キュウリのうどんこ病はカビ(糸状菌)が原因で、5月~10月頃に発生します。
葉っぱに白い粉をまぶしたような被害が出ます。
やや乾燥気味で、曇りの日が続くと発生します。
密植や茎葉の茂りすぎ、日当たりや風通しの悪い環境、窒素肥料の過剰な供給などが発生を促します。
防除策としては、適切な株間を保ち、茎葉を適宜整理し、風通しと日当たりを良くすることが重要です。
キュウリはつるが伸びるので、つるを適切に誘引します。
病気が進行すると、キュウリが曲がる原因になったり、株が枯れてしまうこともあるので、うどんこ病の対策や治療はしておきましょう。
園芸店・ホームセンター・インターネットなどで買える農薬をご紹介します。
キュウリのうどんこ病に使用できる農薬には、「ベニカXネクストスプレー」「ダコニール1000」「サンヨール」などがあります。
商品を購入される場合には、商品名、使用時期、使用方法、使用量、使用回数などを確認のうえ選ぶようにします。
ベニカXネクストスプレー
ベニカXネクストスプレーをキュウリのうどん粉病に使用する場合は、原液で使用します。使用回数は、収穫前日までに2回以内であれば可能です。
ベニカXネクストスプレーは、化学防除成分と物理防除成分を組み合わせた殺虫殺菌スプレーです。ナスのうどんこ病の予防や治療に効果的です。
ベニカグリーンVスプレー
ベニカグリーンVスプレーをキュウリのうどんこ病に使用する場合は、原液で使用します。使用回数は、収穫前日までに5回以内であれば可能です。
ベニカグリーンVスプレーは、キュウリのうどんこ病を予防する効果と、治療する効果があります。
ベニカXファインスプレー
ベニカXファインスプレーをキュウリのうどんこ病に使用する場合は、原液で使用します。使用回数は、収穫前日までに3回以内であれば可能です。
ベニカXファインスプレーは、病原菌の侵入を防いで病気も防除します。
ダコニール1000
ダコニール1000をキュウリのうどんこ病に使用する場合は、1000倍に希釈して使用します。散布液量は100〜300㍑/10aです。使用回数は、収穫前日までに12回以内であれば可能です。
ダコニール1000は、キュウリのうどんこ病を予防する効果があります。
サンヨール
サンヨールをキュウリのうどんこ病に使用する場合は、500倍に希釈して使用します。散布液量は100〜300㍑/10aです。使用回数は、収穫前日までに4回以内であれば可能です。
サンヨールは、散布後に作物や花、葉に汚れが少ないのが特徴です。展着性が良好で、作物や菌体への浸透性があるため、展着剤を加える必要がありません。
サンヨール液剤AL
サンヨール液剤ALをキュウリのうどんこ病に使用する場合は、原液で使用します。使用回数は、収穫前日までに4回以内であれば可能です。
サンヨール液剤ALは、キュウリのうどんこ病の発生前に予防的に散布、または発生初期に5~7日間隔で作物に全面散布して使用します。
トップジンM水和剤
トップジンM水和剤をキュウリのうどんこ病に使用する場合は、1500〜2000倍に希釈して使用します。散布液量は100〜300㍑/10aです。使用回数は、収穫前日までに5回以内であれば可能です。
トップジンM水和剤は、既に植物体に感染した病原菌に対しても効果を発揮する、浸透移行性に優れた殺菌剤です。
ポリオキシンAL水和剤
ポリオキシンAL水和剤をキュウリのうどんこ病に使用する場合は、1000倍に希釈して使用します。散布液量は100〜300㍑/10aです。使用回数は、収穫前日までに2回以内であれば可能です。
ポリオキシンAL水和剤は、キュウリのうどんこ病を予防する効果と、治療する効果があります。
ポリオキシンAL乳剤
ポリオキシンAL乳剤をキュウリのうどんこ病に使用する場合は、1000倍に希釈して使用します。散布液量は100〜300㍑/10aです。使用回数は、収穫前日までに2回以内であれば可能です。
ポリオキシンAL水和剤は、キュウリのうどんこ病を予防する効果と、治療する効果があります。
トリフミン水和剤
トリフミン水和剤をキュウリのうどんこ病に使用する場合は、3000〜5000倍に希釈して使用します。散布液量は100〜300㍑/10aです。使用回数は、収穫前日までに5回以内であれば可能です。
トリフミン水和剤は、キュウリのうどんこ病を予防する効果と、治療する効果がありますので、病原菌が侵入した後の散布でも病斑の拡大や胞子形成を阻止します。
トリフミン乳剤
トリフミン乳剤をキュウリのうどんこ病に使用する場合は、2000倍に希釈して使用します。散布液量は100〜300㍑/10aです。使用回数は、収穫前日までに5回以内であれば可能です。
トリフミン乳剤は、キュウリのうどんこ病を予防する効果と、治療する効果があります。
ラリー水和剤
ラリー水和剤をキュウリのうどんこ病に使用する場合は、4000〜8000倍に希釈して使用します。散布液量は150〜300㍑/10aです。使用回数は、収穫前日までに5回以内であれば可能です。
ラリー水和剤は、キュウリのうどんこ病の予防だけでなく、治療にも効果があります。さらに、病原菌が侵入した後に散布しても、菌糸の伸長を阻止し、病気の進行を防止してくれます。
農薬保管庫(鍵付き)
農薬保管庫を使うことで、安心して農薬を保管することができます。
農薬を安全かつ適切に保管するためには、キズやサビに強く、鍵のかかる農薬保管庫を利用することが望ましいです。
家庭菜園であれば、小型や中型サイズの農薬保管庫が人気です。
※薬剤使用の留意点
本記事の商品情報などは、2023年5月時点のものです。
薬剤の適用内容については変更されることがありますので、最新の薬剤情報は各メーカーの公式情報をご確認ください。
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