接ぎ木苗(つぎきなえ)

接ぎ木苗

「接ぎ木苗」とは、異なる性質を持つ植物を組み合わせて作られた苗のことで、両者の特性を生かした強い苗を作ることができます。
キュウリ、スイカ、メロンなどの栽培では、ユウガオやカボチャを台木にして接ぎ木苗を作ります。また、ナスやトマトでも接ぎ木苗を利用して栽培が行われています。

接ぎ木苗の最大のメリットは、病害虫や環境ストレス、連作障害に対する耐性があることです。通常の苗よりも病害虫に強く、寒暖の差や気象条件の変化にも強いため、安定した収穫量が期待できます。
また、同じ場所で栽培しても、連作障害を軽減することができます。

接ぎ木苗は、普通の苗よりも割高な傾向があります。しかし、病害虫対策にかかるコストを軽減することができるため、長期的に見るとコストパフォーマンスが高いと言えます。

接ぎ木の技術は非常に高度で、初心者には簡単に行えるものではありません。
そのため、家庭菜園では接ぎ木苗を購入するのが一般的です。

接ぎ木苗は病害虫に強く、無農薬栽培を行いたい人にもおすすめです。また、小さな庭やベランダなどの限られたスペースでも、接ぎ木苗を使用することで多種類の野菜を育てることができます。


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