サヤエンドウのうどんこ病対策!予防・治療に効く農薬

うどん粉病対策・治療に効く農薬一覧

サヤエンドウのうどんこ病はカビ(糸状菌)が原因で、2月~7月頃に発生します。
葉っぱに白い粉をまぶしたような被害が出ます。
病気が進行すると、サヤエンドウの収穫量にも悪影響を与えたり、株が枯れてしまうこともありますので、うどんこ病の対策や治療はしておきましょう。

園芸店・ホームセンター・インターネットなどで買える農薬をご紹介します。

サヤエンドウのうどんこ病に使用できる農薬には、「STサプロール乳剤」「ラリー水和剤」「トリフミン水和剤」などがあります。

商品を購入される場合には、商品名、使用時期、使用方法、使用量、散布間隔などを確認のうえ選ぶようにします。

STサプロール乳剤

STサプロール乳剤をサヤエンドウのうどんこ病に使用する場合は、1500倍に希釈して使用します。散布液量は100〜300㍑/10aです。使用頻度は、収穫前日までに3回以内であれば可能です。

STサプロール乳剤は、病気の予防効果だけでなく、葉の内部に侵入した病原菌も退治する治療効果も兼ね備えた殺菌剤です。

ラリー水和剤

ラリー水和剤をサヤエンドウのうどんこ病に使用する場合は、4000〜8000倍に希釈して使用します。散布液量は150〜300㍑/10aです。使用頻度は、収穫前日までに3回以内であれば可能です。

ラリー水和剤は、サヤエンドウのうどんこ病の予防だけでなく、治療にも効果があります。さらに、病原菌が侵入した後に散布しても、菌糸の伸長を阻止し、病気の進行を防止してくれます。

トリフミン水和剤

トリフミン水和剤をサヤエンドウのうどんこ病に使用する場合は、3000〜5000倍に希釈して使用します。散布液量は100〜300㍑/10aです。使用頻度は、収穫前日までに5回以内であれば可能です。

トリフミン水和剤は、サヤエンドウのうどんこ病を予防する効果と、治療する効果がありますので、病原菌が侵入した後の散布でも病斑の拡大や胞子形成を阻止します。

サンヨール

サンヨールをサヤエンドウのうどんこ病に使用する場合は、500倍に希釈して使用します。散布液量は100〜300㍑/10aです。使用頻度は、収穫前日までに4回以内であれば可能です。

サンヨールは、散布後に作物や花、葉に汚れが少ないのが特徴です。展着性が良好で、作物や菌体への浸透性があるため、展着剤を加える必要がありません。

シグナムWDG

シグナムWDGをサヤエンドウのうどんこ病に使用する場合は、1500〜2000倍に希釈して使用します。散布液量は100〜300㍑/10aです。使用頻度は、収穫前日までに2回以内であれば可能です。

シグナムWDGは、うどんこ病の発病前から発病初期の予防的な散布で優れた効果を示します。

サプロール乳剤

サプロール乳剤をサヤエンドウのうどんこ病に使用する場合は、1500倍に希釈して使用します。散布液量は100〜300㍑/10aです。使用頻度は、収穫前日までに3回以内であれば可能です。

サプロール乳剤は、うどんこ病の予防効果と治療効果を兼ね備えた殺菌剤です。

プロパティフロアブル

プロパティフロアブルをサヤエンドウのうどんこ病に使用する場合は、3000倍に希釈して使用します。散布液量は100〜300㍑/10aです。使用頻度は、収穫前日までに3回以内であれば可能です。

プロパティフロアブルは、うどんこ病菌の様々なステージに作用し、付着器、吸器、胞子の形成、菌糸の伸長を阻害することができます。また、新しい作用機構を持ち、表皮寄生性だけでなく内部寄生性のうどんこ病にも効果があります。

農薬保管庫(鍵付き)

農薬保管庫を使うことで、安心して農薬を保管することができます。
農薬を安全かつ適切に保管するためには、キズやサビに強く、鍵のかかる農薬保管庫を利用することが望ましいです。
家庭菜園であれば、小型や中型サイズの農薬保管庫が人気です。

※薬剤使用の留意点
本記事の商品情報などは、2023年5月時点のものです。
薬剤の適用内容については変更されることがありますので、最新の薬剤情報は各メーカーの公式情報をご確認ください。

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