トマトの実が割れてしまうのはなぜ?

トマトの実が割れる

トマトの実が割れてしまうのはなぜ?


トマトの実が赤く色づきはじめ
食べごろになってきた頃に、
トマトの実に亀裂が入って
割れたり、皮がさけてしまうことがあります。

丹精込めて育てたトマトが割れてしまうのは
悲しいですよね。

そうならないためにも
トマトの割れと皮がさける原因と対策を知って予防しましょう。

①裂果しにくい品種を選ぶ

現在は、割れにくいトマトの品種がありますので、
実割れしにくい品種を植えておくと安心です。

大玉トマトであれば、『麗夏』
病気に強く生育旺盛で、着果性のよいトマトです。
果肉はしっかりとしていて日もちがよく、
果実の割れはほとんど発生しません。

ミニトマトであれば『キャロルクイーン』
裂果の発生が少なく、果ぞろいがよく、
スタミナもあるので育てやすいです。

②乾燥しすぎて割れた

実が割れる原因としては、
土が乾燥しすぎた場合にも起こります。

雨が降らず、乾燥した土の状態が続いた後に、
大雨などで水分を大量に吸ったりすると
葉から蒸散されなかった水分が果実に流れ込み、
果実が膨張し割れてしまうことがあります。

対策としては、
過度な乾燥が続かないように、
定期的に少量の水やりを行うとよいでしょう。

水分を調整して育てたい場合は、
マルチングや敷きわらを敷き、
余計な水分が入らないように育てましょう。

③陽射しが強すぎて割れた

トマトの皮は、強い直射日光にさらされ続けると、
実を守るために、皮を固くする性質があり、
果皮が硬くなった後に果実が膨張していくと皮がさけて
実が割れてしまいます。

摘芯のときに、葉を最上段に2枚ほど残しておき、
直射日光を避けられるようにしておくとよいでしょう。

④未熟果のうちに収穫する

裂果は赤く色づくころに起こるので、
トマトがある程度大きくなり、果実の色が
緑から赤へ色づき始めたころに収穫してしまいます。

収穫したトマトは、
窓辺などに置いて追熟すると赤くなってきます。
このとき実が傷むのを防ぐために、
へたを下にした状態で置いておきましょう。

⑤実割れしたトマトもおいしく食べられます

実割れしたトマトは、そのままでも十分美味しく食べられます。
皮がさけて固くなった部分を取り除いて、
カットしてサラダにしたり、
ミキサーでトマトジュースにしてもおいしく食べられます。

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