため、追肥は必須と言えます。
肥料の吸収は、レタスが育つにつれて大きくなっていきますので、その吸収に対応できるように肥料を切らさないように追肥することが必要です。
また、雨が降ったり、灌水することによって土壌中から栄養成分の流亡もあるため、それを補うためにも追肥が必要です。
レタスは追肥をしないと、うまく育たなくなり、食べれないレタスも出て来ると、収穫量が減ってしまいますので、きちんと追肥をしてあげましょう。
レタスは家庭菜園でも人気の野菜で、『バークレー』『シスコ』『スターレイ』『サウザー』『レガシー』『グレートレーク』『サマーオンワード』など色々な品種がありますが、一般的には追肥を行って育てます。
２．レタスの追肥時期はいつか？
レタスの栽培では、生長を促すために追肥を2回行います。
1回目の追肥時期
1回目の追肥は、植え付けから2～3週間経過した頃に行います。
レタスの春の植え付けは3月～4月頃なので、3月～5月頃に追肥を行います。
秋の植え付けは9月頃なので、9月～10月頃に追肥を行います。
2回目の追肥時期
2回目の追肥は、中央の葉が巻き始めたころに2週間に1回のペースで行います。
３．レタスの追肥方法
レタスの追肥は、鶏糞、カリ、硫安、草木灰、液肥、化学肥料など何を使えばいいか悩んでいる方も多いですが、レタスの追肥は『化成肥料』を使用します。
レタスに適した肥料の成分
インターネットでは『レタスに適した肥料』なども購入することができますので、こちらの肥料を使うのも良いでしょう。
レタスに適した肥料の成分比は、チッ素(N)-10 リン酸(P)-2 カリ(K)-7の割合などです。
レタスの追肥におすすめの肥料
畑の追肥方法
1回目の追肥は、植え付けから2～3週間経過した頃に行います。
1株につき3～5gの化成肥料を株元にドーナツ状にまき、周りの土と軽く混ぜてから株元に土寄せをします。
マルチをしている場合は、マルチに指で穴をあけて肥料を施します。
2回目以降の追肥は、2週間に1回のペースで行います。
1回目と同じように化成肥料を施し、株元に土寄せをします。
プランターの追肥方法
1回目の追肥は、植え付けから2週間経過した頃に行います。
化成肥料10ｇをプランターの縁に施し、土と軽く混ぜ合わせてから株元に土寄せをします。
2回目以降の追肥は、2週間に1回のペースで行います。
４．レタスの追肥の注意点
レタスの追肥は、たくさん肥料を与えればよいというわけではありませんので、注意点に気をつけながら栽培を行いましょう。
肥料の与えすぎに注意
みずみずしく美味しいレタスを育てるには栄養を切らさないことが重要になりますが、美味しく育てようとして肥料を与えすぎるとレタスに害虫がつきやすくなったり、追肥を施すことによって雑草が生えやすい環境になってきます。
放置すると雑草に、レタスが育つための栄養分や水分を吸い取られてしまい、害虫も住みやすくなるため、定期的に除草するようにし、肥料の与えすぎには気をつけるようにしましょう。
５．レタスの栽培ポイント
レタスを栽培する際は、以下の栽培ポイントに気をつけながら育てていきましょう。
- 生育適温：涼な気候を好むため、栽培適温は15～20℃で栽培する。
- 土壌調整：酸性土壌に弱いため、植えつけ前に石灰を施し、よく耕しておく。
- 結球：27℃以上になると、腐敗株が多くなるため気を付ける。
- トウ立ち：高温時に種まきするとトウ立ちしやすいため、夏まきはタイミングに気を付ける。
- 肥料切れに注意：レタスの追肥は適切なタイミングで定期的に与える。
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