園芸店・ホームセンター・インターネットなどで買える農薬をご紹介します。
ダイズのカメムシに使用できる農薬には、「ベニカベジフルスプレー」、「家庭園芸用スミチオン乳剤」、「ダントツ水溶剤」などがあります。
商品を購入される場合には、商品名、使用時期、使用方法、使用量、散布間隔などを確認のうえ選ぶようにします。
ベニカベジフルスプレー
ベニカベジフルスプレーをダイズのカメムシ対策に使用する場合は、原液で使用します。使用頻度は、収穫7日前までに3回以内であれば可能です。
ベニカベジフルスプレーは、幅広い種類の害虫に対して速効性と持続性があり、アブラムシに対しては約1カ月の効果が持続します。
また、成分が葉裏まで浸透するため、葉の中や葉裏に生息する害虫も退治することができます。
家庭園芸用スミチオン乳剤
家庭園芸用スミチオン乳剤をダイズのカメムシ対策に使用する場合は、1000倍に希釈して使用します。散布液量は100～300mL/㎡です。使用頻度は、収穫21日前までに4回以内であれば可能です。
家庭園芸用スミチオン乳剤は、草花・庭木・野菜や果樹などを加害する広範囲の害虫に効果のある代表的な園芸用殺虫剤です。
ダントツ水溶剤
ダントツ水溶剤をダイズのカメムシ対策に使用する場合は、2000～4000倍に希釈して使用します。散布液量は100～300㍑/10aです。使用頻度は、収穫7日前までに3回以内であれば可能です。
ダントツ水溶剤は浸透移行性に優れ、各種害虫に高い防除効果を発揮します。
ベニカ水溶剤
ベニカ水溶剤をダイズのカメムシ対策に使用する場合は、2000～4000倍に希釈して使用します。散布液量は100～300mL/㎡です。使用頻度は、収穫7日前までに3回以内であれば可能です。
ベニカ水溶剤は、有効成分が葉や茎から吸収されて植物体内にゆきわたり、殺虫効果が持続するすぐれた浸透移行性殺虫剤です。アブラムシの場合、およそ1か月間にわたって持続します。
有効成分は葉の表から裏に移行するため、葉裏にいる害虫も効果的に退治します。
トレボン乳剤
トレボン乳剤をダイズのカメムシ対策に使用する場合は、1000倍に希釈して使用します。散布液量は100～300㍑/10aです。使用頻度は、収穫14日前までに2回以内であれば可能です。
トレボン乳剤は、カメムシ目、コウチュウ目など、チョウ目幼虫、コナジラミ、アブラムシなどの様々な害虫に効果があります。
ダイアジノン粒剤5
ダイアジノン粒剤5をダイズのカメムシ対策に使用する場合は、4～6kg/10aを散布して使用します。使用頻度は、収穫30日前までに4回以内であれば可能です。
ダイアジノン粒剤5は、ネキリムシ類、タネバエ、ケラ、コガネムシ類幼虫などの土壌害虫に効果的であり、60種以上の作物に使用できます。使用時期や方法も多様で、栽培体系や害虫の特性に合わせて使えます。
モスピラン顆粒水溶剤
モスピラン顆粒水溶剤をダイズのカメムシ対策に使用する場合は、2000～4000倍に希釈して使用します。散布液量は100～300㍑/10aです。使用頻度は、収穫14日前までに3回以内であれば可能です。
モスピラン顆粒水溶剤は、ネオニコチノイド系の殺虫剤で、優れた浸透移行性により、巻葉性のアブラムシに有効です。
また、ミツバチやマルチハナバチなどの有用昆虫への影響が少ない点も特徴です。
アルバリン顆粒水溶剤
アルバリン顆粒水溶剤をダイズのカメムシ対策に使用する場合は、2000倍に希釈して使用します。散布液量は100～300㍑/10aです。使用頻度は、収穫7日前までに2回以内であれば可能です。
アルバリン顆粒水溶剤は、アブラムシ類、カメムシ類、コナジラミ類、コナカイガラムシ類、ハモグリガなど、広範囲の害虫に優れた効果を発揮する殺虫剤です。
また、高い浸透移行性があり、速効性と残効性にも優れています。
スミチオン粉剤3DL
スミチオン粉剤3DLをダイズのカメムシ対策に使用する場合は、4kg/10aを散布して使用します。使用頻度は、収穫21日前までに4回以内であれば可能です。
スミチオン粉剤3DLは、稲、果樹、野菜などに広範な殺虫効果を持ち、害虫が薬剤に接触または処理された植物を摂取することで効果を発揮します。
植物内部の害虫にも有効で、卵から成虫までの各段階で高い殺虫効果を示します。
アディオン乳剤
アディオン乳剤をダイズのカメムシ対策に使用する場合は、3000倍に希釈して使用します。散布液量は100～300㍑/10aです。使用頻度は、収穫7日前までに3回以内であれば可能です。
アディオン乳剤は、広範囲の害虫に効果的で、従来の殺虫剤に対して感受性が低下したアブラムシ類にも高い効果があります。
農薬保管庫（鍵付き）
ダイズの農薬は、農薬保管庫を使うことで安心して保管することができます。
農薬を安全かつ適切に保管するためには、キズやサビに強く、鍵のかかる農薬保管庫を利用することが望ましいです。
家庭菜園であれば、小型や中型サイズの農薬保管庫が人気です。
※薬剤使用の留意点
本記事の商品情報などは、2023年5月時点のものです。
薬剤の適用内容については変更されることがありますので、最新の薬剤情報は各メーカーの公式情報をご確認ください。
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