ニンジンのうどんこ病対策!予防・治療に効く農薬

うどん粉病対策・治療に効く農薬一覧

ニンジンのうどんこ病はカビ(糸状菌)が原因で、9月~11月頃に発生します。

園芸店・ホームセンター・インターネットなどで買える農薬をご紹介します。

ニンジンのうどんこ病に使用できる農薬には、「トリフミン水和剤」「シグナムWDG」「日曹ファンタジスタ顆粒水和剤」などがあります。

商品を購入される場合には、商品名、使用時期、使用方法、使用量、散布間隔などを確認のうえ選ぶようにします。

トリフミン水和剤

トリフミン水和剤をニンジンのうどんこ病に使用する場合は、3000倍に希釈して使用します。散布液量は100~300㍑/10aです。使用頻度は、収穫前日までに3回以内であれば可能です。

トリフミン水和剤は、ニンジンのうどんこ病を予防する効果と、治療する効果があります。病原菌が侵入した後の散布でも病斑の拡大や胞子形成を阻止します。

シグナムWDG

シグナムWDGをニンジンのうどんこ病に使用する場合は、2000倍に希釈して使用します。散布液量は100~300㍑/10aです。使用頻度は、収穫14日前までに2回以内であれば可能です。

シグナムWDGは、うどんこ病の発病前から発病初期の予防的な散布で優れた効果を示します。

日曹ファンタジスタ顆粒水和剤

日曹ファンタジスタ顆粒水和剤をニンジンのうどんこ病に使用する場合は、3000倍に希釈して使用します。散布液量は100~300㍑/10aです。使用頻度は、収穫3日前までに3回以内であれば可能です。

日曹ファンタジスタ顆粒水和剤は、うどんこ病の予防効果に加えて、病斑進行を阻止する効果があります。

アミスターオプティフロアブル

アミスターオプティフロアブルをニンジンのうどんこ病に使用する場合は、1000倍に希釈して使用します。散布液量は100~400㍑/10aです。使用頻度は、収穫21日前までに2回以内であれば可能です。

アミスターオプティフロアブルを使用する際は、予防に重点を置いて病害発生前から予防散布を行います。

ヨネポン水和剤

ヨネポン水和剤をニンジンのうどんこ病に使用する場合は、500倍に希釈して使用します。散布液量は100~300㍑/10aです。使用頻度は、収穫7日前までに4回以内であれば可能です。

ヨネポン水和剤は、銅イオンによる殺菌効果があり、細菌や糸状菌性の病気に効果的です。また、耐性が生じにくい特徴があります。

農薬保管庫(鍵付き)

農薬保管庫を使うことで、安心して農薬を保管することができます。
農薬を安全かつ適切に保管するためには、キズやサビに強く、鍵のかかる農薬保管庫を利用することが望ましいです。
家庭菜園であれば、小型や中型サイズの農薬保管庫が人気です。

※薬剤使用の留意点
本記事の商品情報などは、2023年5月時点のものです。
薬剤の適用内容については変更されることがありますので、最新の薬剤情報は各メーカーの公式情報をご確認ください。

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