スティックセニョールの水やり頻度や時間帯は?

スティックセニョールの水やり頻度や時間帯は?

1.スティックセニョールの水やり

スティックセニョールの水やり頻度、水やりの時間帯、水やり時の注意点などについて疑問を持たれていませんか?
スティックセニョールは、春まき栽培(2月~3月)と夏まき栽培(7月~8月)ができます。家庭菜園では、害虫の被害が少ない夏まき栽培が適しています。
種まきや植え付け後に、毎日水をあげればよいかどうか悩んでいる方も多いと思いますので、スティックセニョールの水やり方法について順番に解説していきます。

2.スティックセニョールの栽培と水やり(畑)

スティックセニョールは、種から育てることができますが、栽培初心者の場合は市販の苗を購入して植え付けると育苗の手間が省けます。
関東などの中間地では、8月下旬~9月下旬に苗を植え付けます。

土づくり
スティックセニョールは連作障害を起こすため、2~3年の期間を空けるか、他の場所を選んで栽培します。
日当たりと水はけの良い場所を選び、植え付けの2週間以上前に苦土石灰100g/㎡を全面にまいてよく耕します。
1週間前に完熟堆肥2㎏/㎡、化成肥料100g/㎡を施し、幅60㎝、高さ10~15㎝の畝を作っておきます。

植え付け
苗を植え付ける際は、ポリポットよりも少し大きめの植え穴を作り、根鉢を崩さずに株元が少し高くなるように植え付けます。
植え付け後は、株元に土を寄せて手で軽く押さえて密着させ、たっぷりと水をあげます。
水やりは、苗を植え付ける前に植え穴にジョーロで水を注ぎ、水が引いたら苗を植え付ける方法もおすすめです。
苗が根付くまで1週間ほどかかるので、この間に水切れにならないように注意します。

種まき
スティックセニョールは、種から育てることができます。
アブラナ科の害虫被害に遭いやすいので、家庭菜園ではポットに種をまいて、しっかりと苗を育ててから植え付ける方法がおすすめです。
ポットまきの手順は、以下のとおりです。
①3号ポット(直径9㎝)に種まき用土を入れる。
②指先で深さ1㎝ほどの窪みを3~4箇所つくり、1粒ずつ種をまく。
③周りの土を薄く被せて手で軽く押さえ、土と種を密着させる。
④種まき後に、ジョウロでたっぷりと水やりをする。

種は、水、温度、酸素などの条件がそろうと吸水を始め、蓄えた養分と酸素を使って発芽します。
種をまいた後はたっぷりと水やりをし、発芽するまでの間は用土の表面が乾いたら水やりをします。

水やりは、株元に静かに与える方法が基本となります。シャワータイプのジョーロでやさしく水をかけましょう。
シャワータイプでないものは水の勢いが強いため、土が水で流されてしまい、スティックセニョールがうまく育たない原因になります。

スティックセニョールの水やりにも使えるジョーロが買えるお店
スティックセニョールの水やりにジョーロを買いたい場合は、販売店をのぞいてみましょう!
お洒落でかわいいジョーロや、水がたくさん入るジョーロなどが豊富にあります。
使う頻度が高いジョーロは、いいものを選びたいですね。

自動水やり機も人気です。散水開始時間、曜日、散水時間の設定ができます。
旅行で家を空けたときにもステックセニョールに水やりが可能なので、とても便利です。

3.スティックセニョールの栽培と水やり(プランター)

水やり

スティックセニョールは、市販の苗を購入して植え付けると育苗の手間が省けます。なお、種から苗を育てる場合は、畑栽培と同じようにポットまきにします。

プランターは大型サイズで2株、10号鉢(直径30㎝)で1株が栽培目安となります。プランターや鉢は、目詰まりを起こすと排水性や通気性が悪くなります。用土を入れる前に鉢底石などを敷いて、水と空気の通りをよくします。

スティックセニョールは連作を嫌うので、用土は新しいものを使うことをおすすめします。ホームセンターなどで野菜用培養土を購入すると、土づくりの手間が省けます。市販の培養土は、排水性、保水性、通気性、保肥性に優れていますのでおすすめです。

植え付け
苗の植え付けは、畑栽培と同じように行います。
ポリポットよりも少し大きめの植え穴を作り、根鉢を崩さずに植え付けます。
植え付け後は、株元に土を寄せて手で軽く押さえて苗を密着させ、株元にたっぷりと水やりをします。
プランター栽培は土の容量が限られるため、土が乾燥しやすいので水切れにならないように注意します。
プランター栽培は、土の表面が乾いたら容器の底から水が流れ出るくらいたっぷりと水をあげます。土の中に新鮮な酸素と水を供給し、余分な二酸化炭素や有害物質を排出してくれます。

4.スティックセニョールの高温多湿期の水やり

高温多湿期の水やり

畑栽培では、苗が根付いた後は自然の降雨で足りるので基本的に水やりの必要はありません。乾燥防止のために、株元に敷きわらを施す方法も効果があります。
夏まき栽培は、秋の長雨や台風が発生しやすいので、水が溜まらないように排水をよくします。

プランター栽培は、土の表面が乾いたらプランターの底から水が流れ出るくらいたっぷりと水をあげます。苗が根付くまでの約1週間は水やりをしますが、その後は土の表面が乾いたら水やりをします。水を頻繁にあげすぎると根が過湿状態になり、根腐れを起こすので水のやりすぎに気を付けます。

ステックセニョールに水をあげすぎているのか、足りないのかわからないときには「水やりチェッカー」を使うのが便利です。
土に挿すだけで簡単に土の中の水分量がわかります。
土壌中の有機栄養素の電解値によって計測する仕組みのため、バッテリーや電池も必要ありません。

5.スティックセニョールの生育障害と水やり

畑栽培は、基本的に自然の降雨で足りますが、植え付け後に雨が少なく乾燥が続くような場合は水やりをします。スティックセニョールは過湿に弱い野菜ですが、雨が何日も降らないときは水やりが必要です。

プランター栽培は、土の表面が乾いたら朝の早い時間帯にたっぷりと水やりをします。
プランター栽培で多い失敗は、水のやりすぎと肥料の与え過ぎですが、特に水のやりすぎに注意します。プランター栽培は、土の表面が乾くまで水やりは不要です。多湿状態になると根が酸素不足になり、水分や養分が十分に吸収されなくなります。
水の与え過ぎのほか、窒素肥料が多すぎると葉が過繁茂になり、病気や害虫の発生原因になるので注意します。

6.スティックセニョールの病気と予防

スティックセニョールは、黒腐病などに注意します。

黒腐病(くろぐされびょう)
黒腐病は、土壌中の細菌によって起こる病気です。細菌は、雨や泥はねで跳ね上がり、スティックセニョールの葉の傷口部分などから侵入します。葉の先端部から中心に向かってV字形の黄色病斑を生じ、拡大すると葉が枯れてしまいます。
連作を避けて、敷きわらなどを施して泥はねを防止し、水はけをよくします。

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