スイカのうどんこ病対策!予防・治療に効く農薬

うどん粉病対策・治療に効く農薬一覧

スイカのうどんこ病はカビ(糸状菌)が原因で、6月~8月頃に発生します。

園芸店・ホームセンター・インターネットなどで買える農薬をご紹介します。

スイカのうどんこ病に使用できる農薬には、「ラリー水和剤」「パンチョTF顆粒水和剤」「トリフミン水和剤」などがあります。

商品を購入される場合には、商品名、使用時期、使用方法、使用量、散布間隔などを確認のうえ選ぶようにします。

ラリー水和剤

ラリー水和剤をスイカのうどんこ病に使用する場合は、4000~8000倍に希釈して使用します。散布液量は150~300㍑/10aです。使用頻度は、収穫前日までに5回以内であれば可能です。

ラリー水和剤は、スイカのうどんこ病の予防だけでなく、治療にも効果があります。さらに、病原菌が侵入した後に散布しても、菌糸の伸長を阻止し、病気の進行を防止してくれます。

パンチョTF顆粒水和剤

ラリー水和剤をスイカのうどんこ病に使用する場合は、2000倍に希釈して使用します。散布液量は100~300㍑/10aです。使用頻度は、収穫前日までに2回以内であれば可能です。

パンチョTF顆粒水和剤は、スイカのうどんこ病を予防する効果と、治療する効果があります。

トリフミン水和剤

トリフミン水和剤をスイカのうどんこ病に使用する場合は、3000~5000倍に希釈して使用します。散布液量は100~300㍑/10aです。使用頻度は、収穫前日までに5回以内であれば可能です。

トリフミン水和剤は、スイカのうどんこ病を予防する効果と、治療する効果があります。病原菌が侵入した後の散布でも病斑の拡大や胞子形成を阻止します。

アフェットフロアブル

アフェットフロアブルをスイカのうどんこ病に使用する場合は、2000倍に希釈して使用します。散布液量は100~300㍑/10aです。使用頻度は、収穫前日までに3回以内であれば可能です。

アフェットフロアブルは、うどんこ病に対して優れた予防効果があります。発病前から発病初期の予防散布が効果的です。

サンヨール

サンヨールをスイカのうどんこ病に使用する場合は、500倍に希釈して使用します。散布液量は100~300㍑/10aです。使用頻度は、収穫前日までに4回以内であれば可能です。

サンヨールは、散布後に作物や花、葉に汚れが少ないのが特徴です。展着性が良好で、作物や菌体への浸透性があるため、展着剤を加える必要がありません。

シグナムWDG

シグナムWDGをスイカのうどんこ病に使用する場合は、1500~2000倍に希釈して使用します。散布液量は100~300㍑/10aです。使用頻度は、収穫前日までに3回以内であれば可能です。

シグナムWDGは、うどんこ病の発病前から発病初期の予防的な散布で優れた効果を示します。

サンヨール液剤AL

サンヨール液剤ALをスイカのうどんこ病に使用する場合は、原液で使用します。使用頻度は、収穫前日までに4回以内であれば可能です。

サンヨール液剤ALは、スイカのうどんこ病の発生前に予防的に散布、または発生初期に5~7日間隔で作物に全面散布して使用します。

OATイオウフロアブル

OATイオウフロアブルをスイカのうどんこ病に使用する場合は、500倍に希釈して使用します。散布液量は100~300㍑/10aです。使用頻度に制限はなく、発病前~発病初期までに必要に応じて散布してください。

OATイオウフロアブルは、作物の表面に均一に付着するので、うどんこ病にも高い効果を発揮します。

ポリオキシンAL水溶剤「科研」

ポリオキシンAL水溶剤「科研」をスイカのうどんこ病に使用する場合は、1000~2000倍に希釈して使用します。散布液量は100~300㍑/10aです。使用頻度は、収穫3日前までに5回以内であれば可能です。

ポリオキシンAL水溶剤「科研」は、スイカのうどんこ病等に有効で、予防効果と治療効果があります。

ベルクート水和剤

ベルクート水和剤をスイカのうどんこ病に使用する場合は、1000倍に希釈して使用します。散布液量は100~300㍑/10aです。使用頻度は、収穫前日までに4回以内であれば可能です。

ベルクート水和剤は、多くの病害に対して優れた予防効果があり、病原菌の感染の胞子発芽、菌糸伸長、付着器、侵入糸形成などの各ステップを強く阻害することができます。

ベルクートフロアブル

ベルクートフロアブルをスイカのうどんこ病に使用する場合は、1000倍に希釈して使用します。散布液量は100~300㍑/10aです。使用頻度は、収穫前日までに4回以内であれば可能です。

ベルクートフロアブルは接触型の予防薬剤で、胞子発芽、発芽管伸長、付着器形成、侵入菌糸形成等を強力に阻害します。

アミスターオプティフロアブル

アミスターオプティフロアブルをスイカのうどんこ病に使用する場合は、1000倍に希釈して使用します。散布液量は100~400㍑/10aです。使用頻度は、収穫3日前までに4回以内であれば可能です。

アミスターオプティフロアブルを使用する際は、予防に重点を置いて病害発生前から予防散布を行います。

農薬保管庫(鍵付き)

農薬保管庫を使うことで、安心して農薬を保管することができます。
農薬を安全かつ適切に保管するためには、キズやサビに強く、鍵のかかる農薬保管庫を利用することが望ましいです。
家庭菜園であれば、小型や中型サイズの農薬保管庫が人気です。

※薬剤使用の留意点
本記事の商品情報などは、2023年5月時点のものです。
薬剤の適用内容については変更されることがありますので、最新の薬剤情報は各メーカーの公式情報をご確認ください。

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