カボチャのうどんこ病対策!予防・治療に効く農薬

うどん粉病対策・治療に効く農薬一覧

カボチャのうどんこ病はカビ(糸状菌)が原因で、5月~10月頃に発生します。
葉の裏や表に、白い粉をまぶしたような被害が出ます。
やや乾燥気味で、曇りの日が続くと発生します。
密植や茎葉の茂りすぎ、日当たりや風通しの悪い環境、窒素肥料の過剰な供給などが発生を促します。
被害が進むと光合成が阻害され、株が衰弱してしまいます。

防除策としては、適切な株間を保ち、茎葉を適宜整理し、風通しと日当たりを良くすることが重要です。
病気が進行すると、カボチャの収穫量にも悪影響を与えたり、株が枯れてしまうこともありますので、うどんこ病の対策や治療はしておきましょう。

園芸店・ホームセンター・インターネットなどで買える農薬をご紹介します。

カボチャのうどんこ病に使用できる農薬には、「STダコニール1000」「ダコニール1000」「GFワイドヒッター顆粒水和剤」などがあります。

商品を購入される場合には、商品名、使用時期、使用方法、使用量、使用回数などを確認のうえ選ぶようにします。

STダコニール1000

STダコニール1000をカボチャのうどんこ病に使用する場合は、1000倍に希釈して使用します。散布液量は100〜300㍑/10aです。使用回数は、収穫7日前までに3回以内であれば可能です。

STダコニール1000は、カボチャのうどんこ病を予防する効果があります。また、耐光性、耐雨性に優れ、病気から植物を守る残効性もあります。

ダコニール1000

ダコニール1000をカボチャのうどんこ病に使用する場合は、1000倍に希釈して使用します。散布液量は100〜300㍑/10aです。使用回数は、収穫7日前までに3回以内であれば可能です。

ダコニール1000は、カボチャのうどんこ病を予防する効果があります。

GFワイドヒッター顆粒水和剤

GFワイドヒッター顆粒水和剤をカボチャのうどんこ病に使用する場合は、1000倍に希釈して使用します。散布液量は100〜300mL/㎡です。使用回数は、収穫7日前までに3回以内であれば可能です。

GFワイドヒッター顆粒水和剤は、カボチャのうどんこ病を予防する効果と、治療する効果があります。

ラリー水和剤

ラリー水和剤をカボチャのうどんこ病に使用する場合は、4000〜8000倍に希釈して使用します。散布液量は150〜300㍑/10aです。使用回数は、収穫前日までに3回以内であれば可能です。

ラリー水和剤は、カボチャのうどんこ病の予防だけでなく、治療にも効果があります。さらに、病原菌が侵入した後に散布しても、菌糸の伸長を阻止し、病気の進行を防止してくれます。

パンチョTF顆粒水和剤

パンチョTF顆粒水和剤をカボチャのうどんこ病に使用する場合は、2000倍に希釈して使用します。散布液量は100〜300㍑/10aです。使用回数は、収穫前日までに2回以内であれば可能です。

パンチョTF顆粒水和剤は、カボチャのうどんこ病を予防する効果と、治療する効果があります。

トリフミン水和剤

トリフミン水和剤をカボチャのうどんこ病に使用する場合は、3000〜5000倍に希釈して使用します。散布液量は100〜300㍑/10aです。使用回数は、収穫前日までに5回以内であれば可能です。

トリフミン水和剤は、カボチャのうどんこ病を予防する効果と、治療する効果がありますので、病原菌が侵入した後の散布でも病斑の拡大や胞子形成を阻止します。

アフェットフロアブル

アフェットフロアブルをカボチャのうどんこ病に使用する場合は、2000倍に希釈して使用します。散布液量は100〜300㍑/10aです。使用回数は、収穫前日までに3回以内であれば可能です。

アフェットフロアブルは、うどんこ病に対して優れた予防効果があります。発病前から発病初期の予防散布が効果的です。

シグナムWDG

シグナムWDGをカボチャのうどんこ病に使用する場合は、1500〜2000倍に希釈して使用します。散布液量は100〜300㍑/10aです。使用回数は、収穫前日までに3回以内であれば可能です。

シグナムWDGは、うどんこ病の発病前から発病初期の予防的な散布で優れた効果を示します。

兼商モレスタン水和剤

兼商モレスタン水和剤をカボチャのうどんこ病に使用する場合は、2000〜4000倍に希釈して使用します。散布液量は100〜300㍑/10aです。使用回数は、収穫3日前までに3回以内であれば可能です。

兼商モレスタン水和剤は、低濃度で各種野菜のうどんこ病を確実に防除し、特攻的な効果を示します。

サンヨール

サンヨールをカボチャのうどんこ病に使用する場合は、500倍に希釈して使用します。散布液量は100〜300㍑/10aです。使用回数は、収穫前日までに4回以内であれば可能です。

サンヨールは、散布後に作物や花、葉に汚れが少ないのが特徴です。展着性が良好で、作物や菌体への浸透性があるため、展着剤を加える必要がありません。

サンヨール液剤AL

サンヨール液剤ALをカボチャのうどんこ病に使用する場合は、原液で使用します。使用回数は、収穫前日までに4回以内であれば可能です。

サンヨール液剤ALは、カボチャのうどんこ病の発生前に予防的に散布、または発生初期に5~7日間隔で作物に全面散布して使用します。

フルピカフロアブル

フルピカフロアブルをカボチャのうどんこ病に使用する場合は、2000〜3000倍に希釈して使用します。散布液量は100〜300㍑/10aです。使用回数は、収穫前日までに4回以内であれば可能です。

フルピカフロアブルは、新しい作用性を持つ殺菌剤で、病原菌の細胞壁分解酵素の分泌や菌体内の栄養源の取り込みを抑制することで、植物への侵入を阻害します。既存剤に比べて耐性が低い菌株にも効果があります。

農薬保管庫(鍵付き)

農薬保管庫を使うことで、安心して農薬を保管することができます。
農薬を安全かつ適切に保管するためには、キズやサビに強く、鍵のかかる農薬保管庫を利用することが望ましいです。
家庭菜園であれば、小型や中型サイズの農薬保管庫が人気です。

※薬剤使用の留意点
本記事の商品情報などは、2023年5月時点のものです。
薬剤の適用内容については変更されることがありますので、最新の薬剤情報は各メーカーの公式情報をご確認ください。

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