赤玉土(あかだまつち)

赤玉土(あかだまつち)

「赤玉土」は、野菜や果樹、花などを栽培するときに、基本用土して幅広く使われています。
野菜にとって良い土とは、通気性、排水性、保水性、保肥性が保たれていることです。
赤玉土は、これら4つの特性に優れているので、基本用土としてよく利用されています。

一般的な野菜用培養土は、赤玉土を主体に、黒土、腐葉土、肥料などが最適に調整されて作られています。
自分で土をブレンドするときは、赤玉土を主体にして腐葉土などの改良用土を加えると水はけや通気性が高まり、野菜がよく育つようになります。

赤玉土は、関東ローム層の中層にある粘土質の赤土を乾燥させ、粒状に加工したものです。
粒状なので、粒の間にすきまができて空気と水の通りが良く、粘土質が水分と肥料を保持してくれます。
赤玉土は土壌pH5.0~6.0の弱酸性で、鹿沼土は土壌pH4.0~5.0の酸性です。
多くの野菜は土壌pH6.0~6.5の弱酸性でよく育つので、赤玉土は野菜栽培に最適の用土です。

赤玉土は、大きく分けると大粒、中粒、小粒の3種類があり、粒の大きさによって使い分けます。
大粒の赤玉土は、排水性が非常に良く通気性が高いため、鉢底石に適しています。
中粒の赤玉土は、排水性と保水力が良く、幅広く使うことができます。
小粒の赤玉土は、保水力、保肥性が高いのでプランター栽培に適しています。

赤玉土は肥料分を含んでいないため、自分で用土を作るときは、赤玉土に腐葉土やバーミュキュライトを配合し、苦土石灰や化成肥料などを混ぜ合わせます。


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