農薬用マスク(のうやくようますく)

農薬用マスク

農薬を取り扱う際には、適切な安全対策が必要です。その中でも、農薬用マスクは重要な役割を果たします。農薬用マスクとは、国家検定を合格した使い捨てタイプの「防じんマスク」のことです。
農薬用マスクは、粒剤、粉末のほか液体タイプの農薬もほぼ100%除去することができます。

農薬は、口や鼻から吸い込む、肌に付着する、目に入るなど、様々な形で人体に悪影響を与えます。中でも、口や鼻から吸引する場合は中毒発症のリスクが高いため、農薬用マスクは欠かせないアイテムと言えます。
ただし、マスクだけでなく、保護メガネ、保護手袋、帽子、長袖などの着用も必要です。普通のマスクやタオルでの覆いだけでは不十分であり、スプレータイプ式のものでも、薬剤を吸い込んだり浴びたりする危険性があるため、注意が必要です。

液状の薬剤を散布するときは、体調不良の日を避け、風の無い日を選んで午前中か夕方に散布します。また、農薬を使用する際には、商品ラベルの注意事項をよく読み、使用時期や使用期限、使用回数などを確認することが重要です。

農薬の散布後は、手や顔などを石鹸でよく洗い、うがいも忘れずに行います。また、農薬の保管管理に十分注意し、子供やペットなどの不慮の事故を防ぐようにします。農薬用マスクを購入するときは、自分の顔に合う密着性の高いものを選びます。眼鏡の上から装着できる「保護メガネ」なども販売されています。


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