トマトのうどんこ病対策!予防・治療に効く農薬

うどん粉病対策・治療に効く農薬一覧

トマトのうどんこ病はカビ(糸状菌)が原因で、5月~7月頃に発生します。
葉っぱに白い粉をまぶしたような被害が出て、被害部分は後に黄色く変色します。
やや乾燥気味で、昼夜の気温差があると発生します。
密植や茎葉の茂りすぎ、日当たりや風通しの悪い環境、窒素肥料の過剰な供給などが発生を促します。

防除策としては、適切な株間を保ち、茎葉を適宜整理し、風通しと日当たりを良くすることが重要です。
病気が進行すると、トマトの収穫量にも影響が出てくるので、うどんこ病の対策や治療はしておきましょう。

園芸店・ホームセンター・インターネットなどで買える農薬をご紹介します。

トマトのうどんこ病に使用できる農薬には、「ベニカXネクストスプレー」「GFモストップジンRスプレー」「ダコニール1000」などがあります。

商品を購入される場合には、商品名、使用時期、使用方法、使用量、使用回数などを確認のうえ選ぶようにします。

ミニトマトについては「ミニトマトのうどんこ病対策・治療に効く農薬」の記事をご覧ください。

ベニカXネクストスプレー

ベニカXネクストスプレーをトマトのうどんこ病に使用する場合は、原液で使用します。使用回数は、収穫前日までに2回以内であれば可能です。

ベニカXネクストスプレーは、化学防除成分と物理防除成分を組み合わせた殺虫殺菌スプレーです。トマトのうどんこ病の予防や治療に効果的です。

GFモストップジンRスプレー

GFモストップジンRスプレーをトマトのうどんこ病に使用する場合は、原液で使用します。使用回数は、収穫前日までに3回以内であれば可能です。

GFモストップジンRスプレーは、トマトのうどんこ病を予防する効果と、治療する効果があります。

ダコニール1000

ダコニール1000をトマトのうどんこ病に使用する場合は、1000倍に希釈して使用します。散布液量は100〜300㍑/10aです。使用回数は、収穫前日までに4回以内であれば可能です。

ダコニール1000は、トマトのうどんこ病を予防する効果があります。

サンヨール

サンヨールをトマトのうどんこ病に使用する場合は、500〜700倍に希釈して使用します。散布液量は100〜300㍑/10aです。使用回数は、収穫前日までに4回以内であれば可能です。

サンヨールは、散布後に作物や花、葉に汚れが少ないのが特徴です。展着性が良好で、作物や菌体への浸透性があるため、展着剤を加える必要がありません。

トリフミン水和剤

トリフミン水和剤をトマトのうどんこ病に使用する場合は、3000倍に希釈して使用します。散布液量は100〜300㍑/10aです。使用回数は、収穫前日までに5回以内であれば可能です。

トリフミン水和剤は、トマトのうどんこ病を予防する効果と、治療する効果があります。病原菌が侵入した後の散布でも病斑の拡大や胞子形成を阻止します。

トリフミン乳剤

トリフミン乳剤をトマトのうどんこ病に使用する場合は、2000倍に希釈して使用します。散布液量は100〜300㍑/10aです。使用回数は、収穫前日までに5回以内であれば可能です。

トリフミン乳剤は、トマトのうどんこ病を予防する効果と、治療する効果があります。

家庭園芸用カリグリーン

家庭園芸用カリグリーンをトマトのうどんこ病に使用する場合は、800〜1000倍に希釈して使用します。散布液量は100〜300mL/㎡です。使用回数に制限はなく、収穫前日までに必要に応じて散布してください。

家庭園芸用 カリグリーンは、うどんこ病の予防効果は期待できませんが、発病後の治療効果に優れた効果を発揮する薬剤です。

アーリーセーフ

アーリーセーフをトマトのうどんこ病に使用する場合は、300〜600倍に希釈して使用します。散布液量は150〜500㍑/10aです。使用回数に制限はなく、収穫前日までに必要に応じて散布してください。

アーリーセーフは、トマトのうどんこ病の防除に効果的です。

ベルクートフロアブル

ベルクートフロアブルをトマトのうどんこ病に使用する場合は、2000〜4000倍に希釈して使用します。散布液量は100〜300㍑/10aです。使用回数は、収穫前日までに3回以内であれば可能です。

ベルクートフロアブルは接触型の予防薬剤で、胞子発芽、発芽管伸長、付着器形成、侵入菌糸形成等を強力に阻害します。

サンクリスタル乳剤

サンクリスタル乳剤をトマトのうどんこ病に使用する場合は、300〜600倍に希釈して使用します。散布液量は150〜500㍑/10aです。使用回数に制限はなく、収穫前日までに必要に応じて散布してください。

サンクリスタル乳剤は、うどんこ病に対して菌糸の伸長抑制効果等により効果を発揮します。

パンチョTF顆粒水和剤

パンチョTF顆粒水和剤をトマトのうどんこ病に使用する場合は、2000倍に希釈して使用します。散布液量は100~300㍑/10aです。使用回数は、収穫前日までに2回以内であれば可能です。

パンチョTF顆粒水和剤は、トマトのうどんこ病を予防する効果と、治療する効果があります。

サンヨール液剤AL

サンヨール液剤ALをトマトのうどんこ病に使用する場合は、原液で使用します。使用回数は、収穫前日までに4回以内であれば可能です。

サンヨール液剤ALは、トマトのうどんこ病の発生前に予防的に散布、または発生初期に5~7日間隔で作物に全面散布してご使用ください。

ベニカナチュラルスプレー

ベニカナチュラルスプレーをトマトのうどんこ病に使用する場合は、原液で使用します。使用回数に制限はなく、発生前~発生初期までに必要に応じて散布してください。

ベニカナチュラルスプレーは、トマトのうどんこ病を予防する効果と、治療する効果があります。

農薬保管庫(鍵付き)

農薬保管庫を使うことで、安心して農薬を保管することができます。
農薬を安全かつ適切に保管するためには、キズやサビに強く、鍵のかかる農薬保管庫を利用することが望ましいです。
家庭菜園であれば、小型や中型サイズの農薬保管庫が人気です。

※薬剤使用の留意点
本記事の商品情報などは、2023年5月時点のものです。
薬剤の適用内容については変更されることがありますので、最新の薬剤情報は各メーカーの公式情報をご確認ください。

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